キッチンカー・移動販売の試食見学会

移動販売の失敗談

【失敗事例5つ】移動販売で廃業する致命的な理由とその対処法

移動販売・キッチンカー参入者は年々増加傾向にあり、人気のある仕事になりつつあります。

参照:【将来性あり】移動販売の仕事とは?|あなたが手にするのは自由な生き方です

ですがせっかく開業のチャンスをものにできても、失敗し廃業に追い込まれるのではあまりにもったいないですよね。

そこでこの記事では、移動販売で多くの方が失敗しやすいポイントとして下記の5つをご紹介しています。

  1. 出店場所をリサーチしないまま開業してしまい、売る場所がない
  2. キッチンカーの車種選びで失敗し、後悔した
  3. プロパンガス(LPガス)が調達できず、営業できない
  4. フランチャイズのロイヤリティの支払いが負担になる
  5. キッチンカー製作にお金をかけすぎてしまった

この5つに関する説明はのちほどゆっくり行いますので、かならず最後まで読んでいただきたいのですが、これらの失敗はじつは移動販売の本質的な失敗原因ではないんですね。

あらかじめ知っていれば回避できるような表面的な失敗です。

キッチンカーで廃業に追い込まれる人のもっとも致命的な原因はほかにありますので、まずはその点について解説しておきます。

移動販売で廃業する人の致命的な原因

収入源を移動販売1本にしてしまうことは、もっとも致命的な廃業の原因となります。

結論から申し上げますと、移動販売で失敗する根本的な理由としては移動販売を専業にしてしまうこと。

これにつきます。

多くの方が、

  • 個人事業主として収入を得たことがない。
  • (自分で作った)食べ物を人に売ったことがない。

という状況にもかかわらず、

  • 数百万円の開業資金を投じる
  • 脱サラして確実な収入源を断つ

というあまりにも無謀な状態から移動販売をスタートされるんです。

なかには夫婦で移動販売を開業したいという方までいらっしゃいますが、これってあまりにもリスキーだと思いませんか?

なにか一つでも、『確実に』収入につながる要素があればいいのですが、この状態を見る限り、何もありませんよね。

このあまりにもリスキーな開業スタイルこそ、移動販売で失敗する人の最大の原因になっているのです。

わたし自身も痛感した「見込みの甘さ」

テント販売(露店販売形式)のクレープ移動販売店の出店風景

わたしはキッチンカーを製作する前に、テントでのクレープ販売の経験が5年ほどありました。

その間に商品づくりは完了していましたし、ファンになってくださるお客さんの獲得にもある程度成功していたと自負しています。

出店する場所も確保できていました。

そこから、もっと効率よく移動販売に専念したいと思い、フードトラックの製作へと切り替えたわけですが、実際の販売はけっして思い通りにはいきませんでした。

売れないことはないのですが、当初思い描いていたほどの利益にはつながらなかったのです。

5年の販売経験・個人事業主の経験があった私でも、当初の見込みはそうとう甘いものになっていたといわざるを得ません。

もちろん、当時のわたしよりも販売力のある方はたくさんいらっしゃると思います。

ですが「とりあえず移動販売1本で生活していけると確信できてから専業にする」というのでも、遅くないのでは・・・?というのが私の経験から言えるアドバイスです。

まずは、移動販売を副業で始めること。

これがキッチンカー初心者が成功する秘訣となります。

移動販売を副業(or複業)で始めることのメリット

移動販売以外に収入源があれば、失敗を成功へと改善する時間を確保できます。

はじめて個人事業主になるあなたは、多かれ少なかれ必ずどこかで失敗します。

もちろん私もそうでしたし、今でも失敗を繰り返しながら修正する日々を送っています。

ましてや移動販売となると出店する地域によってもかなり事情が違ってくると思いますので、それぞれのオーナーが失敗しながら、実践の中で学んでいくしかないのが実情です。

そんな状況で、たとえば毎月10万円でも安定した収入があればどうでしょうか。

それらの失敗を修正する時間的なゆとりが生まれ、圧倒的に移動販売を続けやすくなります。

このように、移動販売を副業としてスタートすることで得られるメリットは「失敗を修正するための精神的・時間的なゆとり」です。

移動販売で陥りやすい失敗5つ

以上、移動販売を『副業』で始めることがいかに重要なのか、お分かりいただけたと思います。

この大前提を理解したうえで、先にご紹介した5つの失敗原因についても必ず知っておいていただきたいところです。

前述のとおり、これらの失敗の原因は事前に知っていれば回避できるものばかりなので、確実に抑えておいてください。

失敗1|出店場所をリサーチしておらず、売る場所がない

出店場所は、簡単には見つかりません。

キッチンカーを製作しただけでは、移動販売をスタートできません。

なぜなら、移動販売は出店できる場所があって初めて販売できる営業形態だからです。

過去には、

キッチンカーを製作して、保健所の許可も取得したので出店先を探してみたんですけど、思うように見つけられずに困っています・・・。

というご相談の電話をいただいたことがありましたが、正直準備不足と言わざるを得ませんね。

出店場所は、開業前から確保しておかないと絶対に失敗しますのでご注意ください。

失敗2|キッチンカーの車種選びで失敗し、後悔した

軽ボックスカーは、長時間の販売による膝・腰・肩への負担が大きいため、中には開業後に車種を買替えた方もいらっしゃいます。

多くの場合、費用を抑えるために、軽ボックスタイプのキッチンカーを選択されます。

初期費用の安さはもちろん大きなメリット。

ですが、

  1. 座ったまま、腕を高く上げて調理作業を行うことになるため肩にかかる負担は相当大きくなる。
  2. 長い時間座ったままでの調理販売を続けることで、膝や腰まで痛めてしまう。

というデメリットについては、ご存じない方が多いのです。

車種を選ぶときは初期費用だけでなく、そのほかの要因も含めて総合的に判断しなければ失敗します。

軽ボックス車の使用感について、開業経験者に伺いましたのでご参照ください↓

ただし、これらデメリットを理解したうえで軽ボックスタイプを選ぶのであれば全然OKですよ♪

失敗3|プロパンガス(LPガス)が調達できない

LPガスが簡単に契約できるというのは大きな間違い。実際はかなりの方が、ガス調達ができずに苦労されています。

キッチンカーの開業にまつわる失敗で、最も多いのがコレ。

調理に必要なLPガスを契約・購入しようと探しているけど、どのガス屋さんにも断られて困っている・・というもの。

キッチンカーが完成してからこの事実に気づいたのでは遅すぎます!

必ずキッチンカー製作前に、最寄りのガス屋さんに確認しておいてください。

ガスを購入するための具体的な方法その他については、こちらの記事↓で詳しく解説しています。

失敗4|フランチャイズのロイヤリティが負担になる

高額なフランチャイジーの支払いは、あなたの経営を圧迫します。

  • 自力で開業することに自信がない
  • 脱サラして、すぐに移動販売の仕事を始めたい

こんな方におすすめなのが、移動販売のフランチャイズで開業するという選択です。

フランチャイズに加盟すると、ほぼマンツーマンで開業までのサポートが受けられますし、販売に必要なノウハウはすべて教えてもらえます。

最近では、

  1. オリジナルメニューの販売OK
  2. 「ロイヤリティフリー」*本部に支払う上納金みたいなモンです。
  3. オリジナルの屋号OK

など、メリットの大きな契約形態のものも増えてきています。

しかし、中には②でご紹介した「ロイヤリティー」の毎月の支払いで苦しむ人もいるのです。

フランチャイズに加盟する場合は、必ず契約の中身をよく確認し、本当に続けていけるかどうかよく考えてから加盟するようにしましょう。

失敗5|キッチンカー製作にお金をかけすぎてしまった

装備は必要最低限に抑え、キッチンカーの製作費用は高額になりすぎないように注意!

最後はこちらの失敗事例です。

キッチンカーに必要以上の設備を搭載して、最終的な製作費用を引き上げることで儲けを出す車屋さん。

実際にあります。

あれもこれもと過度の改造を提案し、実際には必要のないところまでキッチン部分(内装)を作り込んで販売しようとする車屋には絶対騙されないでください!

  1. 8ナンバーへの改造を勧めてくる車屋
  2. いろんなキッチン設備を搭載させようとする車屋
  3. 電源設備としてバッテリー搭載を強く勧めてくる車屋

こんな車屋には要注意ですし、複数業者から見積もりを取るのは最低限必要なことだと思います。

移動販売は副業からスタートさせてください!

以上ご紹介したように、移動販売一本で生計を立てるというのはかなりハードルの高い挑戦になります。

わたしが知る現役オーナーでさえ、移動販売一本で生活されている方のほうが少ないですから、これから開業する方には相当厳しいものになるはずです。

だからこそ、移動販売を最初から専業でスタートさせることはまったくオススメできません。

副業で余裕をもって販売を続けていれば、お客さんも増えていきますし、出店場所も年々拡大していきます。

移動販売で一発当ててやろう!というスタンスではなく、いかに細く長く続けていけるかを念頭に開業してはいかがでしょうか?

また、ご紹介した5つのポイントも踏まえながら、どうか失敗しない移動販売を目指して頑張ってみてくださいね。