キッチンカー(移動販売)の開業

プロパンガス(LP)を個人で購入・充填する方法

プロパンガスを個人で充てん・契約・購入する方法

この記事では、

①プロパンガスボンベの購入方法・価格
②ガスを充てんする方法
③ガスボンベ取り扱いに関する注意点

について、現役移動販売店オーナーが実体験を交えながら解説してきます。

YUKO
YUKO
こんにちは♪クレープ移動販売店オーナーYUKOです!

今日は加熱調理に欠かせないプロパンガスについて、徹底解説してみようと思います☆

プロパンガスの種類

ガスには「プロパンガス(LPガス)」と「都市ガス」の2つの種類があります。

知らない方もいらっしゃるようですので、念のために書いておきますね。

 

そもそもガスには都市ガスとLPガス(プロパンガス)の2種類があります。

 

このうち、移動販売で使われるような持ち運び可能なガスはプロパンガス(LPガス)の方です。

プロパンガスボンベ

上の写真のようなガスボンベにガスが充填されていて、持ち運びできる形状になっています。

 

都市ガスは地下のガス管の配線によって各戸に供給されるガスですので、当然持ち運ぶことはできません。

 

ご自宅で都市ガスをお使いの場合でも、移動販売でガスを使われる場合は改めてプロパンガスの購入・契約が必要となります。

プロパンガス(LPガス)の購入・契約方法

①契約できるガス会社を探す

まずはガスを充てんしてくれるガス会社を探しましょう。

まずは契約できるガス会社を探すことが先決です。

 

契約できるガス会社とは、「ガスをガスボンベに詰めてくれるガス会社」のこと

 

プロパンガスボンベの本体(=容器)やその付属品は、通販でも個人で購入することが可能です。

 

ですが、購入できるのはガスの容器だけであって、中身のガスはあなた自身で充てんしてくれるガス会社を探すしかありません。

 

ただ、現状では移動販売で使用する際のガス契約が断られるケースが多発しています。

 

この件は記事の最後で詳しく解説していますので、最後までお目通しください。

 

②ガスボンベの大きさを選定しよう

持ち運ぶことを前提に購入する場合は、5Kg・8Kg・10Kgの中から選ぶことをおすすめします。

ガスボンベは小さい物では2Kg、大きい物では50Kgと各種用意されています。

 

YUKO
YUKO
大きさを示す「2Kg」というのは充てんできるガスの量のこと。ガスボンベ本体の重さとは関係ありません。
小型LPガス容器の仕様概要小型LPガス容器の仕様概要

ですが持ち運ぶことを考えると、5Kg・8Kg・10Kgの中から選ぶことをおすすめします。

 

あまり大きなものを購入すると置く場所に困りますし、かなりの重さになってしまいます。

 

逆に5Kg以下のものを業務用として使用すると、すぐにガスが切れてしまって、何度も充てんし直さないといけないので大変です。

③プロパンガスボンベ+調整器+ガスホースを購入する

ガスボンベの値段

先ほど書いたように、プロパンガスボンベ(容器)はネットでも個人購入できます。

LPGガス容器 8Kg
型  式 :8kg用
外径(mm): 275
高さ(mm): 427
全高(mm): 535
 標準内容積(l):18.8
標準重量(kg): 9.5
【レビュー抜粋】
”今現在の法律で室内使用の最大容量がこの8キロになります。
室内でガスストーブを使いたくて購入しました。
製品自体には充填期限がありますので、注文入れてから在庫確保して発送になります。概ね一週間程度でした。
ボンベ自体は普通のボンベですので問題なしです。”
出典:AMAZON

AMAZONで見る

【5Kg】LPガスボンベ【空容器】+調整器+3mガスホースセット
外形(mm): 249|高さ(mm): 339
全高(mm): 450|底部(mm): 8
標準内容積(L): 12|標準重量(kg): 5.9
【レビュー抜粋】
”ガスボンベを買ったがガスを充てんしてくれる業者がない、それは私の認識不足ですが充填してくれる業者から購入すれば出来たとのことです、そうゆうことから充填業者も紹介していただきたかった”出典:AMAZON

AMAZONで見る

 

私は契約しているガス屋さんから直接購入しましたが、価格はガスボンベ8Kg(容器のみ)で約14000円でした。

 

ネット価格より少し高めでしたね。

 

調整器の値段

調整器というのは、ガスボンベに取り付けて使う「ガス漏れ防止装置」のこと。

 

ガスボンベに調整器を取り付けた状態でないと、充てんしてもらえません。

 

さらに、イベント出店などで消防署からガス周りの安全チェックを受けることもあります。

 

調整器がついていない場合、出店そのものが禁止されますのでご注意ください。

プロパンガス用調整器
【レビュー抜粋】
”さっそく使ってみました!
わたあめ器もバーナー共に良好に使えました。
価格も安くて良かったです!
また買わせて頂きます!”出典:AMAZON

AMAZONで見る

プロパンガス用調整器+3mホースセット
【商品内容】
ITO LPガス調整器:HS-5B(H)
日豊ホースエンド金具:R1/2×9.5mmホースエンド
ダンロップLPガスオレンジホース×3m
ホースバンド×2個
5mシールテープ×1個
【レビュー抜粋】
”さっそく使ってみました!
わたあめ器もバーナー共に良好に使えました。
価格も安くて良かったです!
また買わせて頂きます!”出典:AMAZON

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私は調整器についても、ガスボンベ本体同様にガス屋さんで約2700円で購入しました。

 

ガスホースはホームセンターで購入しましたので、すべて合わせると18000円くらいの金額となります。

やはりガスボンベ本体や付属品は、通販で購入する方がお得です。

ガスの充填(じゅうてん)方法

ガス会社に指示された充填所に容器を持参すれば、充填してもらえます!

ガスを充填するには、ガス会社に指示された充填所に容器を持参する必要があります。

 

容器に多少残っている程度でも充填できますので、完全に空になっていなくても大丈夫。

 

料金も正味の充填料金だけを請求されますのでご心配なく^^(充填する際に、業者の方が残量を正確に計量してくださいます。)

ガス使用量と料金

ガス使用量の目安

【クレープで5Kgのガスボンベを使用した場合】

1回6時間程度の使用で、約6~7回分出店できています。

クレープは弱火で生地を焼きますので、たこ焼きとか焼きそばとか、強火で焼くメニューの場合はもっとガスの減りは早いと思います。

 

ボンベは5Kgを2本、8Kgを1本所有。

 

合計3本所有しているので、2か月に1回まとめて充填するような感じで、余裕をもって充てんすることができています。

ガスの充てん料金

私が充填しているガス屋さんでは、1Kgあたり540円です。5Kgのガスボンベを満タンにする場合は、2700円の支払いとなります。

 

ガスの料金は全国一律ではなく、都道府県ごとに異なりますが、住宅で使用するガスのような「基本料金」の支払いは必要ありません。

5年毎にガス容器の耐圧検査が必要

ガスボンベは、製造年月日から起算して3年もしくは5年ごとに耐圧検査を受ける必要があります。

プロパンガスの容器は購入してからずっと使用できるわけではなく、製造年月日から起算して3年もしくは5年ごとに耐圧検査を受ける必要があります。

 

ちなみに私がこの検査を受けた時の検査料金は、3280円でした^^

検査を受けて問題なければ、また同じ期間使用可能。

 

問題がある場合はその時点で新しい容器を購入しなければいけません。

移動販売車にガスボンベを積載するときの制限

LPガスボンベ容器の車両積載・移動する際の注意点ELG様サイトより抜粋】

 

移動販売車に限らず、ガスボンベの車への搭載に際して法令で明確に規定されています。

 

遵守しなければ最悪罰金刑になることもあるようですので必ず守るようにしましょう。

 

外部サイト「LPガスボンベ容器の車両積載・移動する際の注意点」の中で詳しく書かれているので是非一度お目通しください。

 

このサイト↑の中から移動販売に関連しそうな内容を抜粋すると、下記の通りとなります。

  1. ガスボンベ10Kgを搭載する場合、「警戒票(=高圧ガス)」の表示が必要
  2. ガスボンベ8Kgを搭載する場合は2本までOK。「警戒票」の表示は必要なし。
  3. ガスボンベ8Kgを3本搭載する場合は「警戒票」が必要
  4. ガスボンベ5Kgなら3本まで同時に搭載OK。「警戒票」必要なし。

ガスボンベの保管方法と安全対策

  1. 営業中でない限り、車内にボンベを置きっぱなしにしない。
  2. 走行中にガスボンベが倒れないように、何かにくくり付けておくなどの転倒防止対策をする。
  3. 10型以上(業務用)の消火器を合わせて設置する。

ガス事故を起こさないためにも、取り扱いや保管方法には注意が必要です。

 

特に夏場は50度前後まで車内の気温が上昇します。

 

満タンに充填したガスボンベを、車内に置きっぱなしにするなどということがないように気を付けましょう。

【警告!】ガス契約を断られるケースが多発!

遠方で使用することになりがちな移動販売での使用や、持ち運ぶことを前提とした使用の場合、ガス会社から契約を断られるケースが多発しています

住宅や店舗など、固定の場所で使用するための新規契約は通常通り行われているので大丈夫。

 

ただ、使う場所が定まらず、遠方での使用することになりがちな移動販売での使用や、持ち運ぶことを前提とした使用の場合、ガス会社からガスの契約を断られるケースが多発しています。

 

というのも、ガスによる事故が発生した時に備えて、ガス会社は30分程度で現場まで急行できる範囲に限って販売することを、経産省から通達されているようなのです。

 

このことから、特に移動販売でガス調理を前提とした調理販売を希望される場合は、キッチンカー製作前から契約できるガス会社を探しておく必要があります。

 

【ガス会社を探す方法】

ガスを充填してくれる会社を探すには、とにかく電話しまくる以外に方法はありません。

 

中には、数十キロも遠方にあるガス会社しか見つからなかったというケースもありました。

 

ただ、ガスボンベを充てんするために、毎回数十キロも離れた場所に通うのはちょっと現実的でない気がします。

 

続けられる形でなければ、移動販売のような重労働は続けていけません・・。

 

その場合は、ガスを使わなくても済む商品・メニューへの変更も視野に検討していくしかないでしょう。。

 

とにかく・・・、探しましょう。

 

ガスと消火器はセットで用意!

イベント出店では電気調理器のみの使用でも、「消火器」の設置が義務付けられています。

以上がプロパンガス購入に関する情報となりますが、さらに押さえておきたいポイントとして、最後に消火器の設置についてご紹介します。

 

今は消防の規制が厳しくなっていて、イベント出店では電気調理器のみの使用でも「消火器」の設置が各ブースに義務付けられています。

 

移動販売車1台につき1本でいいので、10型以上の消火器(=業務用の消火器)を購入してください。

 

尚、平日のスーパーマーケット等で個人的に出店する際にも、出店規定として消火器の設置が定められていることがあります。

HATSUTA 蓄圧式粉末消火器 10型 PEP-10N
商品重量: 4.8 Kg
高さ(mm):約467
設計標準使用期限:10年
薬剤量(kg):3.0

開業前に消防署に連絡する義務などありませんが、個人で販売する場合でも、基本的なガス機器の取り扱い注意事項を遵守し、毎回消火器を持参するようにしましょう。

 

参照:消防署員はココを見る!移動販売・露店販売のチェックポイント13項目と、消火器の選び方