移動販売の許可を取る為に必要な「愛知県の基準」をまるっと教えます

こんにちは♪クレープの移動販売店オーナー@YUKOです☆

 

今日は移動販売に必要となる許可の取得方法とその基準について、愛知県の場合を例に挙げて詳しく解説していきます。

 

尚、営業許可証の取得基準は販売を希望される地域の保健所によって全く内容が異なりますのでご注意下さい。

参照:移動販売の許可を取るには、都道府県ごとの申請が必要です!

 

【確認元】2016年12月5日現在

愛知県 瀬戸保健所:0561-82-2196

 

 

愛知県内「許可エリア」の内訳

愛知県の場合、一度取得した営業許可証は県内どの場所での営業でも、その許可が有効です。

 

但し愛知県以外での販売を希望される場合は、改めて営業許可証を取り直す必要がありますのでご注意ください。

参照:ご存知ですか?移動販売の営業許可は、都道府県ごとの申請が必要です!

 

愛知県内で「許可を申請する保健所」を探す方法

 

①愛知県内に住所がある方

「車両の保管場所となる住所地」を管轄する保健所で申請すること。

②県外に住所がある方

「愛知県内で最初に販売する出店先住所」を管轄する保健所で申請すること

 

該当する住所が、どの保健所の管轄になっているのか知りたい方は、こちらのサイトにて各々ご確認ください。

厚生労働省 保健所管轄区域案内

 

キッチンカーの許可取得の注意点2つ

注意点1:同一車両で取得できる許可には制限があるかも?

 

愛知県では販売品目によって、複数の営業許可証の取得ができない場合があります。

どういうことなのか、ご説明しますね。

飲食店営業(焼きそば・から揚げ・サンドイッチ・おにぎり・コーヒー等ジュースの販売・お弁当など)

菓子製造業(ワッフル・クレープ・パンなど。ただし、アイスクリームの販売は「喫茶店営業を取得する必要あり。)

 

移動販売の場合、主に上記の2つの許可証のうちのどれか一つ、もしくは二つ同時に取得することになると思います。

例えばクレープを販売する場合は、

 

・デザート系のクレープ販売用に「菓子製造業営業許可証」

・惣菜系クレープ販売用に「飲食店営業許可証」

 

という風に、2種類の許可証が必要になります。この場合、同一車両にて二つ同時に営業許可証を取得することは可能だとの回答でした。

 

ですが例えばクレープとたこ焼きを同一車両で販売する場合など、同じ施設(=車両)で調理することが不適切だと判断される場合はもしかすると2種類(飲食店営業と菓子製造業)の許可証取得はできないかもしれないとのこと。

 

どの品目がOKでどの品目がダメ、という具体的な決まりはありません。

 

過去の事例や調理環境(=車のキッチン部分の環境)等を考えて、保健所の担当者が総合的に判断されるとのことです。

 

担当者の裁量によって左右されるってことですよね。。

 

ん~・・・・って感じですが、それが基準だと言われれば、従うほかありませんね。。

注意点2:自宅での仕込みはNG!

 

愛知県の場合、営業許可を取得した車両内であれば、仕込みから販売に至るまで車内で行ってもOKとのことでした。

 

但し 自宅での仕込みはNGです。

 

仕込み場所についてはこちらの記事でも詳しく解説しています。愛知県以外での営業をお考えの場合はこちらも参考にしてください。

参照:移動販売の許可のための「仕込み場所」とは?

 

 移動販売車の許可取得に必要な設備5つ

設備1:運転席とキッチン部分の間仕切り

Bullicafe-2・320x180

例えば軽バンタイプの車↑の場合、後部座席の部分で調理することになるため、本来だと運転席とキッチン部分との間に仕切りがありません。

 

そのような車両の場合には、両者を仕切るための壁を設置する必要があります。

 

材質はアクリル板・木(水を通さない加工が施されたもの)等で制作される場合が多く、布やカーテンでの間仕切りはNGとのことでした。

 

更に、隙間がないようにふさぐ必要があるため、シーリング材等で隙間を無くす加工を施しましょう。

 

私の乗っている軽貨物車↓のように、もともと運転席との間に仕切りがある車両の場合はこの加工は必要ありませんね。

Creperie-CUORE

 

設備2:シンク(流し台)を3槽設置

手洗い設備3

 

・手洗い用シンク

・洗浄用シンク

・消毒用シンク

 

合計3つのシンクを設置する必要があり、車に固定されている必要があります。

 

 

大きさや材質には規定はないので、目的がきちんと達せられる大きさであればOKとのことでした。

設備3:給水タンク・排水タンク

手洗いやその他の洗浄に使用する水として、「18L程度を用意しておいてください。」とのこと。

 

愛知県の場合、飲食店営業・菓子製造業共に「容量」の規定はないようですので、給水用・排水用(汚水保管用)共に18L程度のタンクを載せてください。

 

吐水口は1個でOK

シンクは3つ必要ですが、吐水口(=蛇口)は1個でもOKとのことでした。

dsc_1539【アタシのめっちゃ下手な絵で、失礼イタシマスw】

つまりポリタンク1個に蛇口を一個取り付け、その蛇口が各シンクそれぞれで使える仕組みになっていればOKってこと。

 

汲み上げ式の電動ポンプを使った給水システムで対応する方が、調理スペースの邪魔にならずに済みそうですけどね。

 

設備4:冷蔵・冷凍庫

保冷の必要な食材を取り扱う場合は冷蔵・冷凍庫の設置が必用です。

 

例えばブラックの珈琲しか販売しない場合は必要ありませんが、牛乳を入れてカフェオレとして販売する場合は牛乳保冷用として冷蔵庫が必要です。

 

またアイスクリームの販売であれば、冷凍庫の設置は必須ですよね。冷凍庫までは必要ないにしても、冷蔵庫の設置はほとんどの品目で必要になるのではないでしょうか。

参照:車で使える 冷蔵庫(冷凍庫)の選び方 決定版!

 

常時温度を確認できる温度計も忘れずに!

冷蔵庫内の温度が適正であることを冷蔵庫の外から確認できるように、「隔測温度計」を設置する必要があります。

 

Macks.i 小型 デジタル 温度計 部屋、車内、冷蔵庫、水槽の温度管理に
by カエレバ

 参照:ご存知ですか?移動販売車の冷蔵庫には温度計の設置が義務付けられています!!

 

設備5:その他の備品

 

その他、細かい備品として必ず搭載しないといけないものが下記の5つです。忘れずに用意するようにしましょう。

 

①手洗い用石鹸(「キレイキレイ」みたいなのでOK)

②ペーパータオル(手拭き用)

③手指消毒液

④蓋つきのゴミ箱

⑤衣装ケース(食品包装資材保管用)

 

できれば換気扇を取り付けるべきです!

 換気扇については、愛知県では設置義務はありません。ですが私の経験上、4月~10月までの気温の高い時期の販売には、換気扇は必須なのではないかと思っています。

 

車って金属で囲われている上に車内に熱がこもりやすいのです。そして怖いのが「熱中症」。少しでも快適な販売ができるようにするために、換気扇の設置をおろそかにすべきではないと思います。

 

設置されることを強くオススメします。

 

愛知県内では「露店営業許可証」の取得も可能です!

 

露店営業についても詳細を伺うことができたので、ご紹介します。愛知県では、テント(露店)での販売も認められます。

 

その際に取得する許可証の種類は下記の二つ。取り扱い商品によってどちらの許可証に該当するか判断されます。

 

飲食店営業(クレープ<惣菜系>・焼きそば・から揚げ・サンドイッチ・おにぎり・コーヒー等ジュースの販売・お弁当など)

菓子製造業(クレープ<デザート系>・ワッフル・綿菓子・かき氷など。)

 

露店営業許可証取得に必要な設備4つ

設備1:テント(ワンタッチタープテント)

大きさの指定はありません。ただしテントの両サイドと背面の三方(左右及び後面)は、必ずビニール製の幕で囲ってください。

 

テントの詳細については、下記の3つの記事を参照してください。

参照:マルシェ・イベント出店でフル活用!私のオススメNO.1のテントはこちらっ!

参照:マルシェ・イベント出店で使用するテントを「一人」で設置する方法と風対策について

参照:マルシェ・イベント出店だけじゃない!?|移動販売でテントを120%活用する方法5つ

 

商品によってはテントが二つ必要?!

飲食店営業・菓子製造業の両方を取得することができますが、その場合はテントを別々(飲食店営業用に一張り・菓子製造業用に一張り)に用意する必要があります。

 

テント一張りで販売する場合は半分を幕で仕切り、飲食店と菓子製造業別々の空間として販売する必要があるとのことでした。

 

下記に営業許可証取得(露店)のために設置すべき備品について解説しますが、それらも全て飲食店用と菓子製造業用専用で用意することになりますのでご注意ください。

 

設備2:手洗い・消毒設備

dsc_1554

移動販売車の設備同様、露店営業の場合も下記の通りの備品が必要になります。

 

・手洗い用洗剤・ペーパータオル

・アルコールスプレー

・18L程度の給水タンク

・18L程度の排水タンク(汚水を持ち帰るため)

・バケツ(手洗いの際の受け皿として) 

dsc_1558

但し、シンクを用意する必要はありません。こんな感じでシンクの代わりに汚水を受けるバケツで代用しても構わないとのことでした。

 

私はこんな感じ↑で、バケツにちょうど合う大きさのプラスチックの鉢を重ねて使っています。

 

これを重ねて使うことで、手を洗った時に水の跳ね返りがありません。少々の汚水なら、このまま持ち帰れば車の揺れでも汚水がこぼれることなく持ち帰り可能です。

設備3:包装資材・使い捨て容器 収納用ケース

販売時に食べ物を入れる容器・お箸・フォーク・ストローなどの消耗品を清潔に保管するための容器として「衣装ケース」入れ物が必要です。

衣装ケースでOKとのこと。

大きさに指定はありませんが、それらを収納できるきちんとした大きさのあるものを選びましょう。

設備4:ゴミ箱

ゴミ箱はお客さん用ではなく、テント内で設置するゴミ箱のことです。

但し、蓋つきの物であること。

大きさの指定はありませんが、調理で出たごみをきちんと捨てられる適正な大きさのものを選んでください。

 

最後に

 

以上が愛知県での移動販売に必要な基準となります。

 

愛知県での移動販売は、果物や生野菜の使用・車両での包丁を使ったカットが可能です。

 

それだけに、車両キッチン部分の設備に関しては、他府県よりもしっかりとした作りになっていることが求められている気がします^^

 

愛知県ってクイックデリバリー等の大型トラックを改造した移動販売車両が多いのですが、それはやはりこれらの施設基準を満たすために、どうしても大きな車が必要になってしまうということなのかも・・・。

 

尚、販売品目はオーナさんによって異なるため、この記事に記載した内容と実際の保健所での指導は多少異なる可能性があります。

・製作予定車両(改造車両)の写真

・ 調理場レイアウト予定図

を保健所に持参(もしくはFAX)し、移動販売車の製作を始める前に必ずチェックしてもらうようにしましょう♪