移動販売で必ず必要になる電源ですが、


など、電源調達にまつわるさまざまなお悩み・疑問を抱えている方が多いのが実情です。
そこでこの記事では、
- キッチンカーで電源を確保する方法
- おすすめの発電機とメリット・デメリット・使用感
- 走行充電器・サブバッテリー・インバーターの接続方法、デメリット
- 走行中も冷蔵庫を稼働し続ける方法
- 「ポータブル電源」という新たな選択肢
の5つのポイントを踏まえながら、キッチンカーでの電源を確保する方法について解説していきたいと思います。
この記事を読んでいただければ、移動販売の電源にまつわるお悩みはほぼすべて解消されるはずですので、ぜひ最後まで読み込んでみてください。
キッチンカーの電源確保の方法とは
まず移動販売の電源確保の基本は「現地調達」です。 キッチンカーの場合、
- 照明
- 換気扇
- 冷蔵庫・冷凍庫
- 音響設備
- 電気調理機器(炊飯器、トースター、コーヒーメーカー、IH調理器、保温ケース)など
など、あらゆるものに電源が必要となります。
そのため出店先に電源があるかどうかの確認をしてから出店するのが、キッチンカー営業の基本です。

電源から離れた場所に出店することも多いので、このような↓屋外用の長いドラムリールを必ずキッチンカーに常備しています。
雨の日でも安心して使える屋外用のコードリールは、必ず備えておきましょう。
出店先の電源を取り込む「外部電源コネクター」とは
なお出店先で電源を借りてキッチンカーに電気を取り込む方法ですが、わたしはキッチンカーの車体に備え付けの「外部電源コネクター」を活用しています。
出店現場に到着後、現地の建物の電源からキッチンカーまで、電気を取り込みます。
あとはキッチン内部に設置されたコンセントを使って、家庭と同じように電気を使用できる仕組みです。
外部電源コネクターは車体に穴を開けて自由に取り付け可能で、このような↓パーツを購入すれば誰でも設置できます。
ただし取り付けには「はんだ付け」などの作業が必要になるようです。
【サイト】外部電源の取り付け方法を参考に、できそうな方は挑戦してみてください。
コードリールや延長コードでも十分
キッチンカーのなかにも、外部電源コネクターのついていないタイプの車はいっぱいあります。
前述のコードリールでも十分代用できますので、コードリールや延長コードで不便を感じた場合に外部電源コネクター設置を検討するのでも全然アリだと思いますよ。
出店していない時、自宅に帰ったときの電源は・・・?


また自宅でキッチンカーの冷蔵庫を動かしたい場合ですが、結論としては自宅の電源につないでおくしかないでしょう。
屋外に電源がない場合は、自宅の中から電源を引っ張るしかありませんね。
頻繁に出店しないなら、自宅で保管したほうがいいかも

ただ、私のように時々しか出店しないという場合は、自宅の冷蔵設備で保管するほうがいいかもしれません。
食材の在庫チェックもいちいちキッチンカーまで見にいかなければならず、意外とめんどうなこともあるからです。
キッチンカーの出店頻度とご自宅の電源事情を考えながら、最適な方法で対応しましょう。
キッチンカー走行中も「冷蔵庫」を動かしたい・・
もう一つキッチンカー製作で問題になるのが、「キッチンカーの走行中に冷蔵庫を使うための電源」です。
営業許可証を取得する条件として、保健所の中にはキッチンカーの走行中も冷蔵庫を稼働させることを義務付けている場合があります。

そのための電源をどう確保するのかが課題となるわけですが、この問題を手っ取り早く解決する方法としては「車載用冷蔵庫」を使うことです。
「車載用冷蔵庫」とは、車のシガーソケットに電源プラグを差し込んで使える車専用の冷蔵庫のこと。
シガーソケットさえあればいいので、電源設備を別途設ける必要がありません。
この冷蔵庫を使えば、基本的にはどんなキッチンカーでも走行中に冷蔵庫に電源を送ることができるはずです。
シガーソケット用の延長コード↑を使えば、運転席のシガーソケットからキッチン内部まで電気を届けることができるので便利ですね。
なお、車載用冷蔵庫以外にもキッチンカーで使える冷蔵庫はいろいろあります。(別途電源設備は必要)
キッチンカーにオススメの冷蔵庫とわたしが使用している冷凍庫の使用感について、こちらの記事↓で詳しく解説していますので合わせて参考にしてみてください。

車載用冷蔵庫のデメリット
ただし車載用冷蔵庫のデメリットとして、
- 開閉扉が上開きのため、その上で作業をすることが難しい
- 本体の横幅が大きく、キッチンスペースが狭くなる
の2点が挙げられます。
現地到着後は車外に降ろすなどの対策を取らなければ調理販売の邪魔になり、キッチンカーで使う冷蔵庫としては実用的とは言えないかもしれません。
その場合はこのあとご紹介する、
- バッテリーシステムで自家発電する
- ポータブル電源を設置する
の2つのうちどちらかの方法で自家発電し、電源を使用できる環境を作ったうえで業務用or家庭用冷蔵庫を設置するしかないでしょう。
ここからはこの2つの方法について具体策をおつたえしていきますので、電源設備が必要な方はご自身にあった発電方法を選んでみてください。
キッチンカーでは「製氷機」の氷は使えません!
ちなみに、キッチンカーで製氷機は使えません。

たとえ業務用製氷機で作った氷だとしても、保健所ではその氷の使用が認められません。
これは日本全国どの保健所も禁止しているはずですので、製氷機の使用はあきらめて市販のロックアイスを使うようにしましょう。
早まって冷蔵庫と一緒に製氷機を買う・・・なんてことがないようにご注意くださいね。
キッチンカーにオススメの発電機
さて、電源は現地調達が基本!とお伝えしましたが、もちろんなかには電源を現地調達できない出店場所もあります。
そんな時に備えて、たいていのキッチンカーオーナーは「発電機」を所有しています。
まずキッチンカーで使える発電機としてオススメなのがこちら↑。
この発電機はクレープの移動販売でわたしが使用してきたもので、スペックは下記のとおりです。
画像参照元:楽天市場
- クレープ焼き機:1300W
- 冷凍庫:130W
- 照明:10W
- 換気扇:60W
合計:1500W
わたしがフルで電気を使って販売をする場合、上記の通り合計1500Wの電力を使用するのですが、この発電機を使えばこれらすべての電源が確保できることを確認済みです。
さらにこのような携行缶↑を使って途中で給油すれば、連続で発電し続けることもできるので安心ですね。
発電機があれば保健所の営業許可もクリアできる?!
このように調理機器の電源をまかなう方法としておすすめの発電機ですが、じつは前述のキッチンカー走行中の電源としても許可される場合もあります。
(許可されるかどうかは、かならずご自身で保健所に確認をとってください。)
このように、発電機は移動販売にとって必要不可欠な場面が多々あります。
また近年は災害も多発しているため、我が家では災害時の自家発電用に保管することにしました。
多少高額でも買っておいて損のないアイテムだと思います。
発電機なら「エスプレッソマシン」も使用可能
なおキッチンカーで使う調理家電の中でおそらく最も消費電力が大きいのが、「エスプレッソマシン」です。
エスプレッソマシンはコーヒー抽出時に一気に消費電力が上がりますので、このあと解説するバッテリー頼みの電力供給だけでは不十分な場合もあります。
そんなエスプレッソマシンでも、発電機を使用することで安定した電源供給が可能になります。

現役の移動カフェオーナーさんたちの多くが発電機を使用されていますので、安心して使用できますね。
ちなみにキッチンカーで使えるエスプレッソマシンは、下記の記事でご紹介していますのでご参照ください。

発電機のデメリット
ただし発電機は便利な反面、その扱いはけっこう大変です。
わたしが実際に使ってみて感じたデメリットはこちら↓。
- 音がうるさい
- 周囲がガソリン臭い
- 価格が高額
- 持ち運びが大変(本体+燃料で30Kgほど)
- 本体が大きく、キッチンカーのスペースが狭くなる
なかでも重さと大きさが、一番のデメリットでした。
男性がいれば任せられますが、女性一人で発電機の使用を前提に出店するのはかなりの無理がある・・。
このことから、発電機はまったく使用しない前提で出店し続けたのでした。
電源も使えない、発電機も使いたくないときは・・・
では発電機を使わない前提で、どのように私が出店を続けていたのか。
- クレープ焼き機:1300W
- 冷凍庫:130W
- 照明:10W
- 換気扇:60W
合計:1500W
前述のとおり、私が使用していた電力はこのくらい↑なのですが、電源がない場所では「電気クレープ焼き器」をやめて「ガスクレープ焼き器」に変えます。
また、照明や換気扇が動かない点はあきらめて、多少の薄暗さをガマンして出店してきました。
冷蔵庫には保冷剤をガンガンに詰め込むことで対応できますが、夏場はさすがに無理です。
そんなときは出店自体をあきらめます。
このように屋外出店という特殊な営業形態において、発電機を使わないのであればどこかで妥協せざるを得ませんでした。
完璧な電源確保を目指すなら、なんとかして発電機を導入しましょう。
それが無理ならメニューを電気不要のものに変更するか、このあと解説する「バッテリー」か「ポータブル電源」の導入をご検討ください。
発電機の「必要電力量」の算出方法
発電機を購入するためには、あなたが使用する電源の種類とその消費電力を明確にする必要があります。
そこで、あなたの場合は何にどのくらいの電力が必要なのか、具体的なワット数を確認してください。
その際は「定格消費電力」として明示されているワット数で計算します。
そのうえで発電機の発電容量を選ぶときは、あなたが使用する合計電力量の1.5倍を目安に選ぶと、安定して調理器具を使うことができますよ。

キッチンカーのバッテリー自家発電について
以上解説したとおり、キッチンカーの電源は現地調達と発電機の使用をオススメしますが、なかには発電機以外の方法で自家発電したいとお考えの方もいらっしゃるでしょう。
そこでここからは、キッチンカーでバッテリーを使う場合の取り付け方法や注意点についての解説に移ります。
バッテリーを搭載すべきキッチンカーとはどんな場合なのかも解説しますので、迷っている方は判断の参考にしていただきたいと思います。
キッチンカーのバッテリー自家発電の仕組みとは
まずキッチンカーのバッテリー自家発電の仕組みについて、簡単に解説しておきます。
すべての車にはエンジンをかけたり窓を開けたり、音楽を聞くためのバッテリー(メインバッテリー)がついていますね。
しかしキッチンカーの電源としてそこから直接電気をもらってしまうと、走行に必要な電気がなくなってしまいます。
そこでもう一つバッテリー(=サブバッテリー)を搭載し、走行用とは別に電気を貯める仕組みをつくるのです。
そしてその仕組みづくりには、次の3つのパーツが必要になります。
- 走行充電器(アイソレーター)
- サブバッテリー
- インバーター
これらのパーツの役割とオススメ商品について、解説を進めます。
キッチンカーのバッテリー発電に必要なパーツ3つ
パーツ①|走行充電器(アイソレーター)
最初にご紹介するのがこちら、「走行充電器(アイソレーター)」と呼ばれるものです。

この走行充電器を使えば、走行中に発生した電気をサブバッテリーに送ってくれます。

パーツ②|サブバッテリー
次に必要なものが「サブバッテリー」。 これは走行充電器から送られた電気を貯めておくタンクのことです。
サブバッテリーにどのくらいの電気を貯められるかによって使える電力量が決まりますので、たくさん電気を使用したい方はサブバッテリーを2個・3個と積んでいる方もいらっしゃいます。

ちなみにバッテリー1台の重さは20Kg~25Kgほど。
相当重いので、覚悟して取り扱いましょう。
バッテリーを選ぶときの注意事項
車両の年式や仕様によって適合しない場合もあるので、バッテリー形式または適合表などで確認のうえ選ぶようにしましょう。
さらにバッテリーには電解液(希硫酸)が入っています。
斜めにしたり、横倒しで持ち運ばないよう注意が必要です。
家電製品の消費電力参考値
一般的な調理家電の消費電力量を一覧にしてみました。
調理機器 | 消費電力 |
電子レンジ | 1300w |
トースター | 1300w |
炊飯器 | 350w(炊飯中1350w) |
ホットプレート | 1400w |
ワッフルメーカー | 900w |
エスプレッソマシン | 1500w以上 |
ドリップコーヒーメーカー | 650w |
冷蔵庫 | 200w |
電動ポット | 800w |
こちらを参考にしつつ、あなたが必要とする電力量がどのくらいになるのか、確認してみてください。
105Ahのバッテリーでまかなえる電力とは?
さきほどご紹介したこちらのバッテリーを1台使用した場合、具体的にどのくらいの調理機器がどれくらいの時間使えるのでしょうか。
なかなか想像できないと思いますので、いくつか参考値をご紹介しておくと、
- 一般的な大きさの電気ポット|1時間
- 電子レンジ|1.6時間
- 電気クレープ焼き機|1時間未満
- ハイパワーミキサー|1時間未満
- 組み上げ式水道ポンプ|56時間
- 15Wの蛍光灯|60時間
- 冷蔵庫|10時間
といった感じです。ですがこれらはあくまで参考値。
どのような環境下で使うのかによって大きく変わるものもあり、一般化してお話するのは難しところでもあります。
ですが一つ言えるのは、バッテリーの電力だけで1000wを超えるような調理器具を長時間使って商売をするのは非常に難しいということ。
この点はかならず抑えておいてください。
パーツ③|インバーター
さて、最後にご紹介するのが「インバーター」です。

走行充電器でサブバッテリーに充電した電気を取り出す際、車用の電圧(DC12VかDC24V)のままでは調理家電(AC100V)が使えません。
そこで、DC12V(もしくはDC24V)からAC100Vへと変換するためのインバーターが必要になるのです。
このように、
①走行により発生した電気を、走行充電器でサブバッテリーに送る。
↓
②送られてくる電気を、サブバッテリーに貯める。
↓
③インバーターを使い、サブバッテリーから電気を取り出す。
という流れを経て、ようやくキッチンカーで使える電源が確保できるようになります。
インバーターを選ぶときの注意事項
- 正弦波のものを選ぶ
- あなたの車の電圧タイプを確認する
- 容量には余裕をもたせておく
まず、インバーターの出力波形には「正弦波」「擬似正弦波」「矩形波」の3つがありますが、家電のなかには正弦波しか使えないものがあります。
よってキッチンカーに搭載するなら正弦波インバーターがおすすめです。
また車の電圧には12Vと24Vの2種類のタイプがあります。
あなたのベース車両がどちらの電圧タイプなのかを確認し、それに合ったインバーターを選んでください。
さらに冷蔵庫の場合、定格消費電力の5~10倍以上の電力が必要になることがあります。
その分も余裕をもたせたインバーター選びが必要ですので、先にご紹介したような大容量のインバーターを選んでおきましょう。
走行充電器・サブバッテリー・インバーター接続方法
バッテリーを使った自家発電の仕組みがわかったところで、前述の3つのパーツをどのように接続すればいいのか。
その方法について調べてみたところ、下記の動画のなかで非常にわかりやすく回路を組み上げられていました。
【前編】1,080wh!自作サブバッテリーシステム2号機制作しました!
電気関係の知識・経験をお持ちの方は、こちらの動画を参考に組み立ててみてください。
接続の注意点

接続方法としては上記の動画が非常にわかりやすいのですが、まったくの素人が行うのはかなり危険な作業でもあります。
DIYでキッチンカーを仕上げるとしても、上記のパーツだけ持ち込んで車屋さんにお願いするなど安全な方法を考えてみてください。
バッテリーシステム導入のデメリット
- 導入費用が高額
- 重い
- 場所をとる
- 1000wを超えるような調理家電は長時間使えない
- バッテリーの寿命(平均3年)に応じて買替えが必要
さてここまでご覧いただいて分かる通り、新品でシステムを揃えるとなるとパーツ代金だけで6万円ほどかかってしまいます。
またパーツの総重量は20Kgを超え、ただでさえ狭いキッチンカーのスペースはさらに狭くなってしまうのです。
発電機なら1000wを超える調理器具も長時間使用できますが、バッテリーだとそうはいきません。
バッテリーシステムを導入するだけのメリットが得られるかどうか、確認の上設置したほうがいいでしょう。

ポータブル電源で電源を確保する方法
自家発電の方法として、最後にもうひとつ「ポータブル電源」をご紹介しておきます。

価格は500Whのもの↑で6万円程度、重さ6.8Kg。
500Wh以上の容量となると10万円を超えてしまいます・・・。
前述のバッテリーと同じように、蓄電した電気を使用する事ができるポータブル電源ですが、充電方法がコンセント充電・ソーラーパネル充電・シガーソケット充電の3種類であるという違いがあります。
ポータブル電源で使えるもの、使えないもの
前述の機種である「500Whの正弦波ポータブルバッテリー」であれば、下記のような使用結果になるとの記載がありました。
わたしの使っている冷凍庫(130W)を使用したとすると、単純計算で3時間使えるってことですね。

いっぽう使えないものとしての記載は下記の通りです。
サブバッテリーシステムと同じく、大容量の調理器具を長時間使うことはできません。
走行中だけ冷蔵庫を動かしたいとか、水道ポンプや換気扇だけ使いたいといった方には気軽に使える電源としてオススメです。

【動画】ポータブル電源とサブバッテリーシステムの使用感や選び方を参考に、購入を検討してみてください。
バッテリー・ポータブル電源が必要な場合とは?
ではキッチンカーにバッテリーやポータブル電源が必要になるのは、どんな場合なのでしょうか。
わたしは、次の2つの場合に導入を検討されるといいのではと思っています。
- 保健所の営業許可取得のため
- アイスクリームを販売する場合
①保健所の営業許可取得のため
1つ目は営業許可取得のために必要だと、保健所から指摘された場合です。
この記事の冒頭でも解説しましたが、保健所の営業許可条件によっては、
- キッチンカーの走行中も冷蔵・冷凍庫を稼働させること
- 組み上げ式(=電動)の水道設備が設置されていること
の2つが絶対必要になることがあります。
これをクリアするための電源設備として発電機では許可されない場合には、バッテリーやポータブル電源を導入するしかないでしょう。
②アイスクリームを販売する場合
2つ目はアイスクリームを販売する場合です。
例えばかき氷に使う氷はそもそも原価が安く、溶けてしまったとしても新たに氷を削って使うので商品としてなんら問題はありません。
いっぽうアイスクリームの原価は高額ですし、一度溶けてしまったアイスクリームは売り物になりません。

それを防ぐために、アイスクリームを冷やす冷凍庫は走行中もずっと稼働させておく必要があり、バッテリーやポータブル電源を導入すべきキッチンカーだと思っています。
できるだけ電気を使わない営業が一番!
ここまでの解説のとおり、キッチンカーで電気を使うためにはかなりの設備投資が必要です。
よって電気調理ではなく、ガス調理に変更できないか考えておくことも非常に重要なポイントとなります。
LPガスを個人で購入する方法は、この記事↓で解説していますので、必要な方は参考になさってください。

ただし近年はプロパンガスボンベの契約自体が難しくなってきています。
その場合はカセットコンロの活用を検討するなど、電気の使用を最小限にする方法を前もって考えておくようにしましょう。
どう選ぶ?発電機・バッテリー・ポータブル電源
以上がキッチンカーの営業に必要な電源設備のすべてです。
長くなりましたので最後にもう一度おさらいしておくと、キッチンカーの電源は現地調達が基本です。
それができない場合は、自家発電の第一選択肢として発電機の購入を検討してみましょう。
2600wの大容量発電機↑は8万円程度と高額ですが、このクラスの発電機としてはもっとも手頃な商品です。
- 営業許可条件もクリアできる
- 出店現現場で安心して調理家電を使える
という点で他の発電方法よりも実用性が高く、多くのキッチンカーオーナーが所有しているという点でもオススメです。
ですが走行中も冷蔵庫を稼働させたいとお考えの場合は、ポータブル電源かバッテリーシステムを導入してください。

その際、気軽に導入できるのはポータブル電源ですね

ただし多くの家電を使いたい方にとっては、ポータブル電源よりもバッテリーシステムのほうが圧倒的にコスパがいいです。

いずれにしても、最終的には利用される方が一番納得できる方法を取り入れることが一番。
そのための知識として、この記事を参考にしながら比較検討してみてくださいね。
それではまた☆