「キッチンカーの出店場所が思うように見つからない。」
「そもそもどんな場所に出店したらいいのか分からない。」
「結局どんな出店場所を探せば成功するの???」
など、キッチンカーの出店場所についてこんな疑問を感じていませんか?
結論から言いますと、キッチンカーの出店場所として実績があるのは下記の12種類です。
- 各種イベント(フェス・手作り市・マルシェ・フリマなど)
- オフィス街
- 住宅街
- ショッピングモール・ドラッグストア・スーパーマーケット・アウトレットモール
- 住宅展示場・携帯電話ショップ・家電量販店など
- アミューズメント施設(ゲームセンター・ボーリング場・パチンコ店)
- 本屋・中古買取店
- 観光施設・遊園地
- 市役所・コミュニティセンター・公園
- 道の駅・高速道路のサービスエリア
- 大学
- 病院・介護施設
本記事では各出店場所の特徴はもちろん、最低でも月10万円のキッチンカー収入を目指すために必要な出店場所の知識を徹底解説していきます。
特に「慎重に選ぶべき出店場所」である、オフィス街・住宅街・大学の3つの問題は必見です!
一体何が問題なのか、本記事で詳しく解説していきますので是非最後までご覧ください。
キッチンカーの出店場所は12種類|基本ルールと4つの基礎知識
前述の通り、キッチンカーの出店場所として考えられる場所は12種類です。
たくさんある出店場所の中からどのように選ぶべきなのか、絶対に知っておくべき基本的なルールと4つの基礎知識から順に解説していきます。
基礎知識①|3種の出店料(場所代)の相場「固定制・歩合制・固定制+歩合制」
キッチンカーの場合、出店料の支払いパターンは下記3種類のいづれかとなります。
固定制の場合は3,000円~6,000円程度。ただし大型のイベント出店では「1日3万円(3日連続出店で8万円)」のように、かなり高額になる場合も。
歩合制(ぶあいせい)の場合、売上の10~15%程度。
例)売上3万円の場合→出店料は3,000円~4,500円
例)売上5万円の場合→出店料は5,000円~7,500円
「固定制+歩合制」の場合、「1000~3000円程度の支払い+売上の10~15%」であることが多い。
あらかじめ決められた出店料なので、出店者の意向でどちらにするか決めることはできません。
果たして固定制と歩合制のどちらが有利なのか、私の過去の売上と出店料を振り返ってみました。
出店月 | 売上 | 出店料(場所代) | クレープ販売個数 |
---|---|---|---|
2月(休日) | ¥ 37,700 | ¥ 6,480 | 80 |
4月(休日) | ¥ 29,450 | ¥ 6,480 | 63 |
6月(休日) | ¥ 32,990 | ¥10,800 | 70 |
12月(休日) | ¥ 36,570 | ¥ 10,800 | 78 |
私がショッピングモールに出店していた当時の売上と出店料(固定制)はこんな感じ↑で、売上の17%~33%とかなり高額です。
以上の経験から固定制なら3000円以下の出店料、そうでない場合はできるだけ「歩合制」もしくは「歩合制+固定制」の出店場所であると理想的と言えます。
いづれにせよ出店場所を選ぶ際は、出店料と売上のバランスを考えて選ぶようにしてください。
基礎知識②|キッチンカーで公園に出店する方法
まずキッチンカーの出店場所として人気の公園ですが、誰でも自由に出店できるわけではない点は注意が必要です。
公園を管轄する市区町村または都道府県の役所の許可を得て出店するようにしましょう。
市区町村のホームページに「キッチンカーの出店者募集要項」が記載されている場合も多いので、気になる方はチェックしてみてください。
最近はマッチングサイトにも公園の出店募集情報がたくさん掲載されていますので、そこから探す方が見つけやすいかもしれませんね。
大手マッチングサイトの「モビマル」には、本記事執筆時点で31件の出店先が掲載されているので参考にしてみてください。
基礎知識③|出店はどこでもいいわけではない
キッチンカーの出店場所はどこでも許可されているわけではありません。
・道路での出店は警察の許可が必要
・私有地の場合、持ち主に許可を取ること
このように↑、必要な許可を取って出店するのが大前提なのでご注意ください。
基礎知識④|キッチンカー開業前から出店場所探しを始めよう!
「キッチンカーを製作したのに、出店場所が見つけられず廃業しました。」
また意外かもしれませんが、過去には出店場所が見つけられずに廃業に至るという大失敗をされた方が実際にいらっしゃいます。
実際のところ、キッチンカーの出店場所が見つからずに苦労されている方がほとんどです。
よって出店場所探しは開業前から行い、いくつか出店先の目途が立った状態でスタートすることがキッチンカー成功の重要ポイントです。
ここからは、最低でも月10万円の純利益を得るための出店場所と選び方について徹底解説していきますので是非最後まで読み込んで活用してください。
初心者に最適!イベント出店の基礎知識と成功ノウハウ
私の経験上、利益をしっかりと残すために一番おススメしたいのはやはりイベント出店です。
実はイベント出店は「最も利益が出しやすい」出店場所。その理由は、下記の2つです。
・一番難しい集客をあなたの代わりに主催者が担ってくれる
・ランチ系、定番屋台メニュー、ドリンクまで、どのメニューを出しても売れやすい
私もイベント出店があったからこそ、10年もの間クレープ販売を続けられました。初めての方にこそイベント出店で成功体験と手ごたえを感じてもらいたいです♪
それ以外にもイベント出店にはメリットデメリット含めてさまざまな特徴がありますので、次にまとめてご紹介しておきます。
イベント出店の特徴|メリット&デメリット
イベント出店の特徴をまとめるとこんな感じでしょうか↑。
天候によっては客数が大幅に減り、食材の売れ残りがたくさん出る可能性がります。
その点だけは要注意ですが、イベント出店で得られる学びや出店者同士のつながりは、間違いなくあなたのキッチンカー経営の力になるはずです。
イベント出店の売上はいくら?
参考までに、キッチンカー1年目当時の私の売上記録をいくつかご紹介しておこうと思います。
出店月 | 売上 | 出店料(場所代) | クレープ販売個数 |
---|---|---|---|
2月(休日) | ¥ 43,530 | ¥ 1,500 | 93 |
5月(休日) | ¥91,900 | ¥2,000 | 196 |
8月(休日) | ¥40,230 | ¥1,500 | 86 |
10月(休日) | ¥80,780 | ¥5,000 | 172 |
12月(休日) | ¥62,880 | ¥2,500 | 134 |
出店料も合わせてご紹介していますので、出店を考える際の参考にしていただけたら幸いです。
(ちなみに過去10年の移動販売の経験上、イベントの出店料が歩合制だったことは一度もありません。)
私のクレープ販売の売上記録は、こちらの記事↓でも詳しく紹介していますので参考にしてください。
成功のコツ!イベント閑散期を乗り切る方法
イベントの開催時期は春と秋が圧倒的に多く、その時期の週末はとても忙しくなります。
- 春と秋がイベント繁忙期(はんぼうき)
- 真夏と真冬がイベント閑散期(かんさんき)
逆に真夏と真冬はイベント自体の開催数が減ったり、客足が少なかったり、商品によっては売れなかったりと思ったような利益につながりにくい閑散期に。
クレープの場合、真夏の売上は半分以下にまで落ち込みます。アイクリームをトッピングしたとしても、炎天下の屋外でクレープを食べたいと思う人ってなかなかいませんからね^^
そのため、例えば真夏の出店であればかき氷やドリンクの販売ができるようなメニューに変更が必要です。
またイベントに代わる出店場所を確保するなど、利益を安定させる対策も合わせて考えておくのが成功のコツです。
【チャンス】ほかの出店場所に誘導するきっかけづくりを忘れずに!
また大人数のお客さんが集まるイベントは、あなたのキッチンカーをより多く知ってもらうチャンスになります。
よってイベント出店の際には是非、お店のSNSやホームページを案内するチラシを配布して、キッチンカーの宣伝も同時進行で行ってください。
するとネットであなたの出店情報を見て、他の出店場所にも買いに来てくれるファンが徐々に増えていくはずです。
①イベントでファンを集める
②平日の出店場所にファンを誘導する
この手順↑でイベント出店を軸に出店場所を展開し、他の出店場所の売上を伸ばす仕組みを作りましょう。
イベントの出店場所を探す方法
イベントの出店場所を探す方法としては下記の3つです。
イベント出店の募集情報は、全国各地でネット・地域情報誌・新聞などを通じて随時アップされています。
最初はそれらの情報に応募し、出店が確定した場所から順に出店していきましょう。
毎月・毎年など、定期開催されているイベントは、一度出店すればその後直接出店の誘いが来ることもあります。
イベントの出店者募集情報に特化した便利なサイトとして、下記に7つ掲載しておきますのでここから探してみてください。
- 中部地方イベント情報インスタページ
- 関西イベント情報インスタページ
- 関東イベント情報インスタページ
- Hotdoggerの当該ぺージ
- 「出店情報ナビ」の当該ぺージ
- ジモティー当該ページ
- 工芸とクラフト ホームページ
イベントに申請・申し込む方法と記載事項
・販売予定のメニューとおおまかな食数
・住所と氏名
・当日連絡のつく電話番号やメールアドレス
・ホームページやブログなどのURL
・キッチンカー内の見取り図(手洗い場や保冷設備のチェックのため)
・電力使用量(ワット数)と電気機器の名称(冷蔵庫・換気扇など)
・キッチンカーの車体の大きさ(縦横の長さ・販売口の記載)
・『イベント開催地を管轄する保健所』の営業許可証のコピー
・キッチンカーの車検証、自動車任意保険のコピー
・PL保険の保険証のコピー
イベント出店の場合、主催者が求める「申し込み書」や「ネット上の応募フォーム」に必要な情報を記載&提出することで申し込みます。
内容はイベントによってまちまちですが、わたしの経験では上記のような記載が必要なことが多かったです。
注意|全てのイベントに出店できるとは限らない?!
イベント出店の場合、応募したからと言って必ずしもすべてのキッチンカーが出店できるとは限りません。
・他の出店者のメニューと重なりすぎないよう出店調整される
・イベントの雰囲気・趣旨に合致しているか判断される
・8ナンバーキッチンカーでなければ出店を許可されないケースもある
などの理由で出店者の選別が行われることもあります。その時はあきらめて他を探しましょう。
なお8ナンバーキッチンカー以外の車種が出店制限を受けることについては、少なくとも私の地元ではまだ聞いたことがなく、東京や大阪といった都市部で起こっているようです。
8ナンバーキッチンカーについてはこちらの記事↑を参考に製作を検討してみてください。
イベント以外で売れる場所6選!商業施設・観光地・道の駅・公園・アウトレットモール
イベント出店の予定がない・・・。そんなときは下記ような商業施設の出店も検討してみましょう。
【共通点】商業施設・本屋・遊園地・ゲームセンター・道の駅で売れるメニューとは?
じつは商業施設のキッチンカー出店では、売れるメニューに共通点があります。
それはクレープやたこ焼き、ホットドック、メロンパン、フライドポテト、から揚げといった定番屋台メニューであるという点です。
このような施設に来場するお客さんのニーズはこんな感じ↓。
・小腹が減ったので何か少しだけ食べたい
・いろんなものを少しだけ買って食べたい
・家族全員の分を買いたい
そのため「がっつりランチ系」よりも定番屋台メニューのほうが売れやすいのです。
また家族連れのお客さんも多く、家族全員の分を複数個まとめ買いしたいというニーズもあります。
そのため比較的単価の安い定番屋台メニューのほうが財布にやさしく、買ってもらいやすいので断然おススメです。
必ずしもランチ系メニューが売れないというわけではありません。
ショッピングモールの休日出店の売上がこちら↓
参考までに、私がキッチンカー1年目でショッピングモールに出店した際の売上と出店料(場所代)をご紹介しておきます。
出店月 | 売上 | 出店料(場所代) | クレープ販売個数 |
---|---|---|---|
2月(休日) | ¥ 37,700 | ¥ 6,480 | 80 |
4月(休日) | ¥ 29,450 | ¥ 6,480 | 63 |
6月(休日) | ¥ 32,990 | ¥10,800 | 70 |
12月(休日) | ¥ 36,570 | ¥ 10,800 | 78 |
1年目とはいえ、それまで約5年ほどクレープの販売経験があり調理接客は慣れていました。
またお店の認知度も高まっていたので、私のクレープ目当てで足を運んでくれるお客さんもちらほらいた時の売上です。
【得した】ゲームセンターの休日出店の売上公開!
つぎにゲームセンターの売上を実例でご紹介しておきます。
出店月 | 売上 | 出店料(場所代) | クレープ販売個数 |
---|---|---|---|
11月(祝日) | ¥ 43,470 | ¥ 0 | 80 |
11月(土) | ¥ 43,320 | ¥ 0 | 76 |
11月(日) | ¥47,210 | ¥0 | 89 |
こちらはキッチンカー4年目にして唯一出店したゲームセンターでの売上。
(先方から依頼を受けての出店なので、出店料は0円でした。)
特に15:00以降になるとゲームセンターで遊び終えた若い子たちが急に集まり始め、一時は行列ができる盛況ぶりでした。
ゲームセンターの規模や、若者と販売メニューとの相性などもあるかもしれませんのでそこはよく考えて!
ゲームセンターでもショッピングセンター同様に利益が取れるので、出店を考える余地は十分あると思います。
商業施設や観光施設、本屋や中古品買取店に出店を申し込む方法
ここでご紹介したような観光施設や商業施設に出店する場合も、イベント出店と同じような内容を申告する必要があります。
内容はまちまちですが、わたしの経験では下記のような記載が必要なことが多かったです。
・販売予定のメニューとおおまかな食数
・住所と氏名
・当日連絡のつく電話番号やメールアドレス
・ホームページやブログなどのURL
・キッチンカー内の見取り図(手洗い場や保冷設備のチェックのため)
・電力使用量(ワット数)と電気機器の名称(冷蔵庫・換気扇など)
・キッチンカーの車体の大きさ(縦横の長さ・販売口の記載)
・『イベント開催地を管轄する保健所』の営業許可証のコピー
・キッチンカーの車検証、自動車任意保険のコピー
・PL保険の保険証のコピー
商業施設の出店場所を探す7つの方法
商業施設を探す場合は下記のようなマッチングサイトからの申し込みが一般的です。
(観光施設や遊園地といった希少な場所は、キッチンカーの受け入れをしているかどうか電話で直接問い合わせたほうが早いかもしれません。)
住宅展示場・スマホショップ・家電量販店・カーディーラー・ガス屋さんの「買取型出店」がおトク!
つぎにご紹介する住宅展示場・スマホショップ・家電量販店・ガス屋さん・カーディーラーなども、キッチンカーにとっては貴重な出店の機会です。
というのも、確実に利益を上げる「買取型出店」で出店することができるから。
どういうことなのか、順に解説していきますね。
住宅展示場・カーディーラーでの買取型の出店とは?
周年祭や感謝際、スマホの新規契約キャンペーンなどのイベントで会場に賑わいを添えるキッチンカーは、非常に重宝されます。
買取型出店とは、住宅展示場・スマホショップ・家電量販店・カーディーラーが、商品を全額買取ってくれる出店ことです。
買い取られた商品は、無料または100円程度の価格で来場者にプレゼントとして配布されます。
プレゼントという性質上、たこ焼き・クレープ・メロンパン・からあげ・かき氷・ホットドックなど、1個当たりの価格が安くて万人ウケするメニューを販売するキッチンカーに出店依頼が来ます。
ランチ系メニューだと、このタイプの出店は難しいかもしれません。
開催日としては来場者数が集まりやすい、土日祝日の休日です。
キッチンカーにとって買取型出店が超おトクな4つの理由
このように買取型出店はこちらからお願いして出店させてもらうのではなく、主催者から依頼を受けて出店するものです。
よって、普通の出店よりもキッチンカーにとって有利でお得な点が4つあります。
・出店料及び電気代を払う必要がない
・買取が確定しているので、売れ残りの心配がない
・天気に売上を左右されない
・往復の交通費を別途請求可能(要交渉)
このように↑、たとえ来場者が少なかったとしても確実に売上を得ることができるという点が買取型出店最大のメリット。
また交通費を別途請求してOKなのも嬉しい点です。
私の場合は主催者と相談しつつ、片道30分圏内は無料。それ以上の遠方は別途請求としていましたね。
他の出店場所で出店するよりもメリットが大きい場合もあるので、依頼があった場合は出店を検討しましょう。
買取型出店のたった一つのデメリット
いっぽう買取型出店のデメリットと言えば、出店を約束した時点でその日の売上上限が決まってしまうことです。
5万円の買取金額で出店を約束した後で、大型イベントの出店依頼が来る・・・なんてことがたまにありました。
もちろんどんなお仕事でも全力で対応するのは当然ですが、商売として売上をいかに伸ばすか考えることも同じくらい重要なことです。
他の出店場所との兼ね合いも考えながら、出店を引き受けるかどうか見極めていきましょう。
買取出店の売上と失敗例
参考までに、私が買取出店で出店していた時の売上と失敗例をご紹介しておきます。
出店先 | 売上 | クレープ販売個数 |
---|---|---|
HONDA CARS(2日間) | ¥109,576 | 260 |
カーディーラー(1日) | ¥ 31,164 | 70 |
住宅展示場(1日) | ¥ 50,760 | 120 |
ミスタータイヤマン(2日間) | ¥ 90,720 | 200 |
上記のように、買取出店に慣れていない頃は、70個のクレープ配布を¥ 31,164で引き受けていた時期がありました。
10:00~16:00までの出店(もしくはそれ以上時間)で、休日3万円の売上げでは少ないですね。
それ以降はクレープ100食で5万円(税別)を最低買取価格に設定。それ以下の値段では引き受けないと決めました。
今は物価高で材料費も上がっているので、最低価格を5万5000円~6万円の設定でもいいと思います。
周りのキッチンカーの価格を参考にしながら設定してみてください。
住宅展示場・スマホショップ・家電量販店に出店する方法と手順
買取型の出店依頼を受けるための方法は下記の2つ。
①マッチングサイトに登録し、依頼が来るのを待つ
②あなたのSNS・ブログ・ホームページから直接依頼を受ける
マッチングサイトに登録する際の流れは、Nicoliのサイトが非常に具体的で分かりやすいので参考にしてください
SNS・ブログ・ホームページから直接依頼を受ける場合は、下記の内容について記載し、出店依頼につながるような工夫をしましょう。
慎重に検討すべき出店場所3つ|オフィス街・住宅街・大学
さて最後は少しシビアな話になってしまうのですが、「慎重に検討すべき出店場所3つ」をご紹介してこの記事を終えたいと思います。
「こんなはずではなかったのに・・・。」と後悔することがないよう、現実的な部分もお伝えしておきますね。
(だれも言わないので代わりに私が現実を書いときますっ。)
ぶっちゃけ空きなんてある??|オフィス街・ビジネス街
オフィス街・ビジネス街は、ランチ難民をターゲットにしたキッチンカーの出店場所として人気の出店場所です。
そんな絶好の出店場所を見つけることができれば、平日のランチ営業だけでも余裕で利益が出せるキッチンカーになれるでしょうねー。
ただし、ビジネス街はすでに人気の先輩キッチンカーがしのぎを削る激戦区。
はたして新規開業者に出店の余地があるのか、大変疑問に感じるところです。
・リピーターが付いた人気のキッチンカーが、すでにたくさんいる
・先輩オーナーが「売れる場所」を簡単に手放すわけがない
・そもそもオフィス街がない地域では出店は不可能
以上を含めて考えると、ビジネス街の出店場所探しは至難の業になる可能性が高いです。
空があったとしても「出店しても売れない場所」の可能性があるのでそこは気を付けて!
ちなみにマッチングサイト大手の「モビマル」で検索してみましたが、本記事執筆時点(2023.12月)でビジネス街の出店場所はたったの3件(大阪1件・愛知県2件)でした。
あんなに有名な東京のビジネス街の出店場所が1件も掲載されていないという事実こそ、現実を物語っていると思うのですが・・・あなたはどう思いますか?
激ムズ?!|住宅街のキッチンカー出店
次に慎重に考えたい出店場所は住宅街です。
コロナ禍で外出を控えたり、リモートワークの普及によって「巣ごもり需要」が増加。それに伴いキッチンカーの出店場所も住宅街へと広がりました。
ですが実際には他の出店場所とは違う「住宅街特有の大変さ」がありそうです。
【外部リンク参照】軒先ビジネス|住宅街スペースオーナーの集客の工夫
こちらの記事↑では、住宅街でカレーのキッチンカーさんが出店された様子を記事にされています。
画像付きで解説されていて、出店の苦労話や集客の工夫などとても勉強になりますので是非ご覧になってみてください。
この記事の内容をもとに住宅街出店の特徴をまとめると下記の通りです。
こういう事実↑を知ったうえで出店にチャレンジするならもちろんOK!
ですが特に開業間もない方が出店するには、「集客」の面でハードルが高いかもしれないということだけは覚えておきましょう。
安売りが前提??|大学のキッチンカー出店
3つ目にご紹介する大学は、ランチ営業が主体の出店場所。マチングサイトで検索すればいろんな大学が出てきます。
ですがいくつかの大学では、「ボリュームのあるランチをワンコイン(500円)で販売してほしい」と依頼される場合があるようなのです。
ただでさえ物価高で材料費が高騰しているなか、ボリュームのあるランチの価格を500円に抑えるなんて個人で背負える負担の域を超えていると思いませんか?
また「合理的な理由なく価格低減を要求することは、法令違反の可能性がある」と中小企業庁のサイトで警告されていています。
相手が学生であれば「合理的な理由」として認められるということでしょうか???
いづれにせよ、安売りしなければ売れないような場所で出店する必要はないと思います。
条件をしっかり吟味して、きちんと利益が取れる出店場所を選んで出店しましょう。
700円のランチを500円で学生に売って、差額の200円は大学が負担してくれる場合もあるようです。それなら出店する価値はありそうですね。
まとめ
以上長くなりましたが、キッチンカーの出店場所について解説しました。
ここでご紹介した12種類の出店場所↓を参考にしつつ、ぜひ失敗しない出店場所選びにご活用ください。
- 各種イベント(フェス・手作り市・マルシェ・フリマなど)
- オフィス街
- 住宅街
- ショッピングモール・ドラッグストア・スーパーマーケットなど
- 住宅展示場・携帯電話ショップ・家電量販店など
- アミューズメント施設(ゲームセンター・ボーリング場・パチンコ店)
- 本屋・中古買取店
- 観光施設・遊園地
- 市役所・コミュニティセンター・公園
- 道の駅・高速道路のサービスエリア
- 大学
- 病院・介護施設
さらにこのブログでは出店場所探しを効率よく行っていただくための出店募集情報のまとめページを用意しています。
こちらもぜひご活用ください。