キッチンカー・移動販売の試食見学会

移動販売の収入・収支

【経費10種】移動販売・キッチンカー営業に必要な経費とは?【内訳と比率】

移動販売には、大きく分けて下記の↓10種類ほどの経費が必要となります。

どんなメニューを販売する場合でも、移動販売の経費としては大体同じものになるはずです。

  1. 交通費
  2. 包装資材費
  3. 販促費
  4. 消耗品
  5. 水道光熱費
  6. キッチンカー(車両)維持費
  7. PL保険料
  8. 営業許可取得手数料
  9. 通信費
  10. 出店料

今回はこれらの経費の中身とその割合について、具体的に解説していきたいと思います。

あなたが販売したいメニューに当てはめて、一度シュミレーションしてみてください。

①交通費(ガソリン代と高速道路料金)

YUKO所長
YUKO所長
私が支払ってきた交通費は、売上の2%程度です。

まず交通費からご紹介していきます。

ここで言う交通費には、

  • 出店する日のガソリン代と高速道路料金
  • 食材を仕入れるための買い出しにかかるガソリン代

の2つが含まれています。

わたしは、住所地である京都府北部以外に出店することがほとんどありません。

遠くても60Km圏内。片道1時間程度で行けるところしか出店しないようにしています。

ですから、交通費が売上の2%で収まっているのです。

遠方に出店すればするほど交通費は高額になってしまい、経費はどんどん増えていきます。

よって『利益と交通費とのバランス』を考えた出店場所選びが、無駄な交通費をなくすポイントになります。

交通費を必要最小限に抑えるポイント

たとえば、往復の交通費が1万円でも、10万円の売上があれば手元に残るのは9万円。

◆10万円の売上があれば・・・◆
10万円(売上)-1万円(交通費)=9万円がのこる

これ↑だったら、遠くても出店する価値は十分あると思います。

ですが1日5万円の売上しか見込めないとなると、話は変わってきますよね。

往復の交通費1万円をはらうと、手元に残るのはたった4万円↓。

◆5万円しか売れなければ・・・◆
5万円(売上)-1万円(交通費)=4万円しかの残らない

それなら、自宅の近くで売上4万円を見込める場所を探したほうが、余計な交通費がかかりません。

時間的にも体力的にも、ゆとりをもった販売ができますよね。

このように、手元に残る利益(時間的・身体的な利益も含む)と交通費とのバランスを考えて出店先を選んでみてください。

必要最低限の交通費におさえられるのでオススメですよ。

ガソリン代の算出方法

ガソリン代をどのように算出するのか、基準を決めておくと計算がラクになります。

私の場合、ガソリン代の価格は1Km20円で統一。

例えば自宅から出店場所まで片道30Kmだとしたら、1,200円をガソリン代として計上しています。

◆計算方法◆
60Km(往復)×20円=1,200円

出店場所まで、グーグルマップで行き先を指定してその都度距離を確認しています。

同じ出店場所に行くことが多いので、一度距離を確認すればその後もずっと同じ料金で計算できますし、それほど手間はかかっていません。

もっと効率のいい計算方法があれば、ぜひ教えてください 笑)




②包装資材費

YUKO所長
YUKO所長
私が支払ってきた包装資材費は、売上の1%~4%程度です

次は包装資材費について。

包装資材というのは、例えばクレープならクレープを包む紙とか、スプーン。

テイクアウトしてもらうためのナイロン袋・手提げ袋など、商品を提供する際に使われるもの全般を指します。

こちらも過度の包装や高価な包装資材を避けることで、必要最小限に抑えることは可能です。

ただし、ランチ系メニューに使用されるランチボックスやお菓子の販売に必要なケーキ箱などの包装資材は、単価が高いものが多いように感じます。

あまり簡素にしすぎても、商品の見た目を悪くする原因になりますので、バランスを見ながら必要最小限になるように調整してみてください。

包装資材費のワンポイントアドバイス

YUKO所長
YUKO所長
ASUKL(アスクル)はやっぱり、安くて便利です♪

包装資材は業務スーパーで調達する人もいれば、ネット通販を利用する人などさまざまです。

私の場合は、ドリンクに使用するストローやプラスチックカップはASUKL(アスクル)で発注しています。

プラカップはいろいろ買い比べてみましたが、アスクルのものが一番手ごろな値段で、おしゃれなものが多いと感じました。

いろんな包装資材があって、私の周りのオーナーさんでも利用されている方が多いです。

さらにASUKLなら、購入価格1,000円以上から送料が無料になります。

こまめに買っても送料がかからないので、気軽に注文できてめちゃめちゃオススメです♪

もちろん、個人でも購入できますよ!

③販促費(ホームページ維持費・チラシ作成費用など)

YUKO所長
YUKO所長
私が支払ってきた販促費は、売上の0.5%程度です。

販促費とは、

  • ホームページ維持費・製作費
  • ブログ維持費・製作費
  • チラシ製作費
  • のぼり製作費
  • 看板製作費 

など、主に集客するために必要なツールの製作費用のこと。

私はホームページを維持費を支払って運用していますので、2015年ごろから毎年6000円ほど維持費がかかっています。

そのほか単発で「のぼり」を作成した年もあり、その年は余分に費用が発生しました。

無料のものでいいので、ブログかホームページはあったほうが、ネット検索したお客さんには親切かもしれませんね。

とにかく、無駄な費用をかけずにかしこく情報発信していきましょう。

④消耗品(調理備品・文具・店舗装飾品など)

YUKO所長
YUKO所長
私が支払ってきた消耗品費は、売上の0.5%程度です。

次に消耗品についての解説です。

まず、経理上は10万円以下の「物品」はすべて消耗品という項目に分類されます。

たとえそれが5万円で購入したクレープ焼き器であっても、経理上は消耗品として処理することになるんです。

よって、ご紹介した消耗品費には調理道具や、店舗の飾りつけに使った小物の費用も含んでいます。

開業初期はどうしても多くなりがちですが、販売が落ち着いてくると買い足す必要がなくなり、自然に減っていく経費です。

⑤水道光熱費

YUKO所長
YUKO所長
私が支払ってきた消耗品費は、売上の1.6%程度です。

仕込みや事務作業に必要な水道代・電気代・ガス代を、水道光熱費として計上できます。

ただし、必ず家庭用とは分けて計上する必要があります。

具体的にどういう根拠でその金額を経費として計上したのか、きちんと説明できるようにしておきましょう。

いい加減な算出方法だと、税務調査の時に指摘を受ける可能性があるので注意です!

ちなみに私の場合は、このような方法↓で算出しています。

参考にしてみてください。

◆電気代の算出例◆

・電気代の年間請求額:10万円
・年間出店日数:50日 の場合

自宅に請求された電気代の総額を365日で割って、1日の電気料金を出す。
*10万円÷365日=1日約273円

出店する日は、1日分の電気料金の50%を事業用に充てる。
*273円÷2=約137円

年間出店日数50日分を計上する。
*137円×50日=6,850円

この年に計上する電気代は6,850円

⑥キッチンカー(車両)維持費

ここで言うキッチンカー維持費の中身は、

  1. 自動車保険料
  2. 自動車税
  3. 各種整備点検費用
  4. 車検費用

の4つです。

キッチンカーの維持費は、最初にどの車種を選ぶのかによってほぼ決まってしまいます。

大型の車を選べばその分維持費が高額になりますし、軽自動車であれば最小限の支払いで済むことは明らかです。

私のキッチンカーであるスズキキャリーの場合はこんな感じ。

◆軽自動車税(毎年同じ)◆
年間:4,000円

◆オイル交換◆
都度4,000円程度
*私の場合走行距離が少ないので、1年に1回程度で済みます。

◆自動車保険料(損保ジャパンで契約)◆
2015年:39,990円(初年、6等級から開始)
2016年:37,790円
2017年:35,970円
2018年:34,770円

◆車検費用(2年ごとの車検)◆

2016年(新車購入後初回):70,610円
2018年(走行距離14000Km時点):38,620円

これ以上安く抑えるのは難しいと思いますので、経費を削減するなら他の項目に着目して改善してきましょう。




⑦PL保険料

私が支払っているPL保険料は、毎年11,000円です。

  1. 食品衛生協会の年会費:5,000円
    (2018年は値上げのせいか、5,500円払ってマス。)
  2. PL保険(安心フード君)の年間掛け金:6,000円

PL保険とは、生産物賠償責任保険のこと。

自分の販売した食べ物で万が一のことが起こった場合、個人の財産で賠償することなど到底できません。

そんな「もしも」に備える保険として、キッチンカーオーナーの大半はPL保険に加入しているはずです・・・が。。。

はずかしながら、私もクレープ販売開始の2011年時点ではそんな保険があることも知らず、2014年までの4年間は未加入のまま出店し続けていました。

私が加入したのは2015年から。

こんな事態にならないように、販売開始と同時に保険に加入できるよう準備しておきましょう。

PL保険についてはこちらの記事↓で詳しく解説しています。

⑧営業許可取得手数料(随時)

営業許可の取得手数料は、取得する許可の種類によっても金額が違いますし、取得する都道府県によって若干差があります。

私の場合は、

  • 飲食店営業許可証(サラダクレープ販売用)
    16,000円程度
  • 菓子製造業営業許可証(デザートクレープ販売用)
    14,000円程度

の2種類を取得するので、1回の許可申請で30,000円の支払いが必要です。

5年ごとに更新する必要がありますので、別途規定された更新料(新規取得料の半額くらいです)が経費として必要です。

⑨通信費(インターネット使用料・携帯電話料金)

YUKO所長
YUKO所長
私が支払ってきた消耗品費は、売上の0.7%程度です。

自宅で使用するインターネットや携帯電話の使用料も経費にできます。

こちらも水道光熱費同様、自宅で使用する分と事業用を明確に分けて計上しましょう。

⑩出店料

YUKO所長
YUKO所長
私が支払ってきた消耗品費は、売上の4.5%程度です。

出店料は、出店する場所によって様々です。

3日間開催のイベントで出店料が20万円程度のものから、電気代込で1日1,500円なんていう場所もあります。

出店料はもちろん安いにこしたことはありません。

特に、多くの売上が見込めない平日の出店で、高額な出店料を払い続けてしまうと当然利益は少なくなってしまいますよね。

私の経験上、平日は5,000円くらいまでに抑えないと、なかなか利益が残りにくいように感じています。

移動販売の経費まとめ

以上が移動販売で必要な経費となります。

まとめるとこんな感じ↓ですね。

  1. 交通費|2%
  2. 包装資材費|1~4%
  3. 販促費|0.5%
  4. 消耗品|0.5%
  5. 水道光熱費|1.6%
  6. キッチンカー(車両)維持費|車種により変動あり
  7. PL保険料|11,000円
  8. 営業許可取得手数料|随時
  9. 通信費|0.7%
  10. 出店料|4.5%程度

開業間もないころは、

  • 足りない調理備品の買い足し
  • 販促物(チラシやのぼり、看板など)の効果検証

など、改善を繰り返す過程でどうしても経費が多く発生しがちです。

これは成長の過程ですのである程度は仕方ないと思いますが、本当に必要な買い物なのかどうかは十分見極め、利益をしっかりと残せる移動販売店を目指していきましょう。