移動販売の許可ってどんな感じ?埼玉県の保健所の基準を徹底解説!

こんにちは♪クレープの移動販売店オーナー@YUKOです☆

 

今日は埼玉県の移動販売に必要となる許可の取得方法とその基準について、詳しく解説していきます。

 

尚、営業許可証の取得基準は販売を希望される地域の保健所によって全く内容が異なりますのでご注意下さい。

参照:移動販売の許可を取るには、都道府県ごとの申請が必要です!

 

【確認元】

埼玉県庁 :保健医療部 食品安全課 食品保健担当 

      (電話:048-830-3608)

川口保健所:TEL 048-262-6111

 

 

 埼玉県内「営業許可エリア」の内訳

 埼玉県内の全ての地域で販売を希望される場合は、上記の4つの地域ごとに営業許可証を取得する必要があります。

 

どういうことかご説明しますね。

 

仮に「川越市」での営業許可を取得できたとします。ですがその許可を使って、「越谷市」で販売することはできないという意味です。

 

「越谷市」での販売を希望される場合は、新たに越谷市の保健所に行って許可を取得し直す必要があります。

 

このように、許可を取ったからと言って日本全国どこでも販売できるわけではありません。保健所の許可を取得する場合は、どのエリアでの営業が可能なのか確認してから取得するようにしましょう。
 

 

埼玉県での営業許可証取得条件

同一車両で取得できる営業許可証は1種類のみ

 

埼玉県では同一車両での営業許可証は基本的に1種類のみです。

つまり↓、

飲食店営業(焼きそば・から揚げ・サンドイッチ・おにぎり・コーヒー等ジュースの販売・お弁当など)

菓子製造業(ワッフル・クレープ・パンなど。ただし、アイスクリームの販売は「喫茶店営業を取得する必要あり。)

喫茶店営業(珈琲・コーンやカップに盛り付けたアイスクリームの販売など、極々簡易な調理過程で済むもの。)

 

3つの営業許可証の中で、どれか1種類しか取得できないということ。その理由は「衛生保持に必要な施設基準を同一車両内で確保することがスペース的に難しいから」とのことでした。

 

例)スープ(飲食店営業許可証)とクレープ(菓子製造業営業許可証)を同一車両で販売することは不可。

例)珈琲(飲食店営業許可証)とたこ焼き(飲食店営業許可証)の販売は可能。

 

但し、例外も認められます

 

菓子製造業の適用品目の販売に加えて、珈琲やジュースのドリンク・カップやコーンに盛り付けたアイスクリームも扱いたい場合は「菓子製造業」と「喫茶店営業」を同時に取得することが可能です。

 

これは、珈琲やジュース(既製品をカップに注ぐ場合)の販売に必要な調理過程が、極々簡易であることが理由で、兼用で取得しても衛生上問題がないと判断されるためです。

例)ワッフルとコーヒーを販売する場合は、「菓子製造業」と「喫茶店営業」を同時に取得することで販売可能。

車内の施設基準は「菓子製造業」の施設基準のままでOK。

   

因みに、クレープに既製品のアイスクリームを盛り付けて、販売することは「菓子製造業」の許可の範囲で認められるとのこと^^「喫茶店営業」を取得する必要はありません。

 

許可証の範囲なら、何品目でも販売可能

 

許可証の範囲内であれば、販売する品目は何品目でもOKです。

【例】

飲食店営業許可証を取得して、たこ焼き屋さんを開業。その後フランクフルとから揚げとポテトもメニューに追加。

思ったほど売れなかったためそれらのメニューを全て辞め、ハンバーガーとサンドイッチ・コーヒーを売るカフェとして再スタートさせる。

ということでも全然OKだということです。

   

仕込み場所

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仕込み場所は「店舗等の営業許可証を取得した施設と同等の設備を有する施設で行うこと」が義務付けられていますので、下記に示す移動販売施設基準をみたし、実際に保健所の職員が許可した車内(キッチンスペース)であれば、仕込みから販売に至るまで車内で行っても構わないとのことでした。

 

ですので、営業許可申請書の「仕込み場所」の欄には

・営業許可証を有する施設の住所

・移動販売車内

 

のどちらかを記載することになるそうです。書き方の詳細は、保健所にて指導してもらってください。

 

 販売車内の「設備」の基準

シンク(流し台)を2槽設置する

 

手洗い設備3

手洗い専用のシンクを一槽、それ以外の洗浄用にもう一槽、合計ニ槽のシンクを設置すること。使い捨ての容器を使用することが前提です。

*但し繰り返し洗浄して使用する食器の場合は、もう一槽別のシンクが必要になりますので、車内に計3槽設置してください。

 

手洗い用石鹸・消毒液の設置

これは販売を始めれば当然設置すると思いますが、営業許可証の取得の際に実際に設置している様子を写真に収める場合もありますので、許可証取得の段階で用意しておき、申請当日も念のため持参してください。

 

貯水タンク40L

手洗いやその他の洗浄に使用する水を、車内に積んでおく必要があります。その容量は飲食店営業・菓子製造業どちらも40L以上と定められています。(40L分積んでおけばOK)

 

但し、繰り返し普通の食器を洗浄して使用する場合は、100L以上必要です。

 

 

排水タンク40L

給水タンク同様、排水タンクも40L必要です。シンクから出ている排水ホースを、タンクに差し込む形で使用します。

 

冷蔵・冷凍庫

保冷の必要な食材を取り扱う場合は設置が義務付けられています。

例えばブラックの珈琲しか販売しない場合は必要ありませんが、牛乳を入れてカフェオレとして販売する場合は牛乳保冷用として冷蔵庫が必要です。またアイスクリームの販売であれば、冷凍庫の設置は必須ですよね。

 

冷凍庫までは必要ないにしても、冷蔵庫の設置はほとんどの品目で必要になるのではないでしょうか。

 

冷蔵庫の大きさもいろいろありますので、そのあたりは販売品目によって調整が必要ですね。

 

常時発電できるシステムが必要

移動販売車で現地に向かう運転中も、エンジンを切った後も常時冷蔵庫を稼働させることが義務付けられています

 

参照:車で使える冷蔵(冷凍)庫の選び方 決定版!

参照:車で冷蔵庫を稼働させる方法|サブバッテリー・インバーターについて

そのため、一般的によく使われるのが「車載用冷蔵庫」なのだそう。エンジンを切った後の電力は現地で調達できるようにして、走行中のみ車のバッテリーから電源をまかなうようにすればOKです。(エンジンを止めるとバッテリーはどんどん減っていき、そのうちなくなってしまいますので・・・。)

 

 常時温度を確認できる温度計が必要

冷蔵庫内の温度が適正であることを冷蔵庫の外から確認できる必要があります。そのため、温度センサーがコードの先についていて、離れた場所の温度を検知することのできる「隔測温度計」を設置してください。

 

Macks.i 小型 デジタル 温度計 部屋、車内、冷蔵庫、水槽の温度管理に
by カエレバ

 

 

蓋つきのゴミ箱

市販品でOK。車内で出た廃棄物が収まる大きさのものを用意すること。

 

換気扇はあった方が便利

 

 換気扇については、埼玉県では設置義務はありません。ですが私の経験上、4月~10月までの気温の高い時期の販売には、換気扇は必須なのではないかと思っています。

 

車って金属で囲われている上に車内に熱がこもりやすいのです。そして怖いのが「熱中症」。少しでも快適な販売ができるようにするために、換気扇の設置をおろそかにすべきではないと思います。

 

設置されることを強くオススメします。

露店営業(テントでの販売)について

ワンタッチテント

埼玉県では、花火大会など大きなお祭りで年に1回程度、単発で開催されるイベントでの販売に限りテント(露店)での販売が認められます。

 

臨時出店届を提出することでその日一日の販売が許可されますが、あくまで「臨時」の許可証ですので、移動販売のような継続した販売は不可能です。

 

つまり埼玉県での屋外での継続した販売の場合は、「移動販売車」での販売以外に方法がないということなんですね。

 

*臨時出店での販売品目としては、ごく一般的な品目(昔から屋台によくあるようなベビーカステラ・たこ焼き・クレープ・リンゴ飴など)であれば大抵許可されるとのことでした。

 

臨時出店届については埼玉県のホームページでご確認ください。

https://www.pref.saitama.lg.jp/b0701/syokuhin-bazar.html

 車両を製作する前に、必ず保健所に相談を!

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以上が埼玉県での移動販売に必要な基準となります。ただし、販売品目が個々に異なるため、記載した内容と実際の保健所での指導は多少異なる可能性があります。

 

・製作予定車両(改造車両)の写真

・ 調理場レイアウト予定図

を持参し、移動販売車の製作を始める前に確認してもらうようにしましょう♪