[chat face=”woman-1.jpg” name=”女性相談者さん” align=”left” border=”none” bg=”gray” style=””]先日見かけたキッチンカーに興味があるけど、実際はどんな業界なの?[/chat]
[chat face=”man-1.jpg” name=”男性相談者さん” align=”left” border=”none” bg=”gray” style=””]移動販売ってどうやったら成功できるのかなあ・・?[/chat]
このように移動販売に漠然と興味をいだきながらも、実情がよくわからないという方はたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
とくに「どうすればキッチンカーで成功できるのか」は、みなさん気になりますよね。
そこでこの記事では、
- (コロナ時代における)移動販売業界の将来性
- 移動販売のメリット&デメリット
- 移動販売で成功する7つの方法
- 移動販売で成功するための10の開業手順
について分かりやすく解説していきたいと思います。
これから続くであろう「Withコロナ」の時代に移動販売は生き残っていけるのか、開業する価値はあるのかについても合わせて解説していきますので、ぜひ最後まで読み込んでみてくだいさい。
[chat face=”prof-3.jpg” name=”ミント所長” align=”left” border=”yellow” bg=”yellow” style=””]このサイトはクレープの移動販売歴10年の経験を持つMintが解説しております![/chat]
コロナ時代でも移動販売業界に将来性はあるの?
具体的な方法と開業手順を解説する前に、キッチンカー業界の将来性について少し触れておきたいと思います。
(いくら移動販売が夢のある仕事だとはいえ、この業界自体が縮小していくようでは話になりませんから^^)

引用元:forbes
こちらは↑東京都福祉保健局の「食品衛生関係事業報告」に掲載されているキッチンカー登録台数の推移です。
右肩上がりに上昇していて、年々増加傾向にあることが分かります。
ただしこの実績はコロナ発生前のもの。
2020年に入り、世界は思いがけず「コロナと共存」という経験したことのない時代を迎えることになってしまったわけですが、コロナ発生後の現在はどうなっているのでしょうか・・・?
コロナ禍でもキッチンカーの新規開業者が続々?!
[su_row] [su_column size=”1/3″]pinterest[/su_column] [su_column size=”2/3″]じつはコロナ発生後の現在においても、キッチンカーの新規開業者は増え続ける傾向にあるようです。
先日テレビ放送されたFOOD TRUCK COMPANYさんの開業セミナーの様子を見ると、毎月300人ほどが新規開業を目指して受講されているとのこと。
コロナで店舗営業が厳しくなったこともあり、キッチンカー営業に転換する飲食店が増えているのも一つの要因になっているようですね。
[/su_column] [/su_row]
移動販売を開業する4つのメリット
このようにコロナ禍においても開業者が増える状況にあるキッチンカー業界ですが、店舗営業と比べて移動販売にはどのようなメリットがあるのでしょうか。
わたしが実際にこの業界に携わってみて感じたメリットとしては、つぎの4つが挙げられると感じています。
メリット①|家賃がかからない
[chat face=”prof-3.jpg” name=”ミント所長” align=”left” border=”yellow” bg=”yellow” style=””]キッチンカー営業に必要な固定費は車両の維持費や駐車場代だけ。固定費が最小限で済むのがメリットです。[/chat]
コロナ発生以降、飲食店にとって一番大きな負担となっているのが家賃の支払いです。
売上は大幅に減っているのに、毎月の家賃は支払わざるを得ないという苦しい状況に置かれ、借金を抱えての廃業に追い込まれるケースも多発しています。
その点キッチンカーの固定費といえば、車両の維持費や駐車場代くらい。
コロナ時代の飲食店としては、最もリスクの小さい営業形態であることは間違いありませんね。
メリット②|上限なく売上を伸ばせる
[chat face=”prof-3.jpg” name=”ミント所長” align=”left” border=”yellow” bg=”yellow” style=””]テイクアウト形式の販売のため、お客さんの数だけ売上につながるというメリットがあります。[/chat]
もちろん商品力・販売力が必要なのは言うまでもありませんが、
- 人のいるところに出向いて出店できる
- テイクアウト形式で、ひたすら商品を売り続ける
という二つのポイントの掛け合わせによって、大量販売が可能となります。
そのため個人の店舗営業では到底無しえないような売上を、たった1日で達成することもできるという大きなメリットがあります。
メリット③|販売労力が最小限で済む
[chat face=”prof-3.jpg” name=”ミント所長” align=”left” border=”yellow” bg=”yellow” style=””]移動販売なら、最小限の労力で多くの利益を生むことが可能です。[/chat]
店舗営業では、清掃や食器・カトラリーの管理、接客、人事管理など、調理以外の部分で時間と労力を消耗します。
手のかかる作業が多く、人件費の支払いで利益が少なくなってしまうのです。
いっぽうでテイクアウト形式を基本とするキッチンカーなら、
- 調理にフルコミットできる
- 人件費も削減できる
- 長時間労働から解放される
という点で、必要最小限の労力で営業することができ、利益を最大限享受できるというわけです。
メリット④|売りたい場所を選んで出店できる
[chat face=”prof-3.jpg” name=”ミント所長” align=”left” border=”yellow” bg=”yellow” style=””]売れる場所、売れる曜日など、ありとあらゆる条件の下で出店場所を自由に選べます。[/chat]
また固定の店舗とは違い、自分の好きな場所だけに絞って出店することが可能です。
コロナによる外出自粛が続いたとしても、販売拠点を中心街から住宅街へと移すことができるので、人の動きに合わせた出店も可能となります。
さらに、
- 雨の日はお店を閉める
- 集客の悪い場所からは撤退する
など、とにかく自由に好きな場所で出店できる自由度の高さは、移動販売にしかない大きなメリットだと言えるでしょう。
移動販売開業のデメリット
いっぽうで、移動販売にもデメリットはいくつかあります。
たとえば、
- 天気や気温の影響をもろに受けてしまうため、思い通りの販売がしずらい
- 出店場所が見つからなければ販売すらできない
- 重たい荷物や食材の積み下ろしで、体に負担がかかりやすい
など、けっしてメリットだけではないのが移動販売の現実です。
また移動販売では多くの方が失敗しやすい共通点もいくつか見られます。

あらかじめ知っておくことで失敗しない開業につながると思いますので、こちらもぜひ読んでみてください。
移動販売で成功するための7つの法則
前置きが長くなりましたが、移動販売の成功に関する解説に戻りたいと思います。
まず結論から言いますと、成功に必要なポイントは下記の7つです。
- 複数の出店先を確保すること
- 臨機応変なメニュー対応力
- リピーターを生む商品力
- メニュー表・外観の工夫で惹きつける
- 原価と経費をコントロールする
- 移動販売以外の収入源を持つ
- 先輩オーナーとのつながりを持つ
いったいどういうことなのか、ひとつづつ掘り下げてみていきましょう。
成功の法則①|複数の出店先を確保すること
移動販売の成功に欠かせないポイントとして最初にお伝えしたいのが、「出店場所の確保」です。
出店場所をたくさん確保できる人は、その中から「売れやすい場所」だけに絞って出店することもできますし、出店日数を稼ぐことで売上アップにもつながりますね。
出店場所の確保なしに、移動販売の成功はありえないということです。
出店エリアが広いほど出店場所を確保しやすくなりますので、可能な限り出店エリアを広げて出店するようにしてみてください。

(出店場所をの探し方については、こちら↑のページで詳しく解説しています。)
また自分の居住地にとどまらず、「移動できる」という強みを最大限に生かして販売商圏を広く持っているオーナーのほうがより成功する確率は高まります。
インターネットを活用し、他府県の情報も積極的に調べてみましょう。
成功の法則②|臨機応変なメニュー対応力
次にご紹介するのが「臨機応変な(メニューの)対応力」です。
これはどういうことかといいますと、
- 各出店場所の客層
- 季節や温度、天候
- 他のキッチンカーとの競合
を考えながら、その場のお客のニーズにできるだけ合わせたメニュー展開をするということですね。
具体的にどういうことなのか、更に解説していきます。
①各出店場所の客層に合わせる
[chat face=”prof-3.jpg” name=”” align=”left” border=”yellow” bg=”yellow” style=””]その出店場所に、どんなお客さんが集まるのかを考えたメニュー構成をしよう![/chat]
移動販売は固定店舗と違って、出店場所ごとに客層が変わります。
平日のオフィス街なのかスーパーマーケットに出店するのかによって、お客さんが食べたいと思うものは全く違うのです。
「人通りのある場所に行けば売れる。」という単純なものではありません。
その場にいるお客さんのニーズに寄せていけるメニュー展開が、成功の秘訣です。
②季節や温度、天候
[chat face=”prof-3.jpg” name=”” align=”left” border=”yellow” bg=”yellow” style=””]その日の温度・季節に合わせたメニュー構成にしよう![/chat]
更に、お客さんのニーズというのは、年齢や性別だけでなく、その日の気温や温度・天候によっても大きく変わります。
- 真冬にたい焼き屋さんに行列ができる(=真夏は売れない)
- 真夏にかき氷が飛ぶように売れる(=真冬は売れない)
というように移動販売の売上は環境に大きく左右されるのです。
売上の落ち込みをカバーできるようなメニュー構成は、必須であると言えますね。
③他のキッチンカーとの競合
[chat face=”prof-3.jpg” name=”” align=”left” border=”yellow” bg=”yellow” style=””]その出店場所に来る、他のキッチンカーの商品と競合しすぎない工夫が必要です[/chat]
そしてもう一つ覚えておいていただきたいのが、他のキッチンカーとのメニューの競合です。
例えば、「出店するイベントに、たこ焼き屋さんばかり集結していた。」などということは結構起こってきます。
すると売上が各店舗に分散してしまって、一店舗あたりの売上としては少なくなってしまいますよね。
こういうときに、減った売上をカバーするような他のメニューを販売していたり、たこ焼き以外のメニューで出店するといった対応力のあるキッチンカーなら、きちんと売上を残せるわけです。
このように、
- 各出店場所の客層
- 季節や温度、天候
- 他のキッチンカーとの競合
の3つの点で臨機応変なメニュー対応ができるキッチンカーは成功しやすいと思いますので、なにか一つでも取り入れて実践していただきたいと思います。
成功の法則③|リピーターを生む商品力
いっぽうで「キッチンカーで販売するメニューをコロコロ変える」というのは現実的にはそう簡単にできることではありません。
[chat face=”prof-3.jpg” name=”ミント所長” align=”left” border=”yellow” bg=”yellow” style=””]調理に必要な調理道具や仕込み・食材の仕入れに違いがありすぎると、キッチンカーオーナーひとりの力では対応しきれなくなるからです。[/chat]
このことから、わたしがオススメするのは主力になるメニューをなにか一つ決めることです。
他店に絶対に負けないと言えるくらい美味しい主力商品を作ったうえで、
- 各出店場所の客層
- 季節や温度、天候
- 他のキッチンカーとの競合
を考えたサイドメニュー的な商品を組み合わせることで、多くの現場に対応できるキッチンカーになれるのでオススメです。
成功の法則④|メニュー表と外観の工夫で惹きつける
そして食べ物の場合、文章や言葉以上に「視覚」に訴えかけるような魅せ方をしたほうが売上につながります。
メニュー表や外観の作り方にはある程度こだわりを持って、作り込んでいくことが成功の重要なポイントとなってきます。
魅せ方のポイント
[chat face=”prof-3.jpg” name=”” align=”left” border=”yellow” bg=”yellow” style=””]先輩オーナーがどのような外観づくりをしているか、見に行ってみるのもとても勉強になりますよ。[/chat]
キッチンカーの外観・メニューづくりのポイントとしては、
- 商品を写真できちんと提示する(文章やメニュー名だけの提示にしない)
- 大きめの商品写真(横断幕やタペストリーなど)で遠くからでも見えやすくするなどです。
また、同じメニュー画像を複数設置するというのも、キッチンカーではよく実践されている方法です。
メニューの数が少ないお店でも、商品写真を複数設置することでお店としての賑わいを演出することができ、集客につながります。
メニュー画像の注意点|これだけはやってはダメ!
ただし、外観やメニューを作る上で絶対に守ってほしいポイントがあります。
それは「ウソをつかないこと」です。
[chat face=”man-1.jpg” name=”男性相談者さん” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]メニュー表の写真を信じて注文したのに、実際には思っていたものと全然違った・・・。[/chat]
こういう嫌な思い↑、誰しも一度は経験したことがあるのではないでしょうか?
残念なことに、一部のキッチンカーや露店のなかには未だにこのような商売をされている人がいます。
ですがこれは絶対にやめておきましょう。本当に信用をなくします。
のぼりやタペストリーなど制作される方もいらっしゃると思いますが、その際にはぜひ自分の商品画像を使用して、オリジナルで制作されることを強くおすすめします。
ウソを付くつもりがなくても、メニュー写真と実際の商品があまりにも違いすぎると、やはりお客さんは不信感を抱くものです。
またオリジナルの販促物のほうが個性が出ますので、販促物の作り方にもこだわりましょう。
成功の法則⑤|原価と経費をコントロールする
次にご紹介するポイントがこちら、「原価と経費をコントロールすること」です。
移動販売といえども、どんぶり勘定でやっていけるような甘い世界ではありません。
- どんな商品をいくらで何食販売するのか
- その販売にかかる原価はいくらなのか
- その販売に必要な経費はいくらなのか
- 手元に利益がどのくらい残るのか(残したいのか)
についてしっかりと経営の舵取りをするのが、個人事業主としての成功の基本です。

移動販売の経営に必要な原価や経費については、こちらの記事↑を参考にしてください。
売れ残りによる廃棄食材を極力抑えること
また、意外と見落とされがちなのが「廃棄食材」のコントロールです。
いくら原価を抑えていても、大量の食材を廃棄していたのではお金を捨てるのと同じことになってしまいます。
具体的には、
- 売れ残った食品を再加工できないか考えてみる
- その日の売れ行きを予測する力を身につける
- 人気のない商品はメニューからはずす
といった、工夫をしていくことが大切です。
食品の再加工をするには限界があると思いますので、そもそも売れ残りを産まないような売れ行き予測を立てるほうが現実的だと思います。
ちなみに売れ行きの予測は、出店経験を積み重ねていくことで自然に身についていきますので、場数を踏むことが重要になりますね。
「人気のないメニュー」が足を引っ張る原因になる?
3つ目の「売れ行きの悪いメニュー」についてですが、これはあまり人気のないメニューのことです。
[chat face=”prof-3.jpg” name=”ミント所長” align=”left” border=”yellow” bg=”yellow” style=””]例えばクレープの中でも定番のチョコバナナクレープはめちゃめちゃ人気ですが、あんこを使ったような和風クレープはそこまで売れ行きがよくありません。[/chat]
どんな商品でも多かれ少なかれ「売れ行きの差」は生まれると思いますが、あまりにも不人気なメニューをそのまま採用し続けているのは、利益を残すという点では好ましくない場合があります。
売れないメニューは当然「売れ残り」に繋がりやすく、食材廃棄の可能性が高くなるからです。
それでも販売し続けるメリットや、強い思い入れがあるのなら販売してもOK。
そうでない限りはメニューから外してしまったほうが、成功しやすくなる場合がありますので、覚えておいてください。
成功の法則⑥|移動販売以外の収入源を持つ
6つ目のポイントになるのが「移動販売以外の収入源を確保すること」です。
これは移動販売の成功に際して、一見後ろ向きな内容だと思われるかもしれませんが、ぜひ考えてみてください。
個人事業主1年目で、順調に売上も伸びて、失敗なし!移動販売だけでなんの不安もなく生活しています♪なんてひと・・・いると思いますか?
[chat face=”prof-3.jpg” name=”ミント所長” align=”left” border=”yellow” bg=”yellow” style=””]わたしも副業スタイルで移動販売を続けています♪[/chat]
先輩オーナーの中には移動販売1本で生活できるという方も確かにいらっしゃると思います。
ですが、それはあくまで「移動販売を止めずに継続し続けてきた結果である」ということを忘れてはいけません。
よってはじめて移動販売に挑戦する方はぜひ、「副業スタイル」で収入源を確保できるようにしておきましょう。
「副業スタイル」のキッチンカー成功事例
副業スタイルで移動販売をされている方の中には、
- インターネットで文房具の販売をしている
- WEBデザインの仕事をしている
- 単発で事務の派遣の仕事をしている
など、移動販売以外の収入源を持っている人が多いです。
このように、移動販売以外に収入を確保する方法はたくさんあります。
移動販売を専業にするのは、得られる収入を確かめてからでも遅くはないはず。
移動販売以外の収入源は必ず確保し、息の長い経営を目指すことが成功の秘訣です。
成功の法則⑦|先輩オーナーとのつながりを持つ
最後に抑えておきたいのが、「先輩オーナーとのつながりを持つこと」です。
キッチンカー業界と言っても、全国各地で状況は少しづつ違います。
そこで「開業セミナー」に参加し、経験者の話を聞く機会を作ることをオススメします。

その地域の実情を肌で感じている先輩オーナーや開業経験者から直接話しを聞くことは、あなたの不安や悩みの解消につながるはずです。
最近は各地でセミナーが開催されていますので、ぜひ時間を作って足を運んでみましょう。
移動販売のはじめかた|成功するための開業手順
ここまで移動販売で成功するための7つのポイントについて解説してきましたが、じつは開業する前の準備段階でも壁にぶつかり、苦労されている方がけっこういらっしゃいます。
そういう方は「自分が思いついた順番」で準備をすすめてしまうので、
[chat face=”woman-1.jpg” name=”女性相談者さん” align=”left” border=”none” bg=”gray” style=””]これを知っていたらほかの方法を選んでいたのに・・・。[/chat]
[chat face=”man-1.jpg” name=”男性相談者さん” align=”left” border=”none” bg=”gray” style=””]これを確認してからキッチンカーを製作するべきだった・・。[/chat]
というような、失敗や後悔を生む結果になっているのではないかと感じています。
このような失敗をしないためにも、正しい順番で開業準備を進めていくことをオススメしています。
移動販売の始め方(手順・流れ)としては、
- 商品・メニューを決める
- キッチンカーの車種を決める
- 保健所で許可申請について相談する
- 開業費用を見積る
- 出店場所を探しはじめる
- 売上と利益を試算し、目標を決める
- 移動販売車を製作する
- 宣伝ツール・メニュー表をつくる
- 保健所の許可と資格を取得する
- 自動車保険・食品損害保険に加入する
の通りです。
ざっと流れを解説しますので、開業される際の参考にしてみてください。
Step①|商品・メニューを決める
[chat face=”prof-3.jpg” name=”ミント所長” align=”left” border=”yellow” bg=”yellow” style=””]最初に決めるべきは「商品・メニュー」です。[/chat]
最初に決めるべきはなのは車両でも出店先でもありません!「商品・メニュー」です。
これが決まらないことにはその後のステップが全く進んでいきませんので、とにかく最初に売るものをある程度決めてみてください。
こちらの記事では原価率の安いメニューをランキング形式でご紹介していますので、メニュー選びの参考にしてみてください。

Step②|キッチンカーの車種を決める
商品がおおよそ決まったら、ベース車両を仮決定してみましょう。
保健所の許可との兼ね合いで車種変更を余儀なくされる場合もありますので、あくまで仮決定でかまいません。
キッチンカーに改造できる車種にはどんなものがあるのか、こちらの記事↓で具体的に解説していますので参考にしてみてください。

Step③|保健所で許可申請について相談
つぎに保健所に問い合わせて相談してみましょう。
その保健所で許可を取得するには何が必要なのか、詳しく教えてくださいます。
ここでしっかり「保健所の規定」と「自分が売りたいもの」をすり合わせて、メニューと車両を確定させましょう。
移動販売の許可と資格を取る方法や、あなたが申請すべき保健所を探す方法はこちらの記事↓で解説済みです。

Step④|開業費用を見積る
車両と商品が決まったら、ここで開業費用をシュミレーションしてみましょう。
- 必要な調理器具
- 包装資材(紙皿・お箸など)
- キッチンカーのベース車両価格
- キッチンカーの内装設備品
など、ありとあらゆる必要物品をすべて書き出し見積りを取ります。
わたしのキッチンカー製作に関する費用はこちらの記事で公開していますので、参考にしてみてください。

[jin-iconbox10]キッチンカー開業のために支払った費用は、最初の確定申告の際に経費として申請できます。とにかくあらゆる領収書は捨てずにとっておきましょう。[/jin-iconbox10]
Step⑤|出店場所をさがし始める
[chat face=”prof-3.jpg” name=”ミント所長” align=”left” border=”yellow” bg=”yellow” style=””]移動販売は、売る場所がなければ営業すらできません。[/chat]
キッチンカーの出店場所をどのくらい確保できるかということが、あなたが成功するかどうかに大きく影響してきます。
そのためかなり早い段階から「出店場所のリサーチ」を始めることをおすすめします。
まだ出店先を見つけられていない方は、移動販売の出店場所の探し方と出店料の相場を参考に、すぐにでも探しはじめましょう。

Step⑥|売上と利益を試算し、目標を立てる
ここまで準備できたら、売上目標を設定してみましょう。
移動販売の売上と原価、経費、利益の基本的な考え方は下記の通りです。
【1日の売上】
=商品単価×販売個数
【1か月の売上】
=1日の売上×販売日数
【1か月の移動販売の事業利益】
=1か月の売上-原材料費(25%~30%がベター)-その他の経費
【あなたの給与】
=移動販売の事業利益-(所得税+市府民税+国民健康保険料+国民年金保険料)
キッチンカーの営業にかかる経費は、こちらの記事を参考にシュミレーションしてみましょう。

Step⑦|移動販売車を製作する
ここまで解説してきた開業過程をすべて準備し終えたら、ようやくキッチンカーの製作に取り掛かることができます。
[chat face=”prof-3.jpg” name=”ミント所長” align=”left” border=”yellow” bg=”yellow” style=””]製作を開始してからでは、支払った費用は返ってきません。確実に開業できる準備を整えてから製作しましょう。[/chat]
開業費用のほとんどを締めるのがキッチンカーの製作費です。
できるだけ安く抑えたいという方は、キッチンカーの全部(または一部)をDIYで自作するのも一つの方法です。
キッチンカーを自作する方法については、こちらの記事で詳しく解説していますので参考にしてください。

Step⑧|宣伝ツール・メニュー表をつくる
移動販売は出店するたびに販売先が変わるので、「いつ」「どこで」買うことができるのかを告知するための手段が必要です。
キッチンカーの製作には1か月~2か月と時間がかかりますので、その時間を使ってお店を宣伝するためのツールを作成しておきましょう。
基本的にはホームページ・ブログ・SNSを使用することになるかと思いますが、それぞれメリット&デメリットがあります。
これらを理解したうえで、あなたの販売に効果的なツールを使い分けるようにしましょう。
[chat face=”prof-3.jpg” name=”ミント所長” align=”left” border=”yellow” bg=”yellow” style=””]個人的には無料ブログで情報発信しつつ、SNSでその情報を拡散してファンを獲得するのが最強の方法だと思います![/chat]
Step⑨|保健所の許可と資格を取得する
キッチンカーが完成すれば、保健所に車を持ち込んで許可申請を行います。
許可条件を満たしていると認められれば2週間ほどで営業許可証が発行されます。
不合格の場合は、指摘されたところを修正してもう一度チャレンジしましょう。
Step⑩|自動車保険・食品損害保険に加入する
営業許可を取得できれば、晴れてキッチンカーデビューとなります。
さいごに営業初日に間に合うように、必要な保険の加入も忘れずに手続きしておきましょう。
「自動車保険」と「PL保険」の加入について、こちらの記事を参考に手続きしてください。
まとめ
以上、キッチンカー業界の動向と開業のメリット、成功するための7つのポイントについて解説してきました。
- 複数の出店先を確保すること
- 臨機応変なメニュー対応力
- リピーターを生む商品力
- メニュー表・外観の工夫で惹きつける
- 原価と経費をコントロールする
- 移動販売以外の収入源を持つ
- 先輩オーナーとつながりを持つ
移動販売で成功を目指すためには、この中↑のどれか一つだけを頑張ってもダメ。
これら7つのポイントの掛け合わせによって成功率は上がると思いますので、どのポイントも決しておろそかにしない開業を目指してください。
そして開業される際は「開業の順番」も大切にしながら、後悔しないスタートが切れるように頑張ってみてくださいね。
それではまた☆