

開業をご検討中の方のなかには最適なキッチンカー選びができず、お困りのかたもいらっしゃるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、キッチンカー選びで迷っている方に参考にしていただける「オススメキッチンカー車種ランキングTOP7」をご紹介していこうと思います。
先にランキングをお伝えしておきますと、結果としては下記のとおりです。
- 1位|軽トラック「スズキキャリー」
- 2位|軽バン「エブリィ」
- 3位|1tトラック「ボンゴトラック」
- 4位|普通車バン「バネットバン」
- 5位|特殊トラック「トヨタクイックデリバリー」
- 6位|2tトラック「タイタン」
- 7位|特殊軽自動車「ダイハツミラウォークスルーバン」
キッチンカーというと製作費用が高額でなかなか手が出せないという方もいらっしゃるかもしれませんが、いまは中古の移動販売車もかなりお得に購入できるようになっています。
またキッチンカーをDIYで自作する方法を知って実践すれば、コストを抑えたキッチンカー製作も可能です。(下記記事参照)

安い中古キッチンカーをお探しの方にも役立つよう「中古車費用の相場」にもふれながら、
- 各車種のランク付けの理由
- 各車種のメリット・デメリット
- キッチンカー製作費用
- キッチンカー維持費
なども合わせて解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
それでは順に解説していきます。
おすすめキッチンカー1位|軽トラ「スズキキャリイ」
いろんな車がキッチンカーとして活躍しているなかで、私が1位に選んだ車種は「軽トラック」です。
軽トラックタイプの車種としては、「スバルサンバートラック」や「日産NT100クリッパートラック」、「スズキキャリイ」「ダイハツハイゼットトラック」などがあります。
この中から、今回は「スズキキャリイ」について深堀り解説していきたいと思います!

「軽トラック」をキッチンカーにした場合のメリット4つ
私自身も軽トラックベースのキッチンカーでクレープの販売をしてきましたが、とにかくメリットが多すぎます!
そのメリットというのが下記の4つ。
- 車両の維持・メンテナンス費用が安い
- どんなメニューにも対応可能
- キッチンで立って調理販売できる
- キッチン部分に2人乗れる
まず座った状態で調理販売するタイプのキッチンカーは、どうしても肩や腰・膝に負担がかかります。
ですから立ったままの姿勢で調理販売できるということは、それだけで大きなメリットになるのです。
また軽自動車であるため、維持費も激安。
軽自動車でありながら2人体制での調理販売が可能な点など、とにかくメリットが多いのが軽トラックの大きな魅力になっています。
キッチンカー「スズキキャリイ」の基本スペック・寸法
ではここで、「スズキキャリイ」の基本スペックと寸法についてみていきましょう。

【基本スペック】
- 総排気量 |658 cc
- 乗車定員 |2 名
- 使用燃料 |レギュラーガソリン
- ナンバー分類|4ナンバー軽貨物
- 車検|2年ごとの車検
- 車両重量|700 kg
- 車両総重量|1050 kg
- 最大積載量|350Kg
【寸法】
- 車体全長|3395 mm
- 車体全幅|1475 mm
- 車体全高|1765 mm
- 荷室全長|1940 mm
- 荷室幅|1410 mm
軽トラックの場合、キッチンとなる「箱」を搭載する必要があります。
この箱の「高さ」は地上から2500mm以内であれば問題ないため、身長に合わせて製作することで背の高い方でも立ったままの販売が可能です。
ちなみに私が製作したキッチンカーの具体的な寸法は、こちらの記事↓でくわしく解説していますので参考にしてみてください。

軽トラックタイプのキッチンカーで調理できるもの
軽トラックの車体寸法は前述の通り。普通車と比べると小さですね。
ですが実際のところは、軽トラックでも(基本的には)どんなメニューでも調理可能です。

揚げ物や焼き物、お弁当、お菓子やパン、コーヒーやクレープ、たこ焼き、丼もの・麺類などなど、ありとあらゆるメニューが軽トラックの小さなキッチンカーの中で調理できるのです。
軽トラックで販売できないメニューはまずないと思いますので、その点は安心して開業できるでしょう。
キッチンカー「軽トラック」の中古車相場と製作費・維持費
さいごに軽トラックの製作費や中古車価格の相場、維持費についても見ておきましょう。
- 新規製作費用の相場 |約250万円前後〜
- 軽トラの中古キッチンカーの相場|約108万円〜
- 年間維持費合計(車検+税金+保険)|8.9万円〜12.9万円
*車検|7万円〜/2年ごと
*自動車税|4,000円/年
*自動車保険(6等級)|5万〜9万円/年
*自分の自動車保険料を知るには無料見積りサービスが便利です。(結果をすぐにメールで送ってくれます。)
ご覧いただいたとおり、軽トラックベースのキッチンカーはとにかく維持費が安く済みます。
自動車税も安いですし、車検も2年毎でOKなので言うことなしですね。
あえてデメリットを挙げるとすると、キッチン部分の改造費用がかかる点でしょうか。
軽トラの荷台に新たに構造物をつくることになりますので、その分の製作コストはどうしても必要になってきます。

参考として、わたしが軽トラキッチンカーの製作にかけた費用をこちらの記事↓で公開していますので読んでみてください。
おすすめキッチンカー2位|軽バン「エブリイ」
1位の軽トラックの次におすすめしたいキッチンカー、第2位は「軽バン」です!!
このタイプの車としては「ダイハツハイゼットバン」や「日産NT100クリッパーバン」、「三菱ミニキャブバン」「スズキエブリィ」といった車があります。
この中から今回は、「エブリィ」の基本スペックと寸法についてご紹介していきたいと思います。
キッチンカー「エブリィ」の基本スペック・寸法
「エブリィ」の基本スペックと寸法についてみていきましょう。

【基本スペック】
- 総排気量 |658 cc
- 乗車定員 |2 名
- 使用燃料 |レギュラーガソリン
- ナンバー分類|4ナンバー軽貨物
- 車検|2年毎の車検
- 車両重量|880 kg
- 最大積載量|350Kg
【寸法】
- 車体全長|3395 mm
- 車体全幅|1475 mm
- 車体全高|1875 mm
- 荷室全長|1700 mm
- 荷室幅|1240 mm
- 荷室高|1195 mm
ご覧いただいたとおり、軽バンタイプの車は荷室高約1195mmです。
立って調理販売することはできず、全体の大きさとしてもキッチンカーの中ではかなり小さい部類に入ります。
ですが軽バンなら内装設備をつくるだけで比較的簡単に仕上がり、安ければ100万円以内でも十分なキッチンカーに仕上がります。
「200万円クラスのキッチンカーだと手が出せない・・・。」とお悩みの方にオススメの車両です!

キッチンカー「軽バン」の中古車相場と製作費・維持費
つぎに軽バンの製作費や中古車価格の相場、維持費についても見てみましょう。
- 新規製作費用の相場 |約150万円〜
- 軽バンの中古キッチンカーの相場|約70万円〜
- 年間維持費合計(車検+税金+保険)|8.9万円〜12.9万円
*車検|7万円〜/2年ごと
*自動車税|4,000円/年
*自動車保険(6等級)|5万〜11万円/年
→(型式が分かる人は見積サービスで保険料を無料チェックできます。)
軽トラックとおなじく、とにかく維持費が安いのが軽バンの魅力です。
また人気の車種であるということから、中古車市場にはお得な軽バンキッチンカーがたくさん出回っています。
70万円程度で内装設備まで整った軽バンキッチンカーが販売されているので、気になる方はチェックしてみるといいでしょう。
軽バンをキッチンカーにするデメリット
とはいえ軽バンキッチンカーには、
- キッチンが狭く、複数人で販売できない
- 足・腰・肩に負担がかかりやすい
という2つのデメリットが考えられます。
バイトを雇ったとしてもキッチン部分に2人目のヒトが乗ることはできず、車外での注文受付や会計くらいしかやってもらえません。

また座ったままの調理販売というのは、肩や腰などにかなりの負担がかかることも大きなデメリットです。
とはいえ軽バンキッチンカーの現役オーナーさんたちは、みんなこの問題を抱えながら日々の販売をこなされていますので、言い換えれば「慣れれば何とかなる」ということでもありますね。
この問題を乗り越えながら出店を続けている方はたくさんいるので、「とにかく安いキッチンカーがほしい!」と思われる方には特にオススメの車種だと言えます。
軽バンタイプのキッチンカーで調理できるもの
ただし軽バンタイプのキッチンカーは立って販売できないぶん、調理できるメニューは軽トラックよりも制限されるかもしれません。

軽バンタイプのキッチンカーの場合は、ドリンクやクレープ・たこ焼き・たいやきなどの簡易な調理ですむメニューがオススメです。
おすすめキッチンカー3位|1tトラック「タウンエース」
2位の軽バンの次におすすめしたいキッチンカー、第3位は1tトラックです!!
このランキング上では3位に位置づけていますが、「普通車」の中ではこのタイプのキッチンカーが最もオススメです!
1tトラックには「トヨタタウンエース」「トヨタライトエース」や「マツダボンゴトラック」、「日産バネットトラック」などの車種がありますが、
今回は「タウンエース」の基本スペックと寸法についてご紹介していきたいと思います。
キッチンカー「タウンエース」の基本スペック・寸法
「タウンエース」の基本スペックと寸法についてみていきましょう。

【基本スペック】
- 総排気量 |1495 cc
- 乗車定員 |2 名
- 使用燃料 |レギュラーガソリン
- ナンバー分類|4ナンバー小型貨物
- 車検|毎年車検
- 車両重量|1140 kg
- 車両総重量|2050 kg
- 最大積載量|910Kg
【寸法】
- 車体全長|4400 mm
- 車体全幅|1675 mm
- 車体全高|1890 mm
- 荷室全長|2430 mm
- 荷室幅|1585 mm
このタイプの車は軽トラック同様、荷台にキッチンを搭載することで立ったままの調理販売が可能です。
車体が大きくなるぶん改造費用も軽トラックより高額になりますが、走行性能は格段にアップします。
広いエリアでの出店や高速道路を頻繁に利用されるかたにとっては、こちらのタイプのほうが圧倒的に楽に運転できるはずです。
キッチンカー「タウンエース」の中古車相場と製作費・維持費
またタウンエースの製作費や中古車価格の相場、維持費についても見てみましょう。
- 新規製作費用の相場 |約350万円〜
- タウンエースの中古キッチンカーの相場|約180万円〜
- 年間維持費合計(車検+税金+保険)|19.8万円〜26.8万円
*車検|8万円〜11万円/毎年
*自動車税|8,000円/年
*自動車保険(6等級)|11万〜15万円/年
→(型式が分かる人は見積サービスで保険料を無料チェックできます。)
前述の軽トラや軽バンは4ナンバーで2年毎の車検でしたが、同じ4ナンバーでもタウンエース(=普通車)になると毎年車検が必要になります。
そのため多くの場合は8ナンバー(特殊加工車)仕様にキッチンを改造し、2年ごとの車検で済むような対策をされることが多いようです。
毎年の維持費を考えると、8ナンバーに改造したほうがメリットが大きい可能性がありますので検討してみてください。
「タウンエース」をキッチンカーにするデメリット
タウンエースのキッチンカーのデメリットは、製作費用が高額になる点です。
軽トラックタイプの車と比べると100万円ほど上乗せになると思われます。
ですがある程度経済的にゆとりがあるなら、あえて広いキッチンカーを作るというのも一つの方法です。
さらに高速道路でもストレスなく走行できますので、高いだけのメリットは十分得られるでしょう。
おすすめキッチンカー4位|普通バン「バネットバン」
3位の1tトラックの次におすすめしたいキッチンカー、第4位は「普通車バン」です!!
このタイプの車としては「マツダボンゴバン」や「日産キャラバン」といった車種がありますが、今回は「日産NV200バネットバン」の基本スペックと寸法についてご紹介していきたいと思います。
キッチンカー「日産バネットバン」の基本スペック・寸法
「日産バネットバン」の基本スペックと寸法についてみていきましょう。

【基本スペック】
- 総排気量 |1597 cc
- 乗車定員 |2 名
- 使用燃料 |レギュラーガソリン
- ナンバー分類|4ナンバー普通小型貨物
- 車検|毎年車検
- 車両重量|1200 kg
- 車両総重量|1910 kg
- 最大積載量|710Kg
【寸法】
- 車体全長|4400 mm
- 車体全幅|1695 mm
- 車体全高|1855 mm
- 荷室全長|1900 mm
- 荷室幅|1500 mm
- 荷室高|1320 mm
- キッチン床面地上高|約530mm
*DBF-VM20の室内寸法は不明。代わりに現行モデルの寸法を記載しています。
ご覧いただいたとおり日産バネットは荷室高約1320mmのため、立って調理販売することはできません。
ただし軽バンと違い、普通車のバンはキッチン部分が相当広いスペースになります。
2人や3人体制の調理販売も可能ですし、広々と使えるでしょう。
またキッチン部分は内装設備を搭載するだけで済みますので、やろうと思えばDIYで自作することも可能です。
キッチンカー「日産バネット」の中古車相場と製作費・維持費
また日産バネットの製作費や中古車価格の相場、維持費についても見てみましょう。
- 新規製作費用の相場 |約170万円〜
- NV200バネットバンの中古キッチンカーの相場|約180万円〜
- 年間維持費合計(車検+税金+保険)|19.7万円〜26.7万円
*車検|8万円〜11万円/毎年
*自動車税|6,500円/年
*自動車保険(6等級)|11万〜15万円/年
→(型式が分かる人は見積サービスで保険料を無料チェックできます。)
4ナンバーの日産バネットは毎年車検なので、車検にかかる費用はどうしても膨らみがちです。
ですが内装設備を搭載するだけでキッチンカーとして完成してしまうので、製作コストは3位の1tトラックよりも大幅に安く仕上がるはずです。
日産バネットをキッチンカーにするデメリット
バネットバンのデメリットはといいますと、座ったままの姿勢でしか調理販売できないところです。
とはいえ食材や荷物もたくさん積み込めるので、軽バンに比べると大きなストレスなく調理に専念できるのではないでしょうか。
おすすめキッチンカー5位|特殊トラック「クイックデリバリー」
4位の普通車バンの次におすすめしたいキッチンカー、第5位は「トヨタのクイックデリバリー」です!!
ヤマト運輸の配送車としても知られる車で、1トン〜2トンの普通小型トラックですね。
同じタイプの車種であれば、クイックデリバリー以外に「日産アトラスロコ」や「トヨタダイナアーバンサポーター」もあります。
この3車種の中ではデリバンが最も人気のデザインですので、ここではクイックデリバリーについて解説していきます。
キッチンカー「クイックデリバリー」の基本スペック・寸法
「クイックデリバリー」の基本スペックと寸法についてみていきましょう。

【基本スペック】
- 総排気量 |4009 cc
- 乗車定員 |2 名
- 使用燃料 |軽油
- ナンバー分類|1ナンバー普通貨物
- 車検|毎年車検
- 車両重量|2740 kg
- 車両総重量|4700 kg
- 最大積載量|2トン
【寸法】
- 車体全長|5140 mm
- 車体全幅|1785 mm
- 車体全高|2650 mm
- 荷室全長|2800 mm
- 荷室幅|1640 mm
- 荷室高|1800 mm
キッチンカー「クイックデリバリー」の中古車相場と製作費・維持費
また1ナンバー普通貨物車であるクイックデリバリーの製作費や中古車価格の相場、維持費についても見てみましょう。
- 新規製作費用の相場 |約350万円〜
- クイックデリバリーの中古キッチンカーの相場|約230万円〜
- 年間維持費合計(車検+税金+保険)|22.2万円〜27.2万円
*車検|8万円〜11万円/毎年
*自動車税|11,500円/年
*自動車保険(6等級)|13万〜15万円/年
前述の通り、1ナンバーのクイックデリバリーは毎年車検なのでどうしても維持費がかさみます。
8ナンバー仕様に改造された方が、長期的に見ると安く仕上がるかもしれませんね。
クイックデリバリーをキッチンカーにするデメリット
大きなキッチンスペースで人気もあるクイックデリバリーは、じつは3位に位置付けたいところでした。
ですがこのデリバン、故障が多いという点が非常に気になります。
というのも、わたしがこれまでにお会いしたオーナーさんの中には、せっかくお金をかけて製作したデリバンキッチンカーを廃車にされた方が3人もいらっしゃるからです。

なかにはエンジンの修理費用が高額すぎて、購入して半年ほどで廃車にせざるを得なかったという方までいらっしゃいました。
何のトラブルもなく快調に走行できるという方もいらっしゃいますが、ここまでアタリ&ハズレが大きい車って・・・困りませんか?笑
ということで、今回は5位に順位付けしました。
購入の際は専門家(車屋さんや修理業者など)のアドバイスを聞きながら、慎重に判断されることをオススメします。
おすすめキッチンカー6位|2tトラック「タイタン」
[
2位のデリバンの次におすすめしたいキッチンカー、第6位は2t以上の大型トラックです!!
このタイプの車としては「いすゞエルフトラック」や「マツダタイタン」、「三菱ふそうキャンター」「日産アトラストラック」などの車種があります。
この中から今回は「マツダタイタン」の基本スペックと寸法についてご紹介していきたいと思います。
キッチンカー「タイタン」の基本スペック・寸法
「タイタン」の基本スペックと寸法はこちら。

【基本スペック】
- 総排気量 |2999 cc
- 乗車定員 |3 名
- 使用燃料 |レギュラーガソリン
- 車検|新車購入後2年目以降は毎年
- 車両重量|2140 kg
- 車両総重量|3855 kg
- 最大積載量|1715Kg
【寸法】
- 車体全長|4690 mm
- 車体全幅|1695 mm
- 車体全高|1955 mm
- 荷室全長|3120 mm
- 荷室幅|1632 mm
このタイプの車のナンバー分類ですが、車体の全長によって「4ナンバー小型貨物」または「1ナンバー中型貨物」のどちらかになります。
どちらにしても毎年車検が必要ですね。
キッチンカー「タイタン」の中古車相場と製作費・維持費
つぎにタイタンの製作費や中古車価格の相場、維持費についても見てみましょう。
- 新規製作費用の相場 |約350万円〜
- タイタンの中古キッチンカーの相場|約280万円〜
- 年間維持費合計(車検+税金+保険)|22.2万円〜31.2万円
*車検|10万円〜15万円/毎年
*自動車税|11,500円/年
*自動車保険(6等級)|11万〜15万円/年⇒無料見積りサービス
タイタンは車体が大きくなるぶん、改造費用も維持費もたくさん必要になりそうです。
車検費用を抑えるためにも、8ナンバー化を検討したほうがいいでしょう。
広いキッチンが手に入る代わりに、ランニングコストが他の車種に比べて高くなる点が難点ですね。
「タイタン」をキッチンカーにするデメリット
タイタンのデメリットとしてはやはり、もろもろの費用が高額になる点です。
また車体が大きく広いということは、キッチン内部や車体(外装)の清掃など日々のメンテナンスにも時間がかかります。
メニュー表から横断幕などの販促物にいたるまで、全てを大きく作る必要がありますので思わぬところで費用がかかることも考えられますね。
このように全てにおいて手間と費用がたくさん必要になる点が、このタイプの車のデメリットですね。
おすすめキッチンカー7位|軽自動車「ウォークスルーバン」
6位の大型トラックの次におすすめしたいキッチンカー、第7位は軽自動車の「ダイハツミラウォークスルーバン」!!
かなり特殊な車両で、外観にそれほど手を加えなくてもかわいくてオシャレなキッチンカーに仕上がる希少車です。
「ウォークスルーバン」の基本スペックと寸法がどのようになっているのか、見ていきましょう。
キッチンカー「ウォークスルーバン」の基本スペック・寸法

【寸法】
- 総排気量 |660cc
- 乗車定員 |2名
- 使用燃料 |レギュラーガソリン
- ナンバー分類|4ナンバー小型貨物
- 車検|2年ごと
- 車両重量|740 kg
- 最大積載量|200Kg
【寸法】
- 車体全長|3290 mm
- 車体全幅|1390 mm
- 車体全高|1940 mm
- 荷室全長|1250 mm
- 荷室幅|1200 mm
- 荷室高|1500mm
キッチンカー「ウォークスルーバン」の中古車相場と製作費・維持費
つぎにウォークスルーバンの製作費や中古車価格の相場、維持費についても見てみましょう。
- 新規製作費用の相場 |約120万円〜
- ウォークスルーバンの中古キッチンカーの相場|約180万円〜
- 年間維持費合計(車検+税金+保険)|8.9万円〜12.9万円
*車検|7万円〜/2年ごと
*自動車税|4,000円/年
*自動車保険(6等級)|5万〜11万円/年
軽自動車であるウォークスルーバンは、購入費用も維持費も激安!
ただし、中古車市場を覗いてみても販売台数はかなり限られます。
走行距離は10万キロを超えるものが大半ですので、その点は覚悟をしたほうがいいでしょう。
「ウォークスルーバン」をキッチンカーにするデメリット
ウォークスルーバンのデメリットとしては、前述した寸法からも分かるとおりキッチン部分が狭いことです。
荷室高は1500mmと他の車に比べると高い方ですが、大人が立って販売できる高さではありません。

ウォークスルーバンで販売できるメニュー自体も相当限られるでしょうし、保健所の許可条件に見合う設備を搭載しきれない可能性もありますね。
このようにデメリットの多い車種なので7位にしましたが、この車を有効利用できる方にとっては少ない費用で開業できるチャンスです!
オシャレなキッチンカーになると思いますので、是非チェックしてみてください。
まとめ|軽トラックのキッチンカーがやっぱりオススメ
以上がキッチンカー・中古移動販売車のオススメランキングとなります。
こうして見たときに改めて感じるのは、軽トラックのキッチンカーのコスパの良さと実用性の高さ!
最近はキッチンカーの内装をDIYで自作かたも増えていますので、できるだけコストを抑えつつ、あなただけの納得の一台を作り上げてみてくださいね!

それではまた☆