移動販売車(キッチンカー)製作

移動販売・屋台の必需品!「消火器」の選び方と消防署対策。

これから開業される方で「現地調理」をされる場合、必ず1本は用意していただきたいのが消火器です。

そこでこの記事では、

  • 移動販売車で消防署がチェックするポイント
  • 消防署の定める規定に合った、消火器の選び方

について解説していきます。

特に最近のイベント出店では「消防署員による安全点検」を受ける必要があり、不備がある場合は出店を禁止されることも・・・。

トラブルなく出店するためにも、この記事の内容は必ず覚えておいてくださいね。

それでは順に解説していきます。

YUKO
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このサイトは、クレープ移動販売店オーナーYUKOがお届けしております!

消防署のチェックも、出店エリアやイベント規模によってさまざま

火気の取り扱いが安全になされているか、消防署からチェックされています。

京都府福知山市で起こった花火大会の爆発事故以降、消防署のチェックは非常に厳しいものになりました。

個人的に商業施設などで出店する場合には、消防署のチェックは必要ありません。

必要になるのはイベント出店の場合。

イベント主催者が出店者全員の「火器取り扱いに関する事項」を取りまとめ、消防署に提出することになっているからです。

そのため、私達出店者はイベント申込用紙に・・・

  1. 使用する調理機器の名称
  2. 熱源の種類(プロパンガス・カセットコンロ・電気調理器等の種別)
  3. 発電機の使用の有無と、携行缶の有無(途中でガソリンをつぎ足しするかしないか)
  4. ブース内の配置↓(加熱調理の場所・消火器やプロパンガスボンベの位置。調理スペース・冷蔵庫の場所等も含む)

【ブース内配置図 サンプル】

等を記入する必要があります。

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イベントの規模や見込み来場者数、イベント開催地によってこの内容は様々です。

この情報をもとに、消防署員がイベント開始前に視察にやって来るという流れです。

では次に、視察にやってきた消防署員がどんな点をチェックしているのか、具体的に見ていきましょう。

消防署員がチェックする13のポイント

消防署がチェックする主なポイントは下記のとおりです。

  1. ガスコンロ・カセットコンロの周りは不燃物で覆われているか
  2. ガスボンベの転倒防止対策が施されているか
  3. ガスボンベはコンロから離れた位置に設置されているか
  4. ガスボンベに安全弁が取り付けられているか
  5. ガスボンベは直接日光に当たらないところに置かれているか
  6. 一つのガスボンベで複数の調理器具を使用していないか
  7. ガスホースは古くなっていないか
  8. ガスホースのつなぎ目に留め具が施されているか
  9. カセットボンベの予備は、熱源から離れたところで保管されているか
  10. テントの風対策は施されているか(主にテント販売形式の場合)
  11. 消火器(10型以上)が設置されているか
  12. 発電機は直射日光の当たらない場所に置かれているか
  13. 携行缶は直射日光の当たらない場所に置かれているか

以下、順に解説しておきます。

1)コンロの周りは不燃物で覆われているか

コンロや電気調理器具は、不燃物・耐火ボードの上に置くこととされています。木製調理台の上に直接乗せるのはNGです!

私はクレープを焼くための台として木製の調理台を使用していますが、これの上に直接コンロを乗せての調理は禁止です。

2013年まではそれでも全然OKだったのですが、現在は禁止されているので、私はガスコンロの下にアルミホイル(=不燃物)を敷くようにしています。

また、写真ではガスコンロを覆う「囲い」が写っていますが、本来はそれも不燃物でないとダメなんです。

に煽られるとガスが立ち消えするため、屋外での調理販売(特にテント内での販売)には風よけが欠かせません。

その風よけも耐火物・・・となると、既製品を活用するというのが一番楽かと思われます。

移動販売のガス・カセットコンロにお勧めの風対策

風対策としては、専用に作られたアルミ製品が便利でオススメ!

 

 

↑家庭のキッチンでよく見かける製品ですね。

他にはこんな商品も^^

 

この商品↑、実はキャンプ用品として販売されているものです。

移動販売をしている人の中には、キャンプ用品を活用されている方が多くいらっしゃいます。

雨や風がある屋外での使用を前提に作られているものばかりなので、移動販売での使い勝手もバツグンですよね☆

 

キッチンカーはもちろん、テントを使った露店販売形式でも、風雨は調理の大きな妨げとなります。

その対策としてこれらの商品をうまく活用してみてください。

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調理台が木製ではなく、ステンレスなどであればそのまま載せても許可されると思います。必要であれば消防署に直接ご確認ください。

2)ガスボンベの転倒防止対策が施されているか

ガス供給中にガスボンベが転倒しないように、紐で括り付けるなどして固定されているかどうか、チェックされます。

テント出店の場合は、ほとんどの人がテントの脚に括り付けられています。

キッチンカーの車内でしたら調理台の脚とか。

何でもいいのでとにかく括り付けておいてください。そのまま置いておくだけだと指摘されます。

 

3)ガスボンベはコンロから離れた位置に設置されているか

ガスボンベは、熱源からできるだけ離れた場所に設置すること。

例えばテント出店の場合、ガスコンロを左前に設置するのであればガスボンベはそこから離れた①か②の場所に設置するようにしましょう。

②だとホースが長くなって、ひっかける原因になりそうなのでそこは工夫が必要ですが・・。

ガスコンロの真下の空間が空いていたとしてもそこに設置しているとおそらく指摘を受けますので、必ずコンロから離れたところにおいて、括り付けてください。

但し移動販売車での販売の場合、キッチンスペース自体に余裕がありません。

場合によってはガスコンロの下以外に置き場所がない・・・なんてこともあり得ますよね。

その場合は消防署員にその旨を相談してみてください。おそらく許可してくれると思います。

YUKO
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移動販売車内ではスペースの関係上、いろんな点で大目に見てもらえることが多いです。

4)ガスボンベに安全弁(調整器)が取り付けられているか

安全弁(=調整器)というのはこの器具↑のこと。

現在はガスボンベンべを購入する際に、必ずこの器具も一緒に購入するはずですし、充填する際にもこの器具を付けた状態で充填所に持ち込まなければ充填してくれません。

 

ですのでこの器具を持っていないという人はいないと思いますが、もしも持っていないという人はガス屋さんに連絡して購入するようにしましょう。

 

5)ガスボンベは直射日光に当たらないところに置かれているか

ガスボンベをテントやキッチンカーの外に置いていると、中に入れるように!との指摘を受けるはずです。

  • 直射日光で高温になって、ガス漏れの原因になる
  • 部外者がボンベを触る

など、危険になるためです。

よほどのことがない限りキッチンスペースの中で保管するようにしましょう。

6)一つのガスボンベで複数の調理器具を使用していないか

一つのガスボンベから二つ以上の調理器具にガスを送るための器具が市販されていますが、これを使用した調理は禁止されています。

yahoo知恵袋より転載】

複数の調理器具でガスを使用するには、「一つのガスボンベ」につき「一つのガス調理器具」への接続が基本です。

2つ以上のガス調理器具を使用したい場合、それぞれ1本づつガスボンベを用意するようにしましょう。

と言っても8Kgのガスボンベなら2本、5Kgのガスボンベなら3本を超える本数を積載する場合、「高圧ガス」の標識を車に張り付ける必要がありますのでご注意を。

詳細はこちらで詳しく解説しています。

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7)ガスホースは劣化していないか

ガスホースにひび割れがあったり、見た目で明らかに古い場合、ホースの交換を求められます。

 

 

保全を怠るとガス漏れの原因になりますので、その場で交換できないのであれば出店できない可能性が高いです。

 

実際に私の隣のブースの方が同じ指摘を受けられて、慌てて近くのホームセンターにガスホースを買いに走っていらっしゃいました。皆さんも気を付けてください^^

  1. ガスコンロとボンベを離して設置する必要もあることから、ガスホースは2m程度の物を購入されることをオススメします。
  2. ガスホースはプロパンガス用と都市ガス用の二種類があります。購入の際は、「プロパンガス用」のオレンジのガスホースを選ぶようにしてください。

 

8)ガスホースのつなぎ目に留め具が施されているか

留め具というのはこの↑黒色のやつのこと。

写真だと、手前の留め具がホースの接続部分から離れたところに位置しています。

これだとアウトですので、ちゃんと接続部分に留めつけておくようにしましょう。

もちろん、留め具が無い場合はちゃんと購入して、取り付けておいてください。

 

9)カセットボンベの予備は、熱源から離れたところで保管されているか

これは言うまでもありませんね。

カセットボンベを火元に置いていて、破裂→引火の事故・・・たまにニュースになってますよね。

小さい物なのでポンっと何気なく置いてしまいがちなんだと思います。

必ず熱源から離れた場所で保管するようにしましょう。

 

10)テントの風対策は施されているか

テントが舞い上がることで、調理中のガス機器に影響が出る可能性があります。

テントは設営したら真っ先に風対策を施すようにしましょう。

11)消火器(10型以上)が設置されているか

どんなイベントでも、消火器の設置は必須です。

移動販売・露店販売をお考えの方は、必ず1本は持っておいてください。

 

また消火器のタイプは「10型以上」と決められています。

購入の際は、消火器の種類を間違えないようにしてください。

12)&13)発電機や携行缶は日光の当たらない場所に置かれているか

発電機の使用についても注意が必要ですね。

これらは直射日光の当たらない場所に置いておく必要がありますし、必要であればロープを張って「立ち入り禁止」の警告を表示しておくなどの対策が求められるようです。

但し、現在は発電機自体の使用が禁止されているイベントも結構あります。

使わないで済むなら、なるべく使わないようにする方向で考えてみてもいいかもしれませんね。

まとめ

以上が消防署による火気の取り扱いチェックポイントです。

何度も言いますが、規定された通りの対策を怠ると、最悪の場合当日出店できないこともあり得ます。

昔と違い、今は消防署のチェックも厳しくなっていますので、これを機に火器の安全対策も万全に整えておくようにしましょう。