
キッチンカーの開業を思いついたものの、いざ出店場所となるとどんな場所があるのか分からない・・とお困りの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
まず結論から言いますと、キッチンカーの主な出店場所としては下記の9つとなります。
- フェス・手作り市・マルシェ・フリマなど
- オフィス街・住宅街
- ショッピングモール・ドラッグストア・スーパーマーケットなど
- 住宅展示場・携帯電話ショップ・家電量販店など
- ゲームセンター・ボーリング場・パチンコ店
- 本屋・中古買取店
- 観光施設・遊園地・公園
- 道の駅・高速道路のサービスエリア
- 大学
こうしてみてみると、「キッチンカーの出店場所はたくさんあるから大丈夫!」と安心されるかもしれませんが、実際の出店場所探しというのはそう簡単なものではありません。
また世界は思いがけず「コロナ禍」という未曾有の事態に陥ってしまい、お祭り・大型フェスといったイベントが軒並み中止になっています。
このような現実も踏まえた上で、あなたのキッチンカー開業を成功させるためにどのように出店場所探しを行えばいいのか。
また、
- キッチンカーの各出店場所の特徴(メリット&デメリット)
- 各出店場所の申し込み方法
- 出店場所を自分で開拓・交渉する方法
- 出店料の相場
などポイントを交えて、詳しく解説していきたいと思います。
それではひとつづつ見ていきましょう☆
出店場所①|フェス・手作り市・マルシェ・フリマイベント
1日の売上・収益性抜群|イベント出店の特徴は?

早速、出店場所について解説を始めていきます。
まず最初にご紹介するのは、マルシェやフェス・手作り市などの各種イベントです。
これらのイベントは、数百人から数千人、ときには数万人規模の人が集まるキッチンカーにとってかなり貴重な出店場所。
そんなイベント出店の特徴をざっくりまとめると、こんな感じになります。↓
特徴 | |
〇収益性抜群 | ×大量の売残りリスク |
〇宣伝の場 | ×体力的・精神的な負担大 |
〇(オーナー同士)交流の場 | |
〇大量販売スキルの習得 |
表でご覧いただくとわかる通り、イベント出店ならではの集客力はキッチンカーにとって大きなメリットであるとともに、
- たった1日で数十万円稼ぐことも十分可能!
- オーナー同士で仲良くなって新たな人脈作りにつながる
- 情報交換の場になる
- 大量かつスピーディーな調理販売スキルが身に付く
などなど、とにかく大きなメリットを享受できるというのがイベント出店最大の魅力となっています。
一方で、このような大型イベントの場合は「大量の売れ残りのリスク」と常に隣り合わせであることも忘れてはいけません。
天候次第で結果が大きく左右されてしまいますし、「荒天中止」などとなれば、仕入れた大量の食材は行き場を失います。
イベント出店の際には、このようなリスクをなるべく最小限に抑える工夫が必要になるでしょう。
コロナ禍でのイベント出店は厳しいかも・・
また前述のようなデメリットに加え、現状のコロナ禍ではイベント自体が開催されない状況が続いています。
本文を書いている2021年9月現在、少しづつイベント再開の兆しが見えてきているものの、元通りの出店ができるようになるまでにはまだまだ時間がかかりそうです。

よって、大型イベントでガッツリ稼ぐという手法ではなく、生活に密着した場所で少しづつ売上を積み重ねていくような出店計画を立てるのが無難だと思います。
コロナ禍において、イベント出店は「おまけ」くらいに考えておくくらいがちょうどいいのではないでしょうか。
フェス・手作り市・マルシェ・フリマの出店料の相場
出店料の相場|3000円程度~1日数万円、3日間で数十万円など
次にイベントの出店料ですが、各イベントの性質によってかなり差があります。
- 主催者が誰なのか
- 集客人数はどのくらいなのか
によって、出店料が大きく変わってくる感じですね。
たとえば行政が関与・主催するイベントでは、多くの場合イベント運営に補助金が出ますので、出店料としては安く済むことが多いです。
いっぽうイベント運営会社が主催の場合は出店料も高額で、イベントの規模が大きくなればなるほど出店料もどんどん上がります。
フェス・手作り市・マルシェ・フリマに出店する方法

これらイベントに出店するためには、オーナー自ら申込む必要があります。
申込みで記載する内容はイベントによってまちまちですが、わたしの経験では下記のような記述が必要なことが多かったです。
- 住所・氏名・当日連絡のつく電話番号・メルアド
- 販売予定のメニューとおおまかな食数
- ホームページやブログなどのURL
- キッチンカー内の見取り図(手洗い場や保冷設備のチェックのため)
- 電力使用量と機器の名称(冷蔵庫・換気扇など)
- キッチンカーの大きさ(縦横の長さ・販売口の記載)
さらに、申し込みの際には『イベント開催地を管轄する保健所』の営業許可証のコーピーの提出は必須です。
これがない場合には出店できませんので注意しましょう。
ちなみに、応募が多ければ『選考』で決められます。
- できるだけほかの出店者とメニューが重ならないこと
- イベントの雰囲気・趣旨に合致したキッチンカーであること
を考えて選考されますので、応募したものがすべて許可されるわけではないことも覚えておいてくだいさい。
イベントの出店場所を探す方法|おすすめサイト8つ
イベントの開催情報を知るためには、はじめのうちはネットを通じた情報収集が主流となります。

それまでは地道に探すしかありません。頑張りましょう。
イベントの出店者募集情報に特化した便利なサイトとして、下記に8つ掲載しておきますのでこちらを活用してみてください。
②関西|イベント情報
③北陸|イベント情報
④東海|イベント情報
⑤関東|イベント情報
⑥Hotdogger
⑦ジモティー
⑧工芸とクラフト
出店場所②|オフィス街・住宅街の出店方法と探し方
オフィス街・住宅街の出店の特徴

出店場所2箇所目は「オフィス街・ビジネス街・住宅街」です。
東京を中心とした大都市では、ランチ難民をターゲットにしたキッチンカー営業がすでに定着していました。
しかしコロナをきっかけにリモートワークが一気に普及。
サラリーマンの平日の在宅時間が長くなっていることから、住宅地(マンションの空きスペースなど)で出店するケースも徐々にふえてきているようです。
『ビジネス街』と呼ばれるようなエリアがない田舎にはあまり縁のない話ですが、東京以外の主要都市でも少しづつ出店場所の開拓が進んでいますので、今後期待できそうですね。
特徴 | |
〇平日でも利益につながりやすい |
×先行者優位で後発組は参入しづらい
|
×人気の出店場所は空きが出にくい
|
とはいえ人気のビジネス街では、すでに人気のある先輩キッチンカーが曜日固定で出店していることがほとんどでしょう。
これから開業される皆さんが出店を希望したとして、果たしてそう簡単に実現するかどうか・・難しいところだと思います。
いづれにせよ、このような激戦区で生き残っていけるだけの魅力あるお店作りと、信頼の積み重ねが重要であることは間違いありませんね。
オフィス街・住宅街の出店料の相場
出店料の相場|1日5000円程度、売り上げの15%など
オフィス街・住宅街の出店は仲介業者を介した出店になることも多いため、(土地の所有者と直接契約するよりも)多少高額になっているかもしれません。
ですがビルやマンションの所有者に個人で出店交渉するというのはそう簡単なことではありませんので、仲介業者を介した出店契約はむしろ積極的にチャレンジしていくべきだと思っています。
とりあえず出店してみて、売上と出店料のバランスを見ながら出店を継続するかどうか考えましょう。
オフィス街・住宅街の出店場所を探す方法|おすすめサイト2つ
前述のとおりオフィス街や住宅街での出店は、仲介業者にキッチンカー登録を依頼するところから始めましょう。
その登録先として、ここでは2つのサイトをご紹介しておきますのでご活用ください。
出店場所③|ショッピングモール・ドラッグストア・スーパーマーケット
ドラッグストア・スーパーの出店の特徴

次は、商業施設のご紹介です。
移動販売にとって、平日の出店先をどうするか考えておくことは非常に重要です。
1年365日のうち、平日のほうが圧倒的に多いわけですからね。
特に田舎住まいの方が移動販売を専業にするなら、商業施設は欠かせない出店場所になると思います。
特徴 | |
〇平日の出店場所に最適 |
×コンビニやスーパーとの競合
|
〇定番屋台メニューが人気 |
×短時間営業で体力的にキツイ
|
また出店場所の特徴としては、
- 平日の出店場所として確保しやすい
- たこ焼き・クレープ・ホットドックなど、定番屋台メニューが売れやすい
というメリットがある一方、
- コンビニやスーパーの安い商品と競合しやすい
- ランチタイムから20:00ごろまで、長時間出店しなければまとまった売上につながりにくい
という特徴も持っていますので、まずは実際に出店してみて、自分の商品との相性を見てみるとよいでしょう。
ドラッグストア・スーパーの出店料の相場
出店料の相場|平日は3,000円~5,000円、土日祝日は5,000円~10,000円ほど
ドラッグストア・スーパーに出店する方法と探し方
商業施設の出店場所はネット検索で簡単に見つけることができます。
下記に主なサイトを4つ掲載しておきますので、ぜひ希望の出店地域を探してみてくださいね。
出店場所④|住宅展示場・スマホショップ・家電量販店
住宅展示場・スマホショップ・家電量販店の出店の特徴
住宅展示場・スマホショップ・家電量販店なども、キッチンカーにとっては貴重な出店の機会となります。
ただしこれらの出店場所の場合、「キッチンカーの商品をプレゼントとして来場者に配りたい!」という住宅会社・スマホショップからの要望があって初めて出店が成立するケースが大半でしょう。
たとえば、
- カーディーラー主催の感謝際
- 住宅展示場の住宅お披露目会
- スマホショップ主催の契約相談会
などなど、企業主催のイベントの集客のためにキッチンカーが呼ばれるということですね。
このように、こちらからお願いして出店させてもらうのではなく、企業側からの依頼を受けての出店となりますので出店料・電気代などの支払いは不要です。
また100食・120食・200食・・・と、まとまった食数を企業に買取ってもらう出店形式となりますので、赤字や売れ残りの心配がないという特徴もありますね。
ミント
住宅展示場・スマホショップ・家電量販店でウケるメニュー
前述のとおり、買取型の出店では来場者へのプレゼントの意味合いが大きくなりますので、キッチンカーのメニューなら何でもOKというわけではありません。
私の過去の経験では、たこ焼き・クレープ・メロンパンかき氷・ホットドックなど、1個当たりの価格が安くて万人に喜ばれるメニューが圧倒的に人気があります。
ご飯ものの買取型出店は、あまり聞いたことがありませんね・・。
買取型の出店を希望される方は、このような定番メニューを取り入れたほうが出店依頼につながりやすいと思います。
どのくらいの料金設定にしたらいい?
クレープやたこ焼きの場合、100食5万円程度を最低買取価格にしていることが多い印象です。(交通費は別途実費請求でOK)
買取型の出店は売れ残りや赤字を考えなくて済む反面、出店を約束した時点でその日の売上は確定してしまいます。
よって、極端に安い金額にして損することがないように、考えて値段を提示しましょう。料金設定は周りのキッチンカーの様子を見ながら、それに合わせるような金額設定するといいと思います。
*首都圏では、5万円以上の高額な設定にされているかもしれません。
住宅展示場・スマホショップ・家電量販店に出店する方法
買取型の出店では、企業側がネット検索で直接あなたのキッチンカーを探して問い合わせをされるケースが多いです。
よって、あなた自身でホームページやフェイスブックページ・ブログなどを用意し、キッチンカーの情報や連絡先を掲載しておくことが必須です。
掲載の中身としては、
- お店の屋号、オーナー氏名、問い合わせ先
- 出店条件(100食○○円で出店します!など)
- 取り扱いメニュー
- 出店に必要な交通費等、料金明細
など。
このようにいつでも連絡してもらえる環境を整えておくことで、出店依頼の問い合わせをもらいやすくなります。
また買取型の出店の場合、「仲介業者」にあなたのキッチンカーを登録をしておき、仲介会社経由で出店依頼を受けることもできます。

申し込みの流れとしてはおおむね下記のとおり。
参考までに、下記に10個の出店仲介サービスサイトを掲載しておきますので、気になる方は一度問い合わせてみてください。
①IHOK(アイホック)
②移動販売.net
③東海移動販売車組合
④移動販売・ケータリングカー.com
⑤中部ケータリングサービス
⑥ドリームピノキオグループ
⑦北新ケータリング
⑧Event World
⑨Chronus(クロノス)
⑩関西ケータリング協会
コロナ禍では買取出店の機会が激減?!
買取型の出店は一度決まれば毎年依頼が来ることが多く、このよう現場をたくさん抱えることで安定した売り上げにつながりやすかったのですが、残念ながらコロナで一転。
企業主催のイベントは今のところほとんど開催されない状況がつづいており、出店依頼が来ない状態です。
企業主催のイベントで来場者に食べ物を提供してクラスター発生・・・などとなってしまうと、その後の企業イメージはガタ落ちですもんね。。
こればっかりは、今後の行方を見守るしかないといった状況です。
出店場所④|ゲームセンター・ボーリング・パチンコ店
ゲームセンター・ボーリング・パチンコ店の特徴

パチンコ店やゲームセンター・ボーリング場などのアミューズメント施設は、意外と見落としがちな出店場所なのではないでしょうか。
近くに飲食店がほとんどないような立地の施設だと、キッチンカーの出店はとても需要が高くなるのでおすすめです。
ゲームセンター・ボーリング・パチンコ店の出店料と相場
出店料の相場|1日3000円程度(←私が出店した時のはなしです・・。)
具体的な料金は出店先によってまちまちだと思いますが、ほかの商業施設と同じく5000円前後というのが相場ではないでしょうか。
ゲームセンター・ボーリング・パチンコ店の出店方法
このようなアニューズメント施設の出店募集情報は、なぜかネット上では見つけることができませんでした。
現状は個人で直接問い合わせて探すしか方法がないと思います。
出店場所⑤|本屋・中古買取店
本屋・中古買取店の特徴

以前テレビで移動販売の特集があったのですが、その際、本屋さんはキッチンカー向けの出店場所であると紹介されていましたね。
スーパーで両手にたくさんの買い物袋を持っているお客さんを狙っても、足を止めて買ってくれないからということでした。
本屋さんなら本を買うついでに買ってもらえるので、売上につながりやすいのだそうです。
本屋・中古買取店の出店料と相場
出店料の相場|1日5000円前後
具体的な料金は出店先によってまちまちだと思いますが、ほかの商業施設と同じく5000円前後というのが相場だとおもいます。
本屋・中古買取店の出店方法
本屋・中古買取店も、個人で直接契約する以外に方法はないと思います。
仲介業者のサイトにも情報の掲載がありませんので、気になる場所に自分で問い合わせてみるしかなさそうですね。
出店場所⑥|観光施設・公園・遊園地
観光施設・公園・遊園地の出店の特徴

観光施設や公園なども、許可さえ取れれば出店可能です。
ただし公園の場合は行政が管理しており、キッチンカーの商売目的に場所を提供してくれるところとそうでないところで対応がはっきり分かれます。
「頼めばどこでも出店させてもらえる」というものではありません。
また遊園地などでも出店できることがありますが、遊園地の場合は園内の既存店(の売上)が優先されます。
そのため出店できたとしても、園の入口や出口付近での出店になるかもしれません。
観光施設・公園・遊園地の出店料と相場
出店料の相場|1日1500円~5000円前後
観光施設・公園・遊園地の出店方法
こちらも個人で直接問い合わせて聞いてみましょう。
すでにキッチンカーの出店実績がある場所を狙うと、スムーズに話ができると思いますよ。
出店場所⑦|道の駅・高速道路サービスエリア
道の駅・高速道路サービスエリアの出店の特徴

こちらも許可さえ取れたら出店可能です。
わたしも出店できないか問い合わせてみたことがあるのですが、既存店との競合になるのでと断られた経験があり、結局一度も出店したことがありません^^
道の駅・高速道路のサービスエリアの出店料と相場
出店料の相場|1日5000円前後
道の駅・サービスエリアの出店方法
こちらも個人で直接問い合わせて聞いてみましょう。
すでにキッチンカーの出店実績がある場所を狙うと、スムーズに話ができると思います。
出店場所⑧|大学
大学の出店の特徴

大学の場合は、キッチンカーの受け入れをすでに開始しているところも増えているように感じます。
また大学なら平日にたくさん人が集まる場所になるため、平日の出店場所探しでお困りの方には最適な場所になるかもしれません。
ただし、購入するのは20台前後の若い世代が大半になりますので、年齢に合わせたメニュー展開は必須といえそうです。
さらにコロナ禍の現在、大学ではオンライン授業をメインとしている場合も多いのではないでしょうか。
そんな中、以前と同じように出店できるのか。
出店できたとして、どのくらいの集客が見込めるのかについてはあらかじめ確認が必要だと思います。
大学の出店料と相場
出店料の相場|1日5000円前後
大学の出店方法
こちらも個人で直接問い合わせて聞いてみましょう。
すでにキッチンカーの出店実績がある場所を狙うと、スムーズに話ができると思います。
自分で移動販売の出店場所を交渉し、許可を取る方法
出店場所を新規に開拓するのは『至難のワザ』
さてキッチンカーの出店場所を9つご紹介してきたわけですが、ネット検索や仲介業者に頼らず、ご自身で出店交渉されるオーナーさんもいらっしゃるかと思いますのでその方法についても触れておきたいと思います。
まず結論から申しますと、過去に誰も出店したことのない場所で交渉しても、出店させてもらえる可能性は極めて低いです。

残念ですが出店場所を新規に開拓するというのは、そう簡単ではありません。
本当に大変な道のりだということを自覚しておきましょう。
自分で交渉するのがムダとは言いませんが、優先順位としては『キッチンカーの出店受け入れ実績のある場所』を探すというのが一番成功率が高く、出店につながりやすい方法だということは覚えておいてください。
交渉するなら、できるだけ個人や小さな会社がオススメ
それでも自分で出店場所を探したい場合は、できるだけ小さな企業さんにお願いしてみることをお勧めします。
大きな商業施設であるほど、断られる可能性は高いです。
小さな個人商店や個人所有の空きスペースなら、初対面でもわりとスムーズに受け入れてくれることが多いように思います。

出店場所を交渉・許可をもらうときのコツ
ミント
↑この質問もいただくのですが、残念ながら確実に出店場所を確保するためのコツとか裏技みたいなものは存在しません。
(それがあるのだとしたら、こんなに出店場所探しに苦労なんてしないわけで・・・^^)
ただ、あなたのキッチンカーを信用してもらうための工夫はしたほうがいいと思います。
もしあなたが土地の所有者だとしたら、どこの誰だかわからないキッチンカーオーナーの要望にすぐに応じられるでしょか?
販売実績もない。どんなものを売っているのかもよくわからない。
そんな状況ではなかなか信用してもらえなくて当然です。
ですからある程度の販売実績を積み、それを提示できるような経歴書などを作成したうえで出店交渉してみましょう。
信用アップにもつながり、交渉しやすくなるのではないでしょうか。
道路や公園での無許可出店はやめましょう
道路で出店するためには、警察の許可が必要
またキッチンカーとして、やってはいけない出店についてもお話ししておきます。
それが、道路と公園での無許可出店(ゲリラ出店)です。
お祭りで見かける露店商のように、道端で自由に出店できるのでは?と考える方もいらっしゃるのですが、それは間違いなんですね。
あのような露店の出店というのは、お祭りやイベントが開催される日に、警察に届け出をして許可を得た当日に限り許可される出店です。
個人の希望で自由に道端で出店できるものではありませんし、警察に届け出をしても個人のキッチンカー出店が許可されることはありません。
基本的に道路でのキッチンカー出店(個人)はできないと思ってください。
参照(外部サイト):道路使用許可の概要、申請手続等
無許可で出店した場合は、道路交通法違反で刑事罰が課せられることになりますのでご注意を。
公園での無許可出店も禁止
前述した通り、公園での出店にも自治体の許可が必要となります。
無許可で出店した場合、都市公園法の定めにより罰金・懲役刑に処せられることがありますので絶対にやめましょう。
まとめ
以上、キッチンカーの主な出店場所を9つご紹介しました。
おさらいすると下記のとおりです。
- フェス・手作り市・マルシェ・フリマなど
- オフィス街
- ショッピングモール・ドラッグストア・スーパーマーケットなど
- ゲームセンター・ボーリング場・パチンコ店
- 本屋・中古買取店
- 観光施設・遊園地・公園
- 道の駅・高速道路のサービスエリア
- 住宅展示場・携帯電話ショップ・家電量販店など
- 大学
解説した通り、どんな出店場所にもメリットとデメリットが存在します。
また思い通りに出店できるような場所はなかなかなく、
- その出店場所の環境や条件に、臨機応変に合わせる
- 希望の出店場所に空きが出るまで気長に待つしかない
など、大変な部分もけっこうあります。
とにかく、キッチンカーで成功するためにはいかに長く地道に続けていけるかがカギとなります。
そうやって少しづつ知名度と信頼を積み上げていくと、自然と出店先が開拓されていくと感じていますので、そのことも大事に考えてみてくださいね。
なおこのサイトでは、出店場所探しを効率よく行っていただくための「出店募集情報のまとめページ」を開設しています。
最新情報をスムーズにチェックしていただけると思いますので、ぜひご活用くださいね。

それではまた☆