クレープの移動販売

クレープ作りに冷凍ホイップクリームが最適な理由4つ。

 

 

ほとんどのクレープ屋さんでは「冷凍ホイップ」が使用されています。

「自分で泡立てた生クリームの方がおいしいんじゃないの?」

「簡易な冷凍ホイップを使用するなんて、何だか安っぽい・・・・。」

 

といった否定的な見方もあるかもしれませんが、クレープ屋さんで冷凍ホイップが使われているのにはちゃんと理由がるんです。

 

今日はクレープの現役移動販売店オーナーが、クレープづくりに冷凍ホイップが最適な理由について解説したいと思います。

生クリームとホイップクリームの違い

 

そもそも生クリームとホイップクリームはまったく別のものです。

whippedcream

生クリームは牛乳から作られた動物性のもの。ホイップクリームは植物性脂肪から人工的に作られたもので、かなり安価で手に入ります。

どちらもケーキやお菓子の製菓材料として使用されますが、その風味や食感は全く違ったものなんです。

 

乳本来のコクと風味でホイップクリームに勝る生クリームですが、ふんわり感や軽さ・あっさりした後味という点ではホイップクリームに軍配が上がります。

 

目指す仕上がりに一番適したものはどれなのかということですので、生クリームとホイップクリームのどちらが勝る・劣るという話ではないのです。

 

中には生クリームとホイップクリームの両方を組み合わせて、コクと軽さを兼ね備えた商品もありますし、作り手の好みでクリームを使い分けるようにするのがいいと思います。

 

 

クレープにはなぜ冷凍ホイップが使われているのか

クレープ屋さんで冷凍ホイップが使われている理由は主に4つあると思っています。

 

もちろんこれは各クレープ屋さんに聞いて回ったわけではありませんが、実際に私が約6年間(2016年8月現在)営業してきた経験から言えることですので、おそらくどこも同じ現状に直面しているはずです^^

 

1、安価で手に入る

 

まずはどう考えてもこれですよね~。原材料費が安いに越したことはありません。

 

ただ、安ければそれでいいという問題ではありませんので、その中でも自分なりに吟味する必要はあると思っていますし、私が現在取り扱っているホイップクリームだって過去にありとあらゆるホイップクリームを食べて使ってみた結果一番いいと感じたものです。

 

今後販売価格が改定されたとしても、よほどの値上げでない限り変えるつもりはない!!ってくらい、冷凍ホイップの中では美味しいと思っています☆

 

2、保形性が圧倒的にイイ!

 

保形性というのは、形を保ち続ける力のこと。

生クリームはホイップクリームに比べて風味もコクも食感も圧倒的に勝っていますが、この「保形性」に関してはかなり劣ります。

 

クレープの生地でホイップクリームを包み、且つ手で持ってお客様に召し上がっていただくためには、中に詰めるクリームそのものに一定以上の保形性があることが求められます。

whippedcream2

【泡立てた生クリーム↑。市販の冷凍ホイップであればこの写真以上の保形性が確保される】

生クリームを使用した場合、泡立ててすぐの生クリームであればそこそこ形は保たれるかもしれませんが、それ以降はダレてしまってとても売り物にはならないはずです。

 

ましてやその場で食べてもらうのではなく、持って帰って食べられるお客様の場合、帰宅される頃には生クリームはドロドロ。。。

 

商品としての価値はゼロかそれ以下になっているのではないでしょうか。(保冷材などを詰めてガンガンに冷やしてお渡ししたとしても、夏場では厳しいかもw)

 

ケーキにデコレーションされた生クリームが形を保っている理由は、スポンジ生地の中に生クリームの水分が移行してクリームの水分が少なくなるからです。

 

もう一つは冷蔵庫で保冷し続けるので、形を保つのに必要な温度が確保される環境だから。

 

クレープのように、外気温にさらされる時間が長い商品の場合、生クリームはどうしてもダレてしまいますのでその点は大きなデメリットとなります。

 

*ホイップクリームは添加物によって保形性が保たれているのだと思われますが、生クリームの中にも保形性が改善された商品は存在します。

但し、冷凍ホイップに勝る保形性は確保できないはずですのでご注意くださいmm

 

3、衛生面で安全

添加物が入っているということは、健康という面ではいかがなものかと考えてしまう点もあるかもしれませんが、私たちが販売するものは人の口に入るもの。

提供する食品の安全は十分に配慮しなければいけません。

 

その点を踏まえると、安心して使えるのはやはり衛生面が保たれた施設で製造された「冷凍ホイップクリーム」だといえます。

 

また、移動販売という業態においてはそもそも「冷凍ホイップクリーム」以外のホイップクリームの使用は保健所で禁止されているはずです。

 

この点について気になる方は、各保健所(ご自身の営業予定地管轄の保健所)に問い合わせてみてください。

 

4、泡立て・保管がめちゃめちゃ大変

 

例えば100個分のクレープを作るとします。(土日祝日の春・秋の移動販売だったら、このくらいは売れると思うので現実的な数です。)

私の場合だとクレープ1個につき約30gのホイップクリームを使用しているのですが、ざっと計算してみたところ生クリームを一から泡立てたものを使いたい場合、約3Lをイチから泡立てる必要が出てきます。

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そして空気を含んで量の増えた生クリームを、口金付きの袋に手で詰めていかなければいけません。

 

生地やトッピングの仕込み以外に、生クリームの仕込みまで必要となると、現実的には相当難しいはずです。

 

実際に生クリームを使ったクレープを提供されているお店(実店舗)もあるそうなのですが、そのやり方を維持していくとなるとまず一人では無理でしょうね。

 

仕込みってホント、大変なのですww

解凍と保冷の仕方が、冷凍ホイップの品質を決める?!

 

  • 安価であること
  • 保形性に優れていること
  • 衛生面で安心・安全であること
  • 泡立て、保管がめちゃめちゃ大変なこと

 

以上の4つのポイントを踏まえて考えると、これからクレープの移動販売を始められる方にはぜひとも冷凍ホイップの使用をお勧めしたいところです。

 

参照:冷凍ホイップ17選 -比較に役立つ7つのチェックポイント付き-

 

ただし、いくら保形性に優れた冷凍ホイップでも解凍方法・冷凍方法をおろそかにしていると、せっかくの冷凍ホイップのクオリティが台無しになってしまいます。

 

解凍して絞ってみるとクリームがドロドロに・・・・。

 

そんな失敗をしないために、次の記事では冷凍ホイップの品質を損なわないための上手な解凍・保冷の仕方について解説していきたいと思います。

>>>次の記事
冷凍ホイップを上手に解凍しないとドロッドロになりますよ