クレープの移動販売

【業務用・家庭用】移動販売のクレープ焼き器と鉄板の選び方

 

この記事ではクレープの移動販売の開業に必要な調理器具、「鉄板」「クレープ焼き器」の選び方について、実際の使用感と経験談を交えて詳しく解説していきたいと思います。

大量販売も可能な業務用クレープ焼き器ですが、ご家庭でもガスや100Vの電源で使用可能です。

さらに、鉄板とセットで必要になるトンボ・スパテラの選び方も解説していきます。

この記事を読んでいただければ失敗なくクレープ焼き器が選べますので、これから開業される方は是非参考にしてくださいね。

YUKO
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このサイトは、クレープ移動販売店オーナーYUKOがお届けしております!

移動販売のクレープ焼き器|ガス式

クレープの生地を焼くために必要な「クレープ焼き器」は、大きく2つに分けられます。

ガスクレープ焼き器電気クレープ焼き器です。

まずは、この二つがどう違うのかについて解説しますね。

ガス式クレープ焼き器のメリット

  1. とにかく本体価格が安い
  2. 焼き上がりがふっくらする
  3. 火力が強く、連続で生地を焼き続けることが可能

ガスクレープ焼き器の最大のメリットは、なんと言っても「本体価格が安価」であることです。

また、私は電気クレープ焼き器とガス式クレープ焼き器の両方を使い分けて調理販売していますが、その経験からしてもガス火で焼いたクレープの方がふっくらと美味しく焼き上がると実感しています。

プロパンガスさえ調達できれば場所を選ばずに調理販売できるという点でも、ガス式のクレープ焼き器の方が汎用性も高いでしょう。

移動販売でクレープ店を開業されるなら、価格・実用性の面で、迷うことなく「ガス式クレープ焼き器」を選ぶべきですね。

ガス式クレープ焼き器のデメリット

  1. 温度(=火力)調整は完全に手動のため、常に温度管理が必要。
  2. 風で火が消えてしまう。
  3. 初心者は火加減の調整が難しい。
  4. 暑い季節の使用は、熱中症の危険アリ

但し、ガス式クレープ焼き器にもデメリットはあります。

一番厄介なのは、温度調整を完全に手動で行わないといけない点。

どんなに忙しい状況でも、鉄板の温度・火加減に常に気を使いながらの販売になるため、正直疲れます。

どれくらいの火加減で焼けばいいのか分かるようになるまでは、ある程度の経験を重ねないと難しいのもデメリットです。

LPガスについて

 

ここで解説しているガス式クレープ焼き器は、持ち運び可能なプロパンガス(LPガス)の使用を前提に解説しています。

ですが近年は、LPガスの新規契約を断られてしまうケースが多発しているようです。

ガス式クレープ焼き器をご購入の前に、契約してくれるガス屋さんがあるかどうか確認しておく必要があります。

LPガスについて、こちらの記事↓で詳しく解説していますので必ずお目通しください。

プロパンガス(LP)を個人で購入・充填する方法

 

移動販売のクレープ焼き器|電気式

電気式クレープ焼き器のメリット

  1. 一定の温度に設定できる、温度管理のしやすさ
  2. 立ち上る熱気が少なく、夏場の加熱調理が楽に行える

次に、電気クレープ焼き器についてみていきましょう。

電気クレープ焼き器はホットプレートと同じですので、希望の温度になるように設定しておけば、あとは勝手に機械で調整してくれます。

どんなに放置していても温度が上がりすぎる、または下がりすぎるという事がありませんので本当に楽なのです。

さらに、「火」を使わない調理なのでキッチン室内の気温上昇がかなり抑えられます。

電気式のクレープ焼き器は鉄板表面だけが熱くなりますが、ガス火から立ち上がる熱気は夏場の車内(40度越え)の温度を更に押し上げる要因になります。

夏場でも楽に調理できるのも大きなメリットですね。

YUKO
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私は冬場はガス式クレープ焼き器、夏場は電気クレープ焼き器という風に、気温に合わせて使い分けるようにしています。

電気式クレープ焼き器のデメリット

  1. ガス式と比べると本体価格が高額
  2. 生地を焼き続けていると一気に温度が下がってしまうため、連続して焼き続けることは難しい。

電気式のクレープ焼き器の場合、ガス式の物とクレープ焼き器と比べるとどうしても本体価格が高くなってしまいます。

さらに、下がった温度を元に戻すスピードはガス式よりも時間がかかります。

YUKO
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私は100Wの電気クレープ焼き器しか使ったことがありません。200wのハイパワーの物であれば温度を保つ力はもっと優れているのかもしれません。。。

私の経験だと、連続して生地を5枚程度焼くと温度が下がってしまい、生地の焼き色がかなり薄くなってしまうんです。

そこで、5枚ほど連続で焼いたら、温度が回復するのを待ってから再び焼くように工夫しています。

ここをうまくコントロールできるようになると、電気クレープ焼き器でも大量販売可能です。

本体価格の高さもデメリットではありますが、その利便性を考えると十分納得できる価格だと思います。

クレープ焼き器の直径・大きさ

業務用のクレープ焼き器は、ガス式・電気式に限らず、鉄板の直径は下記の通り2種類あります。

  • 直径360mm(もしくは350mm)
  • 直径410mm(もしくは400mm)

多少違うこともあるかもしれませんが、どのメーカーでもおそらくこの2種類の直径になっているはずです。

私は1杯70ccのレードルで生地を流し、直径33cm程度の生地を焼き上げています。

個人的には360mmのものでいいのでは・・・?と思いますが、もっと大きなものを焼きたいと思われる方は410mmを選んでください。

仮に410mmのものを選んでも、生地を小さく焼くことは可能です。

大は小を兼ねるってことで、410mmのものを選ぶというのでもOKだと思いますよ。

私が使っているクレープ焼き器|ガス式

お待たせしました!

それでは最後に、私が使っているクレープ焼き器をご紹介しておきます。

まずはガス式から。

私が使っているガス式は、鉄板と鋳物コンロを別々に購入するタイプのものをして使用しています。

クレープハウスぷち|クレープ用鉄板(直径40cm、厚み9mm)
【商品の特徴:当該ページより抜粋】
ご購入後のメールでのご質問にも対応、また購入者専用のサイトの閲覧もできますのでショップ開業予定の方にも喜ばれています。
・付属のトンボはクレープハウスぷちオリジナルトンボで使い易さ、生地の広がり易さでで好評を得ています。
・クレープハウスぷちHPで焼いている動画や使用された方の評価を掲載していますのでご覧の上、ご検討下さい。
・焼き方のご質問やクレープ全般のご質問にもメール対応していますのでご連絡下さい。
出典:AMAZON

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鋳物コンロ TS-330バーナーのみ (LPガス用)
【サイズ】全長580mm 巾(直径)280mm高さ130mm
【商品重量】10 Kg
【補足】
・鋳物コンロは「種火あり」「種火なし」を選択できます。「種火なし」のものは、ライターで着火の必要あり。
・鋳物コンロは「LPガス用」と「都市ガス用」の2種類があります。移動販売で使用する場合は「LPガス用」をお買い求めください。

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鉄板はトンボ付きで販売されているので、今でもこちらのトンボをリピ買いしています。

いろんなクレープ焼き器があると思いますが、業務用として購入する場合、このセットで購入するのが最も安価!

「とにかく開業費用を安く抑えたい」とお考えの方におすすめの商品です。

ただし、実際の移動販売の現場ではかなり使い勝手が悪いです・・・。

”別体型”クレープ焼き器のデメリット

  • アツアツの鉄板と、重たい鋳物コンロを出店のたびにセッティング&撤収する作業が大変。
  • 鋳物コンロが無駄にスペースを占領する

このタイプ、固定店舗であれば全然問題なく使用できると思います。

いったんセッティングしてしまえば、掃除をするとき以外は置きっぱなしにできるからです。

ですが、移動販売だとそんなわけにはいきません。

コンロをセッティングしたままキッチンカーで走行すると、カーブ走行中に鉄板もコンロも台から転落します。

出店するたびにこれらをセッティングし、販売が終われば、アツアツで重たい鉄板と鋳物コンロを片づける・・・。

この作業がどんだけめんどくさいか、やった人にしかわからないと思います 笑)本当にストレスなんですよ。。。

さらに、鋳物コンロのガス管(?)っていうのかしら?

直線の部分。邪魔すぎるんですわ。

この部分がなければ、狭いキッチンカーのスペースを有効活用できるんです。

開業当時の自分自身にアドバイスするとしたら、このタイプのクレープ焼き器は絶っっっっっ対にススメません!

ガス式クレープ焼き器を買うなら、業務用が断然オススメ!

何度も言いますが、別体型でも業務使用として十分な生地が焼けます。

ですが利便性・作業性を考えると、(移動販売の場合は特に)業務用クレープ焼き器を購入されることを強くオススメします。

今さら2台も必要ないので私は買いませんが、最初からこういう商品↓を買っておけばよかった・・・と悔やまれます><

ガス式クレープ焼台 EK-1型(一連) LPガス
【ガス種】LPガス
【幅×奥行×高さ(mm)】450×460×200
【質量(kg)】18.5
【点火方式】マッチ点火
【熱板サイズ】φ410mm(鉄製)
【板厚】8mm

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千田オリジナル ガス式クレープ焼き機 SGC-360
【本体サイズ】 400×490×220mm
【鉄板サイズ】 φ360×板厚10mm
【質量】17Kg
【点火方法】 マッチ点火(火種付き)
【レビュー抜粋】届いてすぐ焼き慣らししようと保護シートを剥がした途端、びっくり!!するくらいピッカピカ!鏡のように綺麗で焼くのが勿体なかったです。
念入りに油引いて焼き入れしましたが、緊張の1枚目はくっつくどころか拍子抜けするくらいスルッと剥がれ、そこからすぐ営業出来ました。空気穴が上にあるので少しの風なら弱火にしても火が消えません。強風だとさすがに下から風が入って、火の調整は難しかったです(苦笑)
出典:楽天市場

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私が使っているクレープ焼き器|電気式

電気式クレープ焼器 CM-360
【幅×奥行×高さ(mm)】410×410×145
【焼面】φ360mm・厚さ17mm
【電気】単相100V 1.4kw
【本体質量】22kg
【付属品】とんぼ、ヘラ(各1個)
【商品説明抜粋】
熱板温度はサーモスタット(95~235℃)でセットできます。熱板(鉄製厚さ17mm)は均等な温度分布で薄いクレープが美しくスムーズに焼けます。

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電気式の方はこの商品を購入しました↑。本当に買ってよかったと思えるものですので、これから購入される方にもおすすめです。

ですが購入当時、新品で112,000円と結構なお値段しちゃいます・・・。

改めて電気クレープ焼き器を見てみると、今はもっと安価な電気クレープ焼き器が出回っています。

例えばこちら。

KIPROSTAR 電気クレープ焼き器 PRO-40CRP
【外形寸法】幅455 × 奥行 480 × 高さ 230mm 
【重量】約 20kg
【電源】単相100V  
【消費電力】1400W 
【焼き面】直径400mm・厚さ18mm
【温度調節】約 60℃~200℃
【付属品】トンボ・スパテラ・カス受け(各1個)

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こちらは鉄板の直径が400mmのものですが、それでも6万円程なのでかなり買いやすい価格です。

正直、価格の差ってそれほどないのではないかと思います。

「業務用」でしたら問題なく生地を焼くことができると思いますので、電気クレープ焼き器も検討してみてください。

ガスより更に準備・片づけが楽になりますよ^^

クレープ焼くときに使えるスパチュラ・スパテラ

ついでに、クレープの生地を焼くときに絶対に必要になるアイテム、スパチュラ(=スパテラとも言うらしい)と、トンボについてもご紹介しておきます。

まずはスパチュラから。

ローズ柄スパテル 11吋
刃渡275×全長400mm

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私が使っている商品はこちらです↑。

スパテラは短すぎるともちろんダメ。

逆に、無駄に長すぎても狭いキッチンカーの中ではすごく扱いづらくなってしまいます。

過去に同じメーカーの14吋のものを購入しましたが、私にとっては長すぎました。

直径30cm~36cm程度の記事の生地の大きさであれば、11吋のものでOK。

直径36cm以上のクレープ生地を焼きたい人は14吋前後を検討してもいいかと思います。

クレープ焼くときに使えるトンボ

クレープ鉄板用トンボ
【大きさ】幅200mm×柄200mm
【メーカー】クレープハウスぷち

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トンボについては先ほども触れましたが、ガス用クレープ鉄板の付属品としていただいたこちら↑のものを使用しています。

トンボはほかにもいろんな種類がありますが、どれを選んでも、きちんとした技術で回していれば綺麗に生地が広がるはずです。

高儀 TAKAGI 木製クレープトンボ 角

サイズ25×20×3.7cm
本体重量:31gAMAZONで見る

クレープ用トンボ 角型

サイズ:200x203mm
本体重量:30gAMAZONで見る



以上ご紹介した3つのタイプは、トンボ本体に適度な重さがあるので、このトンボ本体を起点にクルクルと楽に回せます。

個人的にはこれら↑3つの中から選ぶと、回しやすいのではと思います。

高儀 TAKAGI 木製クレープトンボ 丸
サイズ:26×20×1.8cm
本体重量:34g

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こちらのトンボも使用されているのをよく見かけます。

私も興味があったのと、予備として持っておきたかったので購入してみました。

ですが、私には使いにくかったですね・・。

理由は2つ。

  1. 持ち手の長さがほかのトンボと比べてかなり長いので、扱いづらい
  2. 生地を広げるヘッドの部分がほかのトンボに比べて軽いため、回しづらい

「持ち手」が長すぎて持ちにくいので、自分でカットしました。

またヘッドの部分が軽いので、生地が分厚く焼きあがってしまう原因にもなります。

慣れればそのあたりを自分でコントロールできますので、練習次第、慣れ次第といったところでしょうか・・^^

そんな経験談もご参考に、トンボを選んでみて下さい。

まとめ

特に商業施設を中心に出店を考えておられる方は、電源が使えない・・・ということはほぼないと思われます。

LPガスの契約ができなくてお困りの方は、最初から電気式を購入するという選択もアリです。

とにかく開業する決意をしたのなら、できるだけ早く生地を焼く練習に取り掛かることが必要。

そのための機種選びとして、この記事がお役に立てると幸いです♪