キッチンカー・移動販売の試食見学会

キッチンカー(移動販売)の開業

キッチンカーの製作費用|移動販売車の開業にかかった経費を公開

移動販売の開業には車両をはじめ、いろんな費用がかかります。

そこで!この記事では

  1. 移動販売の「開業」にかかる費用とその中身
  2. クレープのキッチンカー開業にかかった実際の費用(わたしの場合)
  3. 開業にかかるお金を安く抑えるポイント

について、私の実体験をもとに解説していきたいと思います☆

YUKO所長
YUKO所長
このサイトは「移動販売研究所。」の所長、YUKOが解説してまいります!

移動販売の「開業」に必要な費用

ではまず、移動販売の「開業」に必要な費用をざっとご紹介します。

【車両製作費】
車両本体、キッチン部分改造費、塗装、照明設備、調理・作業台本体と取り付け作業など

【商品試作費】
売る商品(メニュー)を決定し、その商品を作るためのレシピ開発にかかる費用。食材を選定するための比較検討にかかる費用。

【調理用具・備品費用】
クレープ焼き器、たこ焼き器、フライヤーといったメインの調理器具から、レードル、ホイッパーなどの細々とした調理道具にかかる費用。

【広告宣伝費】
宣伝を始めるためのチラシやショップカード製作費。店頭ののぼり、看板の費用。ネットを使った宣伝のための費用(ホームページやブログ開設費用など。)

こんな感じで、移動販売開業のためには

・少なくとも100万円
・一般的には200万円~300万円ほど
・多ければ400万円~500万円?!

という高額の初期費用が必要です。

 

では、具体的には何にどのくらいの費用が必要になるのか、私の実例をもとにご紹介してまいります。

車両製作費

まず車両の製作に関する費用として、

・車両本体費用
・キッチン(荷室)部分の造作費用
・作業台・その他備品の費用
・営業許可取得費用

の順で、私が実際に支払った金額と合わせてご紹介します。

車両本体費用

軽トラックは、よほど年式の古いもの・粗悪なものでない限り、中古車でもそれほど安くならないそうです。

車屋さんからそのお話をうかがったので、私は新車を購入することにしました。しかも、4WDです^^

わたしの住む地域は冬になると雪がつもる年もあるので、雪の日の販売にも対応できるようにしています。

新車で4WD、おまけにスタッドレスタイヤも必要となり、合計金額としてはけっこうな高額になってしまいました。

キッチン造作費用

次にキッチン部分の費用についてご紹介します。

費用の内訳毎に割り振った「パーツ解説NO.」↓を、

下記の画像↓と照らし合わせながらご覧ください。

車屋さんと相談しながら、これだけのパーツすべてを「つけるかつけないか」決めていきました。

実際に使ってみて「要らなかった」と思うものもあり、費用として無駄になってしまったものもいくつかありますが、使い勝手としては問題なく快適です♪

作業台・冷蔵庫の費用

調理台についてはお客さんの一番目に留まるところなので、かなりこだわって作りました。

自分で採寸し、完全オリジナルデザインで大まかな完成図を考案。実際の製作は知り合いの木工やさんにお願いしました。

他には

・手洗い用ポリバケツ
・給排水用ポリタンク

を購入し、設置しています。

私の住む地域の保健所には規定にありませんが、手洗い設備として「シンクの取り付け」を義務付けている保健所もあります。

その場合は、さらにそれらの取り付け費用も必要になりますね。

営業許可取得費用

場所によってまちまちですが、営業許可の取得手数料は1種類につき13000円前後。

取得する場所が増えれば増えるほど、費用もたくさん必要だということです。

移動販売の営業許可取得の方法
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車両製作費を安く抑えるポイント

ポイント1:中古車両を探す

私は新車を購入しましたが、新車である必要は全然ありませんっ!

本体車両価格は、初期費用を大きく左右するポイントになります。

数万円の差でも切り詰めていけば、確実に節約につながると思います。

ポイント2:「製作会社」を厳選する

車両製作に必要な見積もりを何社かお願いした経験があるのですが、その経験からすると、とにかく関東の車屋さんは製作費用が高い!!

 

単純に地方と都市の物価の違いだとは思えないくらい、本当に関東の車屋さんは高かったです 笑)

YUKO
YUKO
関東の車屋さん、ゴメンナサイ・・・。何か特別な理由があれば教えてくださ~いm_m

なのでこれから開業される方は、とにかく見積もりを取ってよ~く比較検討してください。

車両の費用は、製作会社次第でだいぶ安く抑えられる可能性があります☆

メニュー・商品の試作費用

私の場合、記録に残っているだけで20万円ほど費やしています。

移動販売を始めるためにはまず「売るもの」を決め、その試作と試食を繰り返すことが不可欠となります。

 

ほかのオーナーさんがどれくらいの費用をかけてメニュー開発されているかはわかりませんが、私はオリジナルレシピの開発にかなり力を入れていましたので、結構かかりました。

メニュー・試作費用を安く抑えるポイント

ポイント1:食材の「使う量」と「値段」をしっかり把握

高価な食材、質の高い食材を使って差別化したい。もっといいものを作りたい。

 

そんな思いがあったとしても、手元に利益が残らないのでは販売を継続していくことはできません。

 

ですので、まずはどのメニューをどれくらいの値段で販売したいのかを自分の中で明確にしておきましょう。

 

一般的に飲食の場合「原価3割」ということがよく言われますが、できれば原価は26%前後まで抑えられると、利益がしっかり残ると思います。

 

高価な食材を多用しすぎないことも、試作費用を抑えるポイント!

 

自分のこだわりと、実際に使える範囲との間で、うまくバランスがとれるように考えましょう。

 

ポイント2:開業当初はメニューを絞る

商品の試作には時間もかかりますが、それだけお金もかかってしまいます。

最初から販売メニューを増やしてしまうと、売れるかどうかも分からないもののために、多くの試作費用をつぎ込んでしまうことになるんです。

 

ですので開業当初は販売メニューは2種類程度に絞り、まずは

①看板メニューになるような商品の開発にお金を使う。
②開業後に売れ行きを見ながら少しづつメニューを広げていく。

という順で進める方が、試作費用の無駄づかいにならないのでオススメです。

調理器具

販売を始める前からちょこちょこ買っていたものもありますので、正確な記録は残っていませんが、おおよそこのくらい↓は費やしていると思います。

費用内訳税込み価格
【ガス式クレープ焼き器】直径40cmの鉄板+3連鋳物コンロ(冬場と電気が使えない場所での調理用)29,000くらい
電気クレープ焼き器(夏場の使用)112,266
家庭用冷凍冷蔵庫555L(食材自宅保管用)     187,000
ガスボンベ(10Kgの本体+調整器)        17,604
その他(小分け用プラスチック容器、包丁、まな板、レードル、ボール、ホイッパー、クレープ生地を入れる大容量容器など)15,000くらい
合計    360,870

 

調理器具の費用を安く抑えるポイント

ポイント1:販売メニューを最小限に抑える

この費用を安く抑えるポイントは、やはり販売メニューを広げすぎないことかと思います。

まずは主力商品の調理器具から優先的に買いそろえるようにしましょう。

ポイント2:100均をフル活用する!!

今は100均でいろんな調理器具を購入できますよね。

 

私の販売経験から考えてみても、クレープ焼き器以外の細かな調理器具は家庭用の一般的なもので十分役立ちます。

 

100均をフル活用してまいりましょう☆

広告宣伝費・メニュー表の費用

費用内訳税込み価格
ホームページ制作費用366,120
チラシ製作・印刷費用     141,480
看板製作費用61,380
メニュー掲示用備品        10,000くらい
合計     720,460

私は広告宣伝費にかなりお金をつぎ込んでいますが、ここまでお金をかける必要は全くありません^^

 

個人的には、

無料で使えるブログでの情報発信
  ↓
その情報をSNSで拡散

の形をお勧めしますが、ブログが無理ならSNSでの情報発信でもOKだと思います。

それでしたら無料ですしね。

 

ですが店頭で配布できるチラシ(ショップカード)は必須だと思っていますので、手作りするなどして必ず用意しておいた方がいいです。

 

お客さんの再来店につながるアイテムになりますよ☆

包装資材費

作った商品を包む包装紙やトレー、割りばしやつまようじ、テイクアウト用の袋など、商品の包装全般の比較検討にも費用が必要です。

 

大きさなども、実際に使ってみないとわからない場合も多いです。それほど多額の費用にはならないと思いますが、忘れずに計上しておきたい費用の一つですね。

 

その他の費用

開業に必要なその他の費用としては、下記のようなものが含まれるかと思います。

・パソコン&プリンター、インク、印刷用紙代
・インターネット契約料
・光熱費・交通費(ガソリン代など)
・セミナー受講、書籍購入費用 など

開業前にかかった費用も経費にできる!

以上が私が開業前に支払った初期費用となります。

 

ぜひ参考にしていただき、できるだけ無駄のない開業ができるように考えてみてください☆

 

最後に、この初期費用の扱いについても触れておきますね。

 

開業前に発生した支払い(もちろん事業のための支払いに限る)は、初期費用として確定申告で経費にできます。

開業届提出の1年前くらいまでの費用が対象。詳しくは最寄りの税務署でご確認ください。

 

開業前に支払った費用のレシートは、とにかく全部、空き箱にでも入れて保管しておいてください。

 

結果的に必要のない領収書は破棄すればいいんですから、「これは開業費?それとも・・・?」と迷った時はとりあえず保管です。

 

開業前に一番たくさんの支払いが発生するのに、それが経費に計上できないというのはかなりの大損になりますよ!

 

意外とこのことを知らない方が多いので、どうぞご注意ください!