キッチンカーは儲かる?移動販売(食品)の収入と経費を見る!

 

・移動販売を開業してやっていけるのかどうか?

・具体的な収入がどのくらいになるのか?

 

については、開業前なら誰でも気になるところ。そこで今回は、食品の移動販売を元に収入と経費のシュミレーションを行ってみました。

 

今回算出した数字は仮説に基づく試算ですので、実際の数字とは違うものの、当たらずしも遠からずの範囲で結構いいところを突いているんじゃないかと思っています。

 

ホントのところは数字の根拠として参考にさせていただいた、食品移動販売「とくし丸」のフランチャイズ本部にご確認いただくしかありませんが、何かしらの参考にしていただけると幸いです☆

 

移動販売の収入シュミレーション

 

とくし丸のHPに「収入シュミレーション」として、具体的な収入の一例が記載されています。

収入シミュレーション

日販(1日の販売額)6万円で、約29万円の収入となりますが、ここから経費(車輌償却費、ガソリン代、レジリース料、車両保険代等)が約10万円くらい必要となりますから、実質の税込み手取額は19万円ほどです(車輌の償却費は5年で計算。また、休日は日曜のみの、月25日稼働での計算です)。

現在では、平均7〜9万円の日販となっており、売上の高い販売パートナーは日販10万円という人も出てきています。

出典:とくし丸ホームページ

 

 

ですが、かなりざっくりとした内容ですので、何にいくらかかっているのか少し分かりにくい記載になっていますね。

 

そこでまずは月商(1か月の売上)から順に算出してみましょう。

移動販売の月商を算出する

一日の売上げは販売する日によってさまざまですが、ここでは25日営業して毎回6万円売り上げた場合の月商の算出ですので、 

6万円×25日稼働=月商150万円

ということになります。

 

移動販売の粗利益を算出する

次に粗利益の算出です。

粗利益というのは売上から仕入れ値を差し引いて算出されるもの。

スーパーマーケット白書」には食品の粗利率が32%程と記載されていますが、これは当然各スーパーによってちがってくるわけです。

とくし丸のホームページには、6万円×25日稼働の場合の収入(この場合は粗利益の意味)が29万円と書かれていますので、粗利率をここでは19.3%として計算しましょう。

粗利率が約19%ということは、原価率(=仕入れ値)が81%。

月商150万円のうち81%に当たる121万5千円が仕入れ値なので、

月商150万円-仕入れ値121万5千円=28万5千円、約29万円が粗利益(収入)となるわけです。

 

ロイヤリティが含まれているかも

先ほど、仕入れ値(≒原価率)が81%だと記載しましたが、もしかするとこの中にロイヤリティが含まれているかもしれません。

フランチャイズに加盟する場合、ロイヤリティとして売上げの一部を納めなくてはいけないという規約がある場合があります。

収める金額の割合もピンキリですし、中には全く納めなくてもいい場合(売上げのすべてを自分の物にできる)もあります。

とくし丸のホームページではその点について一切触れられていませんので、実際の所はどうか分かりませんがもし本当に加盟をご検討なら、この点についても確認が必要ですね☆

 

ま、言わなくても当然説明して下さるはずですので大丈夫です^^

キッチンカーの経費を算出する

 

毎月必要経費内訳

ガソリン費(担当エリアによって変動):3万~4万円

自動車保険費:1万5,000円

レジ・リース費:1,000円

合計5万~6万円

出典:とくし丸ホームページ

 

とくし丸に加盟して販売する場合、基本的に「出店料」は発生しないはずです。

HPにも「出店料」の経費は含まれてませんので、出店料は無しだと考えていいでしょう。

さて、先ほど算出した粗利益の29万円から、これらの経費(5万円で計算)を差し引きます。

 

29万円-5万円=24万円  ですね。

 

この24万円という数字がおおよそ手元に残るお金なんだなあ・・ということを知っていただけたら大丈夫です。

あと、ガソリン代については出店する地域によって相当差が出てくることが予測されます。

 

都会の人口密集地で巡回するのと、田舎でそもそもの住民が少ない場所を回る場合。

当然田舎は集落ごとの距離が相当離れている場合もありますので、そうなってくると当然ガソリン代が多くかかってしまいますね。

 

キッチンカーのその他の支払い

経理の話はすごくややこしくて、例えばまだここから「減価償却費」も差し引かないといけないのですが、その話をし始めるとながくなりますのでここでは割愛します。

またそこから更に、ご自身の税金(所得税・住民税・社会保険料・国民健康保険料)の支払いも必要になります。

これは翌年の2月に、税務署にすべての収支報告をすることで算出される金額に従って支払いますので、翌年にまとめて請求されます。

手元に残る金額全てを使ってしまうと、翌年に支払うべき税金がなくなってしまいますので、この点は要注意^^

また車両制作費用の支払いとしてローンを組んでいる場合は、この24万円から更にローンの返済費用を差し引かなくてはいけません。

このあたりは個別で算出してみてください。

キッチンカーの収入シュミレーションまとめ

1日売上6万円、25日稼働の場合

【売上(月商)】

1,500,000円

【仕入れ値(≒原価率】

1,215,000円

   粗利益:285,000円(約29万円)

【経費】

ガソリン代:40,000円

自動車保険代:15,000円

レジリース代:1,000円

*もしかするとレジ袋などは随時購入が必要かもしれませんので、その場合は経費の項目に追加してください。

    経費合計:50,000円

285,000円-50,000円=235,000円(収入)

【その他の支払い】

・ローン返済費用

・所得税、住民税、社会保険料等、消費税(年間売上1000万円以上の場合)

 

食品移動販売の開業には補助金が支給されます

 

少し話がそれますが、食品の移動販売には補助金が支給されることが多いようです。買い物難民対策で国や地方が移動販売に力を入れているためですね。

 

補助金って何?という方には、こちらのページが見やすいと思います。

 

補助金は一度支給が決定すれば全く返金の義務がない(規約違反の場合は返金を要求されますが・・・。)お金です。

 

移動販売車の製作で、しかも食品保冷車となると300万~400万円程度の支出が必要となりますが、その一部を補助金で賄うことが可能になるわけです。

 

勿論、書類による厳正な審査がありますので決して簡単ではないかもしれませんが、自分で書類を書いて応募するだけならほぼほぼタダ^^

 

チャレンジしてみる価値はあると思いますよ☆

 

移動販売支援事業補助金 ○○市(ご自身の住所地名:京都市 など)で検索してみてください☆ご自身の住所地に該当する補助金案件が出て来るかもしれません。

 

食品移動販売ビジネスと営業許可・資格

まず食品移動販売の場合、車内での一切の調理は行うことができません。

調理というと火を使った調理だと思われるかもしれませんが、包丁を使って野菜を切る などの行為も調理に該当します。

「白菜丸ごとでは大きいので半分にカットして販売したい。」と思っても、食品移動販売の許可証では許可されないのです。

あくまで加工・包装された食品しか販売できないということなんですね。

 

また一度営業許可を取得すれば、日本全国どこでも販売に回れると思っている方がいらっしゃるかもしれませんが、それは間違いです。

 

移動販売は、販売する地域ごとに改めて許可を取得し直さなくてはいけません。

 

 

最後に

食品の移動販売は、自分で調理販売する販売と違って、仕入れに相当経費が掛かってしまいます。

(因みに、現地調理型の移動販売を含めた飲食店では、原価率30%・粗利率70%というのが一般的です。)

この話も参考にしていただいて、何度も言いますが、詳細については直接とくし丸の本部に問い合わせてみてくださいね☆